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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AKJJ

有価証券報告書抜粋 岩谷産業株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における日本経済は、堅調な雇用や所得環境から個人消費に持ち直しの兆しが見られるとともに、原油価格の回復などを背景として企業業績や設備投資が改善し、緩やかな回復基調で推移しました。
このような状況のもと、当社グループは中期経営計画「PLAN18」の基本方針である「成長戦略の推進」と「経営基盤の拡充」に基づき、都市ガス小売自由化に向けては、電力会社との提携を進め、保安業務・ガス関連機器の販売を行う体制整備に取り組みました。水素事業については、FCバスやFCフォークリフト向けの水素ステーション建設に加え、将来の需要増に備えて山口県で液化水素製造設備の増設に着手しました。

この結果、当連結会計年度の業績は、売上高5,880億45百万円(前年度比281億56百万円の減収)、営業利益250億38百万円(前年度比45億42百万円の増益)、経常利益268億34百万円(前年度比52億50百万円の増益)、親会社株主に帰属する当期純利益165億46百万円(前年度比41億81百万円の増益)となりました。

セグメントの業績は次のとおりです。

①総合エネルギー事業
総合エネルギー事業は、LPガスについては小売部門の販売数量が増加しましたが、卸売部門の見直し等により民生用LPガスの販売数量は減少しました。また、円高の影響もありLPガス輸入価格が低位に推移したため販売価格が下落し、減収要因となりました。
一方、利益面については、LPガス輸入価格の変動による影響は、輸入価格が8月から上昇に転じたことにより、増益の要因となりました。また、エネルギー関連機器やガス保安機器、「カセットこんろ・ボンベ」の販売が伸長したことで増益となりました。
この結果、当事業分野の売上高は2,721億54百万円(前年度比172億68百万円の減収)、営業利益は159億39百万円(前年度比68億90百万円の増益)となりました。

②産業ガス・機械事業
産業ガス・機械事業は、エアセパレートガスについては、電子部品や化学品業界向けを中心に堅調であったことに加え、生産コストの低減により収益性が向上しました。水素事業については、液化水素の販売数量が既存顧客向け需要増や新規顧客の獲得により増加しました。ヘリウムについては、販売数量は増加しましたが、国内外ともに需給緩和により販売単価が下落したことに加え、ヘリウムコンテナや物流システム等の投資によりコスト増となりました。
機械設備については、国内では溶接機械や電子部品製造装置の販売が堅調に推移しましたが、海外では半導体設備等の販売が減少しました。
この結果、当事業分野の売上高は1,663億81百万円(前年度比19億21百万円の増収)、営業利益は67億71百万円(前年度比8億52百万円の減益)となりました。

③マテリアル事業
マテリアル事業は、大手顧客向けを中心にPET樹脂原料の販売が増加したことに加え、ステンレスやアルミの収益性が向上しました。一方、チタン・ジルコン等の資源全般の市況が低調に推移しました。また、中国でのスマートフォン向け機能性フィルムの販売が減少しました。
この結果、当事業分野の売上高は1,152億6百万円(前年度比107億12百万円の減収)、営業利益は31億79百万円(前年度比6億66百万円の減益)となりました。


④自然産業事業
自然産業事業は、業務用においては省力化ニーズに対応した冷凍野菜の販売が堅調に推移するとともに、コンビニ向け畜肉調理品の販売が増加しました。また、種豚の出荷頭数は増加したものの、農業・畜産設備の大型案件が減少しました。
この結果、当事業分野の売上高は268億59百万円(前年度比17億8百万円の減収)、営業利益は12億9百万円(前年度比37百万円の減益)となりました。

⑤その他
売上高は74億43百万円(前年度比3億89百万円の減収)、営業利益は8億38百万円(前年度比93百万円の減益)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ16億32百万円減少の212億円となりました。

①営業活動によるキャッシュ・フロー

当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比べ収入が11億38百万円増加したことにより372億40百万円の収入となりました。
これは主に、売上債権の増加額74億75百万円等による資金の減少、税金等調整前当期純利益267億81百万円、減価償却費168億22百万円等による資金の増加によるものです。

②投資活動によるキャッシュ・フロー

当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比べ支出が53億6百万円増加したことにより303億95百万円の支出となりました。
これは主に、有形固定資産の取得252億60百万円、無形固定資産の取得31億53百万円等による資金の減少によるものです。

③財務活動によるキャッシュ・フロー

当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比べ支出が18億41百万円減少したことにより81億28百万円の支出となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出220億40百万円、短期借入金の純減少額25億25百万円等による資金の減少、長期借入れによる収入199億46百万円等による資金の増加によるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02567] S100AKJJ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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