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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002AS9

有価証券報告書抜粋 日本コロムビア株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

日本の音楽市場につきましては、2013年1月から12月における音楽ビデオを含む音楽ソフトの生産実績は前年同期比87%と減少し、また有料音楽配信売上実績も前年同期比77%(以上、一般社団法人日本レコード協会調べ)となり、厳しい状況が続いております。
このような状況の中、当連結会計年度の売上高は139億7千5百万円(前年度に比べ2.3%減)となりました。これは主に、市販/配信事業において、アニメ関連作品は堅調に推移したものの、前年度好調でありましたゲームソフトの反動による減収が大きかったこと、特販/通販事業において、厳しい事業環境を反映し、その他通販会社向け商品の売上が減少したことなどによるものであります。
損益につきましても、市販/配信事業において、次世代のヒットアーティスト創出に向けた先行投資を積極的に実施したこと、また、特販/通販事業において、新規顧客獲得のための積極的な販売促進活動を行ったことなどにより、営業利益は2億8千3百万円(前年度は5億3千4百万円)となりました。また、営業外収益として、8千3百万円の未払印税整理益を計上したことなどにより、経常利益は3億6千3百万円(前年度は5億9千1百万円)、当期純利益は2億8千3百万円(前年度は3億5千9百万円)となり、5年連続の黒字化を実現できております。
セグメントの業績の概況は、次のとおりであります。
〔市販/配信事業〕
アニメ関連作品は堅調に推移したものの、大型作品の延期および前年度好調でありましたゲームソフトの反動による減収が大きかったことなどにより、売上高は100億7千1百万円(前年度に比べ2.6%減)となりました。また、次世代のヒットアーティスト創出に向けた先行投資を積極的に実施したことなどにより、営業利益は13億1千8百万円(前年度は13億5千万円)となりました。
主な作品といたしましては、「氷川きよし」のアルバム“演歌名曲コレクション18~しぐれの港~”をはじめ、「島倉千代子」の遺作となった歌手生活60周年記念曲シングル“からたちの小径”、「THE YELLOW MONKEY(ザ・イエローモンキー)」のファン選曲ベストアルバム“イエモン-FAN'S BEST SELECTION-”、オリコンウィークリーチャートで初登場1位を獲得した「Not yet(ノットイエット)」の第5弾シングル“ヒリヒリの花”、“THE IDOLM@STER”シリーズ、“獣電戦隊キョウリュウジャー”シリーズ、“烈車戦隊トッキュウジャー” シリーズ 、そして女の子に人気のキャラクター「ほっぺちゃん」を沢山作って遊べる、ニンテンドー3DSソフト“ほっぺちゃん つくって!あそんで!ぷにぷにタウン!!”などの自社制作作品が好調な売れ行きとなり、売上に貢献いたしました。

〔特販/通販事業〕
厳しい事業環境を反映し、その他通販会社向け商品の売上が減少したことなどにより、売上高は20億5千5百万円(前年度に比べ12.4%減)となりました。損益につきましても、新規顧客獲得を目的とした積極的な販売促進活動を行ったことなどにより、営業利益は8億9千2百万円(前年度は10億9千6百万円)となりました。

〔その他〕
その他事業の売上高は海外子会社の増収などにより18億4千7百万円(前年度に比べ13.6%増)となり、営業利益は3億4千8百万円(前年度は2億3千3百万円)となりました。

当社グループは、利益を安定的に計上できる体質にすることを最大の経営課題にしており、得意分野、および成長分野への経営資源の集中などの施策を今後も継続して実施してまいります。音楽、映像関連業界の厳しい環境下において、当社の中核である音楽制作を中心とした市販/配信事業、制作した音源を活用した特販/通販事業および両事業から派生する新規事業に経営資源を集中することにより、さらに事業効率を高め、収益性を向上させてまいります。このため、2014年1月に組織改革を行い、アーティストのキュレーション(Curation)および発信(Communication)力を強化するため、従来の「A&R本部」、「宣伝本部」および「新規事業統括部」を統合し、「A&C本部」として新設いたしました。これにより、アーティストの育成強化と新曲のヒット創出に総力をあげて取り組んでまいります。これに伴い本部内には「ユニット制」を導入し、独立採算制と柔軟な組織運営の両立を図ってまいります。
また、当社は、変化する市場環境に対して迅速に対応し、高い競争力を有する効率的な営業体制を構築するため、2012年10月1日付で、新設分割の方法により、当社の市販事業における販売に関する事業などを、コロムビア・マーケティング株式会社に承継させましたが、2014年4月1日付で、当社の配信事業および特販/通販事業における販売に関する事業についても、コロムビア・マーケティング株式会社に承継させる吸収分割を実施いたしました。この吸収分割により、コロムビア・マーケティング株式会社に当社グループの全営業力を結集させ、マーケティングと販売のプロフェッショナル集団として位置付けることにより、グループ全体のさらなる営業機能の効率化・高度化を進めてまいります。
なお、筆頭株主である株式会社フェイスによる当社株式の公開買付けが成立したことにより、2014年3月26日付で当社は同社の連結子会社となりました。今後も、フェイス・グループの一員として戦略的パートナーシップを構築していくことにより、様々な音楽関連サービスを充実させ、グループ間の事業シナジーの実現に向けた取り組みを積極的に進めてまいります。


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果、増加した資金は1億8千9百万円(前連結会計年度は14億6千2百万円の資金の増加)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益3億3千8百万円、未払印税2億7千1百万円の増加などにより資金が増加し、売上債権4億8千7百万円の増加などにより資金が減少した結果によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果、減少した資金は2億4千2百万円(前連結会計年度は2億5千1百万円の資金の減少)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果、減少した資金は3億9千9百万円(前連結会計年度は4千9百万円の資金の減少)となりました。これは主として、配当金の支払額が3億円あったことなどによるものであります。

以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ4億4千7百万円減少(前連結会計年度末は11億6千5百万円の増加)し、38億9千5百万円(前連結会計年度末は43億4千3百万円)となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01787] S1002AS9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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