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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ANLU

有価証券報告書抜粋 岩崎電気株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループ(当社及び連結子会社)は、光テクノロジーを通して豊かな社会と環境を創造するために、「環境への配慮」「明るさの質」などの社会的要請にお応えする新光源や新材料の基礎研究を進めるとともに、「光」の機能と特性を活かした各種商品の研究開発を行っております。光の持つ潜在力を究め、照明事業ではLED照明とそれらの制御を柱とし、光・環境事業では殺菌・滅菌及び印刷ならびにディスプレイ関連事業に注力して、省エネルギー・省力化推進と安全・安心の環境づくりに貢献するため積極的な研究開発に取り組んでおります。
研究開発体制は、まず新技術開発部において材料技術開発課及び応用技術開発課でおのおの社外研究機関の協力を得つつ、基礎・応用技術の研究と開発に取り組みました。また、商品開発・設計を担当する製造部門では、照明事業と光・環境事業合わせて7部門に開発(設計)課を置いて新商品やシステム開発に注力して参りました。さらに、LED特有のグレア(まぶしさ)等の課題解決を推進する照明研究課では、国家機関からの補助事業を含め光環境評価を主とした研究開発を行いました。これら社内各部署の調査・研究や商品開発を取りまとめる商品戦略部では、国内及び海外のグループ各社との密接な連携と協力により効率的な研究開発を進めて参りました。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、照明事業243百万円、光・環境事業176百万円の合計419百万円です。
なお、各セグメントにおける研究開発活動は以下のとおりです。


当期は、スポーツ施設を中心とした照明制御システムの開発を積極的に行うとともに、屋外及び施設用を中心に省エネルギーの要請に応えるLED商品の開発を行いました。
照明制御システムは、工場、体育館、スポーツ施設等の照明コントロールを行う照明制御盤「ITACS L(アイタックスエル)システム」の最新バージョン「ITACS LC(アイタックスエルシー)」を開発しました。タッチパネル制御や初期照度補正機能などの従来機能に加え、他の照明制御の各種コントローラとの連動により、一つの制御盤で複合的な照明制御システムの操作を可能としました。また、カラーLEDによる演出照明の制御も行えるように、DMXコントローラやフルカラー投光器も合わせて開発を行いました。
屋外用LED商品では道路灯はコンパクト、軽量化の新シリーズLEDioc(レディオック)ロードS、防犯灯はLEDioc(レディオック)ストリート20VAを開発、投光器は短い出幅でもサインボードをきれいに照らす看板灯LEDioc(レディオック)アーバンビューダイレクトを開発しました。施設用LED商品ではコンパクトで軽量化を実現したLED一体形の防爆形照明器具を開発しました。
また、ランプでは、工場等で使用される高天井用のLEDランプであるLEDアイランプSPのモデルチェンジに伴う開発を行うとともに電源内蔵形のLEDアイランプシリーズの高出力タイプの開発を行いました。
今後は、さらに照明器具の高機能化を進め照明システムとしての展開を図るなど研究開発活動に取り組み、製品の拡充を行って参ります。


光・環境事業では殺菌・滅菌、印刷、ディスプレイ関連事業等の展開に注力する「光・環境カンパニー」として、省エネルギー推進と安全・安心の環境づくりに貢献するため継続的に研究開発に取り組んでおります。
殺菌・滅菌事業では、水銀を使用しないキセノンフラッシュランプ及び照射装置の開発を続け、高効率と長寿命を両立した殺菌装置を実現しました。また、キセノンフラッシュ殺菌装置において菌の種類や被照射物の形状に応じた適正照射条件の研究も並行して進めました。
印刷市場では、UV-LED照射装置の高照度化・大光量化の開発を終え、従来比3倍以上の光学性能を達成し、従来のUV-LED装置では実用的に難しかったニスの乾燥も実現しました。今後も継続して更なる効率化に取り組んでいきます。
ディスプレイ市場では、ディスプレイに使用される各種フィルムの機能性コーティング硬化用としてUV-LEDを使用した硬化装置の開発に加え、小型・軽量化を目指したUVランプ硬化装置の開発にも並行して取り組みました。フレキシブルディスプレイ製造プロセスでは、大型基板に対応するため、更なる照射範囲の拡大、高効率化、長寿命化を目的としたキセノンフラッシュ照射装置の研究開発を行いました。
電子線(EB)照射装置の研究においては、電子線発生源から装置構造まで抜本的に見直し、廉価で可搬可能な小型EBラボ機を開発しました。
今後も各市場トレンドに合致し、紫外線から赤外線までの電磁波エネルギー、及び電子線を利用したユニークな産業機器の研究・開発活動を行って参ります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01886] S100ANLU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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