愛知時計電機株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)

(1) 財政状態

① 資産
流動資産は、現金及び預金や売上債権が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて1.0%増加し、264億4千7百万円となりました。固定資産は、建物及び構築物が増加しましたが、退職給付会計基準等の適用により前払年金費用が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べて2.5%減少し、171億4千9百万円となりました。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて0.4%減少し、435億9千7百万円となりした。
② 負債
負債は、退職給付に係る負債が増加しましたが、仕入債務や借入金が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べて0.4%減少し、235億8千8百万円となりました。
③ 純資産
純資産は、その他有価証券評価差額金の増加や当期純利益の計上がありましたが、退職給付に係る調整累計額の計上があり、前連結会計年度末に比べて0.5%減少し、200億8百万円となりました。

(2) 経営成績

① 売上高
売上高は、前期比3.2%減の431億5千4百万円となりました。セグメント別の状況につきましては「1 業績等の概要、 (1) 業績」に記載しております。
② 売上原価、販売費及び一般管理費
売上原価は、前期比5.0%減の325億3千9百万円となりました。売上原価率については、コストダウン等の諸施策の結果、1.5%ポイント減少の75.4%となりました。販売費及び一般管理費は、人件費の増加及び新社屋建設に伴う減価償却費の増加などにより、前期比5.7%増の83億5千万円となりました。
③ 営業外収益及び営業外費用
営業外収益は、為替差益の増加などにより、前期比21.6%増の5億5千9百万円となりました。営業外費用は、シンジケートローン費用の計上などにより、前期比14.1%増の2億5千7百万円となりました。
④ 特別利益及び特別損失
特別利益は、固定資産売却益及び投資有価証券売却益の計上などにより、前期比5億2千1百万円増の5億6千5百万円となりました。特別損失は、新社屋移転に伴う一時費用の計上などにより、前期比2億7千5百万円増の2億8千9百万円となりました。
⑤ 当期純利益
上記の結果、当期純利益は前期比5.3%減の16億2千5百万円となりました。

(3) キャッシュ・フローの状況

「1 業績等の概要、(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。