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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10057AV

有価証券報告書抜粋 岩崎電気株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループ(当社及び連結子会社)は、光テクノロジーを通して豊かな社会と環境を創造するために、「環境への配慮」「明るさの質」などの社会的要請にお応えする新光源や新材料の基礎研究を進めるとともに、「光」の機能と特性を活かした各種商品の開発、さらには生産技術の革新をめざす研究開発を行っております。光の持つ潜在力を究め、照明事業ではLED照明を柱とし、光応用事業では殺菌・滅菌やFPD関連事業の展開に注力する「光・環境カンパニー」として、省エネルギー推進と安全・安心の環境づくりに貢献するため積極的な研究開発に取り組んでおります。
研究開発体制は、まず新技術開発部において材料研究課、光源技術開発課、及び光応用技術開発課でおのおの基礎・応用技術の研究と開発に取り組んでおります。また、商品開発・設計を担当する製造部門では、照明事業と光応用事業合わせて6部門に開発(設計)課を置いて新商品開発に注力しております。さらに、新しい照明設計手法によるエネルギー節減を推進する照明研究課では、光環境評価の研究開発を行っております。これら社内各部署の調査・研究や商品開発を取りまとめる商品戦略部では、国内及び海外のグループ各社との密接な連携と協力により効率的な研究開発を進めて参りました。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、照明事業219百万円、光応用事業176百万円の合計395百万円です。
なお、各セグメントにおける研究開発活動は以下のとおりであります。

LED照明の本格普及期を迎え、主力LED製品の性能アップの開発を行うとともに、新技術を取り入れた新たな分野へのLED製品の開発を積極的に行いました。LEDランプでは、屋外照明器具にLEDランプを使用できる範囲を拡大し、ランプ交換による省エネを推進すべく、投光器用の「LEDライトバルブF」と、道路灯用の「LEDライトバルブS」を開発しました。
LED照明器具では、大型スタジアム照明やプロ野球のナイター照明にも対応可能な高出力形LED投光器LEDioc FLOOD DUELL(レディオックフラッドデュエル)の更なる小型化・高出力化の開発を行いました。また、軽量な中形投光器で既設の水銀ランプ投光器のリニューアルに最適なLEDioc FLOOD SPOLART(レディオックフラッドスポラート)シリーズを開発しました。
道路灯関連では、株式会社アグリライト研究所(山口大学農学部発ベンチャー企業)、山口大学農学部山本晴彦研究室との共同研究で、「夜間照明による農作物の生育に影響のない光」技術を取り入れた光害阻止LED照明器具LEDioc LUMIINE™(レディオックルミーネ)を開発しました。夜間照明の設置は、夜間の事故防止や犯罪抑止など地域の安全・安心のために必要なものですが、その一方で隣接する田畑では夜間照明によってイネの生育に遅れが生じるなど、農業生産者の収入に影響があるといわれています。LEDioc LUMIINE™は、この影響を軽減することで適切な夜間照明を行いながらも農作物の生育に影響のない「地域住民の安全・安心」と「農業生産者の安心」の両立を実現しました。
また、業界トップクラスの広スパン配光、軽量・コンパクト、低価格なLED防犯灯LEDioc STREET 10VA(レディオックストリート10ブイエー)の開発を行いました。これは、蛍光ランプ20W×1灯用防犯灯と同等以上の明るさを維持しながら消費電力を約60%削減し、かつ電灯料金区分が40VA契約から2ランク下の10VA契約となり電気料金の抑制を可能にしました。
その他の照明関連製品や制御システム及び照明設計・評価ソフトについても、引き続き長年培ってきた光技術を基礎とする研究開発を継続しております。

無水銀・高照度・熱ダメージ軽減の特徴を有するパルスドキセノン照射システムにおいて、プリンタブルエレクトロニクス用途を対象にした更なる最適化をめざし、ランプ、電源装置、照射装置の高効率化と高出力化の研究を重ねてきました。
この技術は、同時に殺菌用途にも展開可能であり、微生物の種類や被照射物の形状に対応する効果的な方法も検討してきました。
紫外線硬化分野では、高精細な液晶パネルを製造するプロセスで必須になりつつある光配向UV照射装置において、そのプロセスの生産性(タクトタイム)を向上すべく、より多くの光量が得られる大電力・電源装置及びランプの開発に取り組みました。
非照明のLED応用では、主に印刷用途のUV-LED硬化装置における高照度化の開発を行いました。UV-LEDの長所と短所を見極めながら、各市場に最適化したLED応用の研究を継続しております。
一方、環境に優しいランプユニットの開発も進めております。無水銀―無電極UVメタルハライドランプユニットは他社にない製品として今後、アプリケーション開発を実施する予定です。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01886] S10057AV)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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