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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10055O9

有価証券報告書抜粋 日本コロムビア株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

日本の音楽市場につきまして、配信に関しましては2014年1月から12月における有料音楽配信の売上実績は前年同期比105%となりましたが、当社にとって依然として主要な市場であるパッケージ商品に関しましては、2014年1月から12月における音楽ビデオを含む音楽ソフトの生産実績は前年同期比94%(以上、一般社団法人日本レコード協会調べ)となり、未だ市場の縮小傾向に歯止めがかからない状況が続いております。
このような状況の中、当連結会計年度の売上高は126億2千9百万円(前年度に比べ9.6%減)となりました。これは主に、市販/配信事業において、厳しい市場環境の影響を受け、当年度発売作品および利益率の高い過年度発売作品の売上が全般的に大きく減少したこと、特販/通販事業においても、消費税増税の影響等に伴い、その他通販会社向けの高額商品を中心に全般的に売上が減少したことなどによるものであります。
損益につきましても、市販/配信事業において、利益率の高い過年度発売作品の売上が大きく減少したこと、特販/通販事業においても、全般的に売上が減少したことなどにより、営業損失は8億9千5百万円(前年度は営業利益2億8千3百万円)となり、経常損失は8億6千2百万円(前年度は経常利益3億6千3百万円)となりました。
また、組織改革に向けた2度の転進支援施策の実施に伴う特別退職金等の特別損失4億3千4百万円を計上したこと、米国における連結子会社に対する出資の全持分を譲渡する方針を決定したことに伴う特別損失1億4千3百万円を計上したこと、将来の利益計上見込みによって計上していた繰延税金資産を取り崩したことなどにより、当期純損失は16億4千6百万円(前年度は当期純利益2億8千3百万円)となりました。

セグメントの業績の概況は、次のとおりであります。

〔市販/配信事業〕
当年度発売作品および利益率の高い過年度発売作品の売上が全般的に大きく減少したことなどにより、売上高は92億1千1百万円(前年度に比べ9.4%減)となりました。また、利益率の高い過年度発売作品の売上が大きく減少したことなどにより、営業利益は1億9千9百万円(前年度は営業利益12億6千3百万円)となりました。
主な作品といたしましては、「氷川きよし」のアルバム“氷川きよしの昭和の演歌名曲集”をはじめ、「島倉千代子」のデビュー曲からラストシングルまで全シングル楽曲を収録した全集“歌手生活60周年記念 島倉千代子全集「こころ」~すべての方に感謝を込めて~”、7年ぶりに復活したTRIADレーベルに移籍した「吉井和哉」の移籍初オリジナルアルバム“STARLIGHT”、ファン投票による楽曲選曲の「木村カエラ」デビュー10周年記念のベストアルバム“10years”、オリコンウィークリーチャートで初登場首位を獲得した「Not yet(ノットイエット)」の初アルバム“already”、“THE IDOLM@STER”シリーズ、“烈車戦隊トッキュウジャー”シリーズ、すみっこにいるとなぜか落ち着く、ほんわかキャラクター「すみっコぐらし」が活躍するニンテンドー3DSソフト“すみっコぐらし ここがおちつくんです”などの自社制作作品が、売上に貢献いたしました。

〔特販/通販事業〕
消費税増税の影響等に伴い、その他通販会社向け高額商品を中心に全般的に売上が減少したことなどにより、売上高は17億4千6百万円(前年度に比べ15.0%減)となりました。全般的に売上が減少したことなどにより、営業利益は7億2千7百万円(前年度は営業利益8億9千2百万円)となりました。

〔その他〕
米国における連結子会社の売上が減少したことなどにより、売上高は16億7千2百万円(前年度に比べ4.3%減)となり、営業利益は2億4百万円(前年度は営業利益4億4百万円)となりました。

当社グループは、依然として市場が低迷しているパッケージ商品に依存している状況からの脱却を図るため、アーティストマネジメントを含む新規事業強化への構造改革が急務であるという認識に基づき、成長分野への経営資源の集中投下を行っておりますが、現在は事業の開発段階であり、当連結会計年度は利益率の高い過年度発売作品の売上比率の低下と相まって全体の利益率の悪化を招きました。
このように、当社グループを取り巻く厳しい経営環境に対応し、将来を見すえた新規事業強化に向け、組織改革のための転進支援施策を実施するとともに、より一層の意思決定の迅速化を図るため、2015年4月1日付で代表取締役を1名体制にすることといたしました。
さらに、アーティストの発掘、育成と、各アーティストの特性を活かした様々な音楽関連商品やサービスを開発・提供していくことを強化するため、2015年4月1日付で社長直轄の独立事業部としてマネジメント事業部を創設し、ロックアーティストやインストゥルメンタルアーティストを中心とした、いわゆる360度ビジネスによる収益確立に向けた取り組みを加速いたします。
なお、筆頭株主である株式会社フェイスによる当社株式の公開買付けが成立したことにより、2014年3月26日付で当社は同社の連結子会社となりました。今後も、フェイス・グループの一員として戦略的パートナーシップを構築していくことにより、様々な音楽関連サービスを充実させ、グループ間の事業シナジーの実現に向けた取り組みを積極的に進めてまいります。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果、減少した資金は5億8千8百万円(前連結会計年度は1億8千9百万円の資金の増加)となりました。これは主として、税金等調整前当期純損失14億6千1百万円などにより資金が減少しましたが、未払金5億3千7百万円の増加、売上債権4億7百万円の減少などにより資金が増加した結果によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果、減少した資金は2億2千8百万円(前連結会計年度は2億4千2百万円の資金の減少)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果、増加した資金は5億4百万円(前連結会計年度は3億9千9百万円の資金の減少)となりました。

以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ3億4百万円減少(前連結会計年度末は4億4千7百万円の減少)し、35億9千万円(前連結会計年度末は38億9千5百万円)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01787] S10055O9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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