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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100827Q

有価証券報告書抜粋 日本ロジテム株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の財政政策および日銀の金融緩和を背景に企業の業績改善が進み、景気は緩やかな回復基調にあるものの、新興国の経済減速による影響に加え、株価や円相場が不安定な動きとなるなど、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループが属する物流業界につきましては、燃料価格が低位で推移したことにより運送コストの負担が低減した一方で、国内貨物の荷動きに力強さがみられない中、人手不足による外部委託費の増加や事業者間の競争激化などがみられ、取り巻く環境は厳しいものでありました。
このような状況の中で当社グループは、企業価値の向上を目指し持続的な成長を図るため、「利益が出る体質への改善」を課題として認識し、営業収益の拡大、コスト構造の見直しと変革、人材育成の強化にグループ一丸となって取り組みました。
国内につきましては、3PL事業の拡大に向け新規・既存得意先に対し積極的な営業活動を推進してまいりました。また複数の大型拠点を新設し、その安定稼働に注力するとともに、既存拠点の統廃合を実施するなど、得意先ニーズを踏まえた拠点配置の最適化を図ってまいりました。
海外につきましては、インドシナ半島地域の事業展開を加速させるため、ベトナムを中心に食品関連物流の取扱い拡大を図るなど、各国において積極的な営業活動を推進してまいりました。なお、2015年4月にベトナムにおいて、冷凍冷蔵倉庫の運営を目的とした持分法適用関連会社「CLK COLD STORAGE COMPANY LIMITED」を設立しております。
これらの取り組みにより、営業収益につきましては、既存得意先の取扱いが拡大したことや、新規得意先を獲得したことに加え、ベトナムやタイなどの現地通貨に対し為替が円安で推移したことなどから、増収となりました。営業利益および経常利益につきましては、拠点の廃止に伴う原状回復工事費用や新規に受託した得意先の業務安定化に係る費用などコストの増加要因があったものの、一部得意先の料金改定による効果があったことや、国内外ともに燃料価格が低位で推移したことなどから、増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、営業利益の増加に加え、前連結会計年度において特別損失に計上した固定資産の減損損失が当連結会計年度は発生しなかったこともあり、黒字転換となりました。
その結果、当連結会計年度の営業収益は431億53百万円(前連結会計年度比8.6%増)、営業利益は2億73百万円(同983.9%増)、経常利益は2億38百万円(同231.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は45百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失1億99百万円)となりました。

事業の種類別セグメント業績は、次のとおりであります。
①貨物自動車運送事業
営業収益につきましては、当社において、食品関係の得意先との取引拡大や新規得意先との取引開始があったことに加え、ベトナムやタイにおいて、食品およびエレクトロニクス関係の得意先の輸送需要が増加したことなどから、増収となりました。セグメント利益につきましては、当社において、新規配送業務の安定化に想定以上の運送コストを要したものの、国内子会社において、一部得意先の料金改定による効果があったことや、国内外ともに燃料費が減少したことなどから、増益となりました。
その結果、営業収益は、202億81百万円(前連結会計年度比5.2%増)、セグメント利益は、11億45百万円(同50.8%増)となりました。
当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の47.0%を占めております。


②センター事業
営業収益につきましては、当社および阪神ロジサポート株式会社において、インテリア関係の得意先との取引範囲が拡大したことや、当社において、新規得意先との取引開始があったことなどから、増収となりました。セグメント利益につきましては、当社において、新規倉庫内作業の安定化を図るため人件費が増加したものの、国内子会社において、荷役作業等の効率が向上したことなどから、増益となりました。
その結果、営業収益は、79億19百万円(前連結会計年度比15.6%増)、セグメント利益は、4億73百万円(同10.4%増)となりました。
当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の18.3%を占めております。

③アセット事業
営業収益につきましては、当社において、大型拠点の新設により保管能力を増強したこともあり既存得意先の保管面積の拡大や新規得意先との取引開始があったことなどから、増収となりました。セグメント利益につきましては、当社において、拠点の統廃合に伴い施設の原状回復工事等を実施したことにより一時的な費用が発生したことに加え、契約の終了した得意先の退去に伴い一部の拠点で倉庫稼働率が低下したことなどから、減益となりました。
その結果、営業収益は、77億55百万円(前連結会計年度比11.5%増)、セグメント利益は、4億10百万円(同27.4%減)となりました。
当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の18.0%を占めております。

④その他事業
営業収益につきましては、LOGITEM VIETNAM CORP. NO.1およびLOGITEM MYANMAR CO.,LTD. において旅客自動車運送事業が拡大したことや、LOGITEM VIETNAM TRADING CO.,LTD.において日系大型店舗向け什器の輸入販売があったことなどから、増収となりました。セグメント利益につきましては、LOGITEM VIETNAM CORP. NO.1において燃料費が減少したことや、ロジテムエンジニアリング株式会社において施工関連事業の取扱いが増加したことなどから、増益となりました。
その結果、営業収益は、71億97百万円(前連結会計年度比8.2%増)、セグメント利益は、8億80百万円(同14.6%増)となりました。
当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の16.7%を占めております。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて3億77百万円減少し、当連結会計年度末は22億84百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、12億82百万円(前連結会計年度比11億52百万円減)となりました。これは主に減価償却費が16億64百万円あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、18億39百万円(前連結会計年度比16億22百万円増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が14億45百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、2億24百万円(前連結会計年度比19億84百万円増)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04206] S100827Q)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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