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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100APET

有価証券報告書抜粋 日本カーバイド工業株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、米国では雇用環境の改善を背景に堅調な景況感が続いており、欧州諸国で
は英国のEU離脱方針決定に伴う不透明感を残すものの景気は回復傾向で推移しました。また、中国、アジア新興
国や資源国では一部に持ち直しの動きが見られました。一方、わが国では、所得・雇用環境は引き続き堅調に推移
しており、期後半には為替相場も円安傾向に転じるなど、景気は緩やかな回復基調となりました。
当社グループにおいては、機能製品分野では、原材料価格の低下などによる収益の改善はありましたが、東南ア
ジア地域での市況低迷の長期化などによる影響を受けたほか、電子・光学製品分野では、需要回復の兆しは見える
ものの期前半の円高影響などもあり、各分野ともに減販となりました。一方、建設・建材関連分野では、住宅着工
戸数の増加などにより増販となりました。
このような状況のもと、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高は49,509百万円と前連結会計年度比
673百万円(1.3%減)の減収の一方、営業利益は2,577百万円と前連結会計年度比475百万円(22.6%増)の増益、
経常利益は2,568百万円と前連結会計年度比312百万円(13.9%増)の増益となったものの、プリント配線板事業撤
退に係る特別損失を計上したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益は631百万円と前連結会計年度比
373百万円(37.2%減)の減益となりました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。

(機能製品)
当該事業の主な取扱製品は、ファインケミカル製品、メラミン樹脂、接着製品、マーキングフィルム、ステッカ
ー、包装用フィルムなどであります。
このうち、ファインケミカル製品は農薬関連向けや電子材料向けが順調に推移し、前連結会計年度比増収となり
ました。メラミン樹脂製品は海外向けは堅調でしたが、国内向けが低迷し、前連結会計年度並みとなりました。接
着製品は光学関連分野向けは回復しましたが、トナー用樹脂の販売が低調となり、前連結会計年度比減収となり
ました。マーキングフィルムは国内外ともに低調に推移し、前連結会計年度比減収となりました。ステッカーは東
南アジア地域での販売が振るわず、前連結会計年度比減収となりました。包装用フィルムは国内向けが低迷し、前
連結会計年度比減収となりました。
以上により、当セグメントの売上高は23,036百万円と前連結会計年度比345百万円(1.5%減)の減収となりまし
たが、原材料価格の低下などにより、セグメント利益は2,967百万円と前連結会計年度比467百万円(18.7%増)の
増益となりました。

(電子・光学製品)
当該事業の主な取扱製品は、再帰反射シート、セラミック基板、厚膜印刷製品、プリント配線板などでありま
す。
このうち、再帰反射シートは欧州向けが低調に推移したことに加え、期前半の円高の影響もあり、前連結会計年
度比減収となりました。セラミック基板は車載関連向けなどの需要は回復したものの、スマートフォン向けが低迷
し、前連結会計年度比減収となりました。プリント配線板は事業撤退に伴い、前連結会計年度比減収となりまし
た。
以上により、当セグメントの売上高は11,160百万円と前連結会計年度比1,195百万円(9.7%減)の減収、セグメント損失は318百万円(前連結会計年度は622百万円のセグメント損失)となりました。

(建材関連)
当該事業の主な取扱製品は、住宅用アルミ建材などであります。
住宅用アルミ建材は住宅着工戸数の増加などにより、主力の手摺、笠木等の販売が好調に推移し、前連結会計年
度比増収となりました。
以上により、当セグメントの売上高は10,886百万円と前連結会計年度比411百万円(3.9%増)の増収、セグメン
ト利益はアルミ地金等の原材料価格の低下などもあり、679百万円と前連結会計年度比313百万円(85.5%増)の増
益となりました。

(エンジニアリング)
当該事業の主な事業内容は、産業プラントの設計・施工などであります。
産業プラントの設計・施工は国内向けの大型工事案件の完工が増加しました。
以上により、当セグメントの売上高は7,423百万円と前連結会計年度比585百万円(8.6%増)の増収、セグメン
ト利益は268百万円と前連結会計年度比102百万円(61.4%増)の増益となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは3,421百万円の収入、投資活動によるキャッシ
ュ・フローは3,210百万円の支出となり、フリー・キャッシュ・フロー(営業活動と投資活動による各キャッシ
ュ・フローの合計)は210百万円の収入となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは374百万円の支出と
なりました。また、現金及び現金同等物の期末残高は前連結会計年度末比292百万円減少して3,435百万円となりま
した。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
運転収支の悪化や法人税等の支払額の増加などにより、前連結会計年度比1,311百万円収入が減少しました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出の増加などにより、前連結会計年度比186百万円支出が増加しました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
短期借入金を調達したことなどにより、前連結会計年度比436百万円支出が減少しました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00777] S100APET)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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