川上塗料株式会社 研究開発活動 (2015年11月期)

当社グループは、地球に優しい塗料開発を目指し、当社環境方針にある“地球にやさしさを 暮らしに彩りを お客様に満足を”という基本理念のもとに、研究開発においても地球に優しい環境配慮型塗料、お客さまにご満足いただける高性能差別化商品の開発に重点をおいております。
なお、当社グループは、塗料の製造・販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
当連結会計年度における主な研究開発活動は次のとおりであります。また、研究開発費は296百万円であります。
1.汎用塗料の再構築を目指し、今求められる市場ニーズのある塗料を投入しました。
速乾で環境に配慮した「F☆☆☆☆環境配慮型速乾フタル酸樹脂塗料」、1コートで塗装工程の短縮が可能な「速乾1コートフタル酸樹脂塗料」を上市しました。
引き続き、汎用品の充実を図っていく予定です。
2.建機用に1コートウレタン樹脂塗料が採用されました。地球温暖化防止のためCO2の排出削減が求められている昨今、塗装工程を1コートに短縮することによるVOCの大気中への放出が削減できCO2の削減効果があります。この地球環境にやさしい塗料を、さらに使って頂けるよう努めていきたいと思っております。
3.環境配慮型塗料の一つとして有害物質(トルエン・キシレン等)をゼロにした「環境負荷低減タイプ変性エポキシ樹脂塗料」「環境負荷低減タイプウレタン樹脂塗料」を上市しました。
引き続き、環境負荷を低減させる塗料の開発を進めていきます。