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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G9YD

有価証券報告書抜粋 岩崎電気株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループ(当社及び連結子会社)は、“新たな光で未来を照らす”をスローガンとし、光テクノロジーを通して豊かな社会と環境を創造するために、「環境負荷低減」「IoT技術を用いた照明制御」などの社会的要請にお応えする新技術や新材料の基礎研究を進めるとともに、「光」の機能と特性を活かした各種商品の研究開発を行っております。光の持つ潜在力を究め、照明事業ではLED照明のラインアップ拡充と、更なる省エネルギーや光の質を向上させる演出が可能な制御システムを柱とし、光・環境事業では殺菌・滅菌及び環境試験、UV硬化関連事業に注力して、これからも安全・安心な社会への貢献と更なる省エネルギー・省力化の推進が可能となる商品作りのため、積極的な研究開発に取り組んで参ります。
研究開発体制は、まず新技術開発部においては、よりお客様の声を反映した商品作りのためのニーズ調査の強化を図り、新しい技術開発に取り組み、得られた成果を新たな機能をもつ商品展開へ提案してまいりました。また、商品開発・設計を担当する事業部門では、照明事業と光・環境事業各々に開発(設計)課を置いて商品開発やシステム開発に注力して参りました。
これら社内各部署の調査・研究や商品開発を取りまとめる企画・推進部門では、国内及び海外のグループ各社との密接な連携と協力を図り、より効率的な研究開発を進めて参りました。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、照明事業224百万円、光・環境事業233百万円の合計458百万円です。
なお、各セグメントにおける研究開発活動は以下のとおりです。


当期は、照明制御システムの機能性向上の開発を積極的に行うとともに、屋外及び施設用を中心に省エネルギーの要請に応えるLED商品の開発を行いました。
照明制御システムでは、国際規格の通信仕様であるDALI(Digital Addressable Lighting Interface)に対応し、工場、体育館、スポーツ施設等の照明コントロールを行う「ITACS-DSシステム」、「ITACS-DMシステム」の開発を行うとともに、DALI対応のLED高天井器具「LEDioc(レディオック)ハイベイシータ」もラインアップしました。また、IoT技術を用いた照明制御として、IoT照明コントローラ「Link-Core(リンク コア)」とIoTスマートスイッチ「Link-S2(リンク エスツー)」を開発しました。
屋外用LED商品において、トンネル照明器具では「LEDioc(レディオック)トンネルKAEシリーズ」に「小断面トンネル向け」のラインアップ拡充を行いました。また、従来の低圧ナトリウムランプ用トンネル器具と一対一で代替可能な小形・軽量で省エネ特性に優れた「LEDioc(レディオック)トンネルKAENシリーズ」を開発しました。公園・街路用器具では「TOLICA-L(トリカ-エル)」のオプションを拡充し、様々な景観への調和を可能としました。投光器は主力であるLEDioc(レディオック)フラッドネオシリーズの高出力タイプの開発を行うとともに、独自の反射鏡設計により眩しさを抑えた高照明率を有するLED投光器「LEDioc FLOOD ZEST(レディオック フラッド ゼスト)500/1100クラス」を開発しました。
工場などの施設用LED商品では防爆エリアや製鉄所向けなど、特殊環境向けの商品開発を積極的に行いました。防爆エリアでは「防爆形塗装ブース用LED照明器具」、国内業界初となる「防爆形クリーンルーム用非常用LED照明器具」、製鉄所向けなどの高温環境向けでは70℃でも使用可能なLED高天井器具「LEDioc(レディオック)ハイベイシータプラス」など、差別化されたオンリーワン商品の開発を推進しました。
LEDランプでは、街路灯や防犯灯で使用されている水銀ランプ100Wから置き換え可能な制御装置内蔵の「LEDioc (レディオック)LEDライトバルブK28W」を開発しました。
今後は、さらに照明器具の高機能化を進め、照明システムとしての展開を図るなどの研究開発活動に取り組み、商品の拡充を行って参ります。


光・環境事業では、殺菌・滅菌、環境試験、UV硬化、FPD関連事業などの展開に注力し、「光・環境カンパニー」として、省エネルギー推進と安全・安心の環境づくりに貢献するため、継続的に研究開発に取り組んでおります。
殺菌・滅菌事業においては、従来のUV照射装置では光の到達量が少なくUV殺菌が困難であったPETボトル・プリフォームのような細口容器内面の殺菌ニーズに対して、インサート型の高出力パルスドキセノンランプ照射装置を開発し、ボトル成型・充填ラインに組み込むべく最適化と提案活動を行っております。今後も薬剤を使用せず無水銀の装置で表面殺菌を行う事を特長とした用途拡大を図っていきます。
環境試験事業では、新たにラインアップした複合環境試験装置EYE 4D MULTI Chamber(アイ4Dマルチ チャンバー)による受託試験サービスを開始し、併せて試験レシピの充実を図っております。また、アイ・スーパーUVテスターやアイ・キセノンテスターを使用する促進耐候性試験については、試験方法の規格化を目指し、国内外の各種委員会での規格化活動に参画して試験データの提供等を行っております。
UV硬化分野では、大型化する液晶パネル(G10)に連動してパネルに使用する光学フィルムも幅広化しており、このサイズのコーティング硬化に対応すべく80kW級・発光長3,000mmの大電力UVランプを搭載した超幅広型のUV硬化装置を開発しました。
また、光開始材を添加しないUV硬化樹脂でも硬化するUV/EB硬化システムの基本構成の研究・開発を行いました。引き続き実用化に向けた量産仕様の装置開発を行ってまいります。
今後も各市場トレンドに合致し、紫外線から赤外線までの電磁波エネルギー、及び電子線を利用したユニークな光・環境装置の研究・開発活動を行って参ります。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01886] S100G9YD)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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