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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002WO0

有価証券報告書抜粋 日本オラクル株式会社 業績等の概要 (2014年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当事業年度(以下、当期)における日本国内の経済環境は緩やかな回復基調にあり、景気回復に伴う金融市況や個人需要動向の改善も進み、お客様のIT投資意欲も特に金融や流通サービス業を中心に改善基調にあります。
このような事業環境の下、当期の売上高は154,972百万円(前年同期比1.2%増)、営業利益は44,315百万円(前年同期比3.8%増)、経常利益は44,314百万円(前年同期比3.3%増)、当期純利益は27,171百万円(前年同期比2.6%増)と、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益とも過去最高となりました。
各セグメント別の営業の概況は次のとおりであります。

[新規ライセンスおよびクラウド・ソフトウェア・サブスクリプション]
金融、流通サービス業を中心にIT投資動向は改善基調にあります。当上半期は前年上半期の大型案件の反動減の影響を受け、当下半期で盛り返すも当期売上高は45,466百万円(前年同期比4.4%減)となりましたが、営業利益は7,333百万円(前年同期比1.4%増)となりました。
当セグメントは企業等のIT基盤に利用される、データベース管理ソフトウェア、各種ミドルウェア、ERP等の業務アプリケーションソフトウェアの新規ライセンスを販売する「新規ライセンス」と、特定のソフトウェアやソフトウェア実行基盤をクラウド・コンピューティング環境でサービス利用型として提供する「クラウド・ソフトウェア・サブスクリプション」から構成されます。新規ライセンスの当期売上高は42,874百万円(前年同期比4.4%減)、クラウド・ソフトウェア・サブスクリプションの当期売上高は2,591百万円(前年同期比4.3%減)となりました。

新規ライセンスでは、2013年7月にはデータベース製品の最新版「Oracle Database 12c」、アプリケーション・サーバーの最新版「Oracle WebLogic Server 12.1.2」、インメモリ・データグリッド製品の最新版「Oracle Coherence 12.1.2」、クラウド・アプリケーション基盤製品群の最新版「Oracle Cloud Application Foundation 12c」、中堅企業向けERP製品「JD Edwards EnterpriseOne」のインメモリ・アプリケーション、および公益業界向けアプリケーション製品「Oracle Utilities」の最新版を、8月には運用管理ソリューションの最新版「Oracle Enterprise Manager 12c」、9月にはモバイル対応を強化した「Oracle WebCenter」最新版、10月には基幹業務アプリケーション製品最新版「Oracle E-Business Suite R12.2」、12月にはセルフサービス型のデータ・ディスカバリー機能を大幅に強化したビッグデータ・アナリティクス製品の最新版「Oracle Endeca Information Discovery 3.1」、2014年1月にはデータ統合製品の最新版「Oracle Golden Gate 12c」ならびに「Oracle Data Integrator 12c」、2月にはプロセス産業向けのインメモリ・アプリケーション「Oracle In-Memory Cost Management for Process Industries」を提供開始いたしました。

クラウド・ソフトウェア・サブスクリプションでは、製品・サービスの購入や利用過程において顧客が経験する価値である「カスタマー・エクスペリエンス」の向上を実現し、顧客満足度を高めるカスタマー・エクスペリエンス製品群が堅調でした。2013年7月にはタレントマネジメント「Oracle Taleo Cloud Service」の最新版、10月にはソーシャルメディア管理アプリケーション「Oracle Social Relationship Management」、11月にはマーケティング活動の自動化を実現する「Oracle Eloqua(エロクア)」、2014年1月にはクラウド連携アダプタ「Oracle Cloud Adapters」の第一弾としてSalesforce.com専用の連携アダプタ「Oracle Cloud Adapter for Salesforce.com」およびその関連ソフトウェアをパッケージにした「クラウド統合パック」、4月にはソーシャルメディア、モバイル、ビジネス・アナリティクス機能を強化した「Oracle HCM Cloud」を提供開始いたしました。


[アップデート&プロダクト・サポート]
当期売上高は68,594百万円(前年同期比2.2%増)、営業利益は36,533百万円(前年同期比3.5%増)となりました。
当セグメントは、ライセンスを利用されているお客様に更新版等のアップデートや技術サポートを提供しております。
導入製品や利用環境に応じたプロアクティブ(事前対処的)かつプリベンティブ(予防的)なサポートを提供する「My Oracle Support」等、製品を利用されているお客様に対するサポートの価値訴求の推進やパートナー様との協業を推進し、新規ライセンスへのサポート装着率や既存サポート契約の更新率の維持向上を目指した施策を進めてまいりました。

[ハードウェア・システムズ]
当期売上高は23,532百万円(前年同期比6.0%増)、営業利益は1,231百万円(前年同期比10.6%増)となりました。
当セグメントは、サーバー、ストレージ、エンジニアド・システム、ネットワーク機器等のハードウェアの販売およびそれらのオペレーティングシステム(OS)や関連ソフトウェアを提供する「ハードウェア・システムズ・プロダクト」、ハードウェア製品の技術サポート、修理、メンテナンスの提供およびOS等関連ソフトウェアの更新版等の提供を行う「ハードウェア・システムズ・サポート」から構成されます。
ハードウェア・システムズ・プロダクトの当期売上高は13,724百万円(前年同期比10.9%増)となりました。
エンジニアド・システム製品やストレージ製品が好調に推移いたしました。2013年7月には「SPARC(スパーク) T5」プロセッサを搭載したエンジニアド・システム「Oracle SuperCluster T5-8」、8月には高速分析専用マシンの最新版「Oracle Exalytics(エクサリティクス) In-Memory Machine X3-4」、9月には仮想化統合基盤を実現するエンジニアド・システム「Oracle Virtual Compute Appliance」、10月には「SPARC M6」プロセッサを搭載した「SPARC M6-32」サーバーおよび同サーバーを搭載したエンジニアド・システム「Oracle SuperCluster M6-32」、オラクルのデータベース製品の運用効率を向上する「Oracle ZFS Storage ZS3」、磁気テープ記憶装置の新製品「StorageTek(ストレージテック) T10000D」、ならびにインテル Xeonプロセッサを搭載したx86サーバー製品群「Sun Server X4」、2014年1月には高速データベース・マシンの最新版「Oracle Exadata Database Machine X4」、ならびにJavaベースその他多数のアプリケーションを超高速に実行するエンジニアド・システム「Oracle Exalogic Elastic Cloud」の最新版「Oracle Exalogic Elastic Cloud X4-2」を提供開始いたしました。

ハードウェア・システムズ・サポートの当期売上高は9,808百万円(前年同期比0.2%減)となりました。

[サービス]
当期売上高は17,378百万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は3,792百万円(前年同期比4.4%増)となりました。
当セグメントは、当社製品の導入支援を行う「コンサルティングサービス」、予防保守サービスやお客様のIT環境の包括的な運用管理サービスを提供する「アドバンストカスタマーサポートサービス(注)」、技術者や利用者向けの研修事業や技術資格の認定事業を提供する「エデュケーションサービス」から構成されております。
アドバンストカスタマーサポートサービスの予防保守サービスがエンジニアド・システム向けのサービスを中心に好調に推移し、また、コンサルティングサービスも堅調に推移いたしました。エデュケーションサービスにおいては、最新のデータベース製品「Oracle Database 12c」に対応した研修コースを2013年9月に、技術者認定資格試験を11月に、それぞれ提供開始いたしました。
(注)従来のマネージド・クラウドサービスから名称を変更いたしました。

区分2013年5月期2014年5月期
金額構成比金額構成比対前期比
百万円 %百万円 %%
新規ライセンス44,85229.342,87427.7△4.4
クラウド・ソフトウェア・
サブスクリプション
2,7071.82,5911.7△4.3
新規ライセンスおよびクラウド・
ソフトウェア・サブスクリプション
47,56031.145,46629.3△4.4
アップデート&プロダクト・サポート67,10943.868,59444.32.2
ソフトウェア関連114,66974.9114,06073.6△0.5
ハードウェア・システムズ・プロダクト12,3708.113,7248.910.9
ハードウェア・システムズ・サポート9,8316.49,8086.3△0.2
ハードウェア・システムズ22,20214.523,53215.26.0
サービス16,27610.617,37811.26.8
合計153,148100.0154,972100.01.2

(注)金額は単位未満を切り捨て、構成比ならびに対前期比は単位未満を四捨五入で表示しております。

(2) キャッシュ・フロー

当期におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、29,019百万円(前期比6,535百万円減)となりました。
これは主に、税引前当期純利益(44,191百万円)の計上、前受金の増加(1,643百万円)によるキャッシュ・イン
がある一方で、法人税等の納付(17,098百万円)等によるキャッシュ・アウトがあった結果によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、587百万円(前期比25,444百万円減)となりました。これはオラクル・コーポ
レーション(当社の親会社)の子会社であるOracle America, Inc.からの前期の貸付金の回収による収入
(42,200百万円)及び定期預金の純減少額(6,000百万円)の一方、新たなOracle America, Inc.への短期貸付け
による支出(48,500百万円)等があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、10,359百万円(前期比805百万円増)となりました。これは主に配当金の支払
いによるものであります。
以上の結果、当期末における現金及び現金同等物は前期末と比べ、18,072百万円増加し、41,536百万円となりま
した。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05027] S1002WO0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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