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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007OXG

有価証券報告書抜粋 日本合成化学工業株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動は、2025年のありたい姿「当社の強みを活かしたスペシャリティ製品を提供することで、持続可能な社会に貢献するとともに、グローバル市場で存在感のある企業でありたい」の実現に向けて、中期経営計画「Double15(ダブルフィフティーン)」の基本方針に基づき、市場ニーズを的確につかみながら競争力の高い製品開発と新規市場の開拓に取り組んでおります。2016年度からスタートする新中期経営計画「NICHIGO 20」でも、当社のコアコンピタンスのさらなる深化、融合・複合を推し進めることで、特色ある新製品、新技術の開発を行い、事業ポートフォリオの一層の充実に取り組んでまいります。
当社には有機合成、合成樹脂、加工技術の3つのテクノフィールドがあり、高度化・多様化する顧客の要求に応じた製品をスピーディーに提供するために、研究開発の「選択と集中」「社内およびグループ内連係」「オープンイノベーション」を加速いたします。具体的には、中央研究所に建設を進めていた先端研究棟での研究開発活動が昨年4月より本格的にスタートし、機能別実験室と開放的な大規模執務スペースを配置することでコミュニケーションの一層の活性化と創造を促進する環境を整えました。また、顧客と「同じ物差し」で物性等を評価できる環境も整い、産官学連携による共同研究や開発など、社内外を問わず高度な技術や製品の融合・複合を加速するためのオープンイノベーションを推進しております。
研究開発体制では、昨年10月に組織改正を行い、研究開発本部として各研究室と知的財産部、新事業開発部が一体となりスペシャリティ製品の事業化を推進しております。
また、次代に向けた製品開発のための産官学連携にも積極的に取り組んでおり、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究で来るべき水素エネルギー社会を見据えた素材の研究開発を進めております。
当連結会計年度の研究開発費用は40億17百万円となっており、研究開発活動の内容は次のとおりであります。

〔化学品製造業〕
当社のプロダクトラインにはアセチル事業とスペシャリティポリマー事業があり、前述した3つのテクノフィールドで製品開発に取り組んでおります。
◆アセチル事業では当社のコア事業「OPLフィルム」、「ソアノール」を含む多くの事業を展開しております。
・OPLフィルム
さらなる市場要求に応えるべく、社内の研究開発部門が連携し薄膜、低収縮、高透過などの高機能製品の開 発を進めております。
・ソアノール
食品分野を中心に多方面の用途に向け、日本の加工技術開発センターと北米・欧州の各販売会社のマーケティング&テクニカルサービスの強化を行っております。2015年度は加工技術開発センターに9層の多層インフレーション装置を導入し顧客との更なる協業強化を図っております。
また、高機能グレードの開発を通して顧客満足度の高い製品の開発を推進しております。
・ニチゴーGポリマー及びPVOH樹脂
水溶性、ガスバリア性、溶融成形性、安全性、生分解性などの特徴を活かし、エネルギー、環境、医療、農薬、燃料採掘用部材等への用途開発や市場開発を推進しております。最近では3Dプリンターのサポート材「MelFil」を上市し、優れた性能をご評価いただいております。


・ハイセロン
水溶性フィルムの特徴を活かした液体洗剤用途や転写用途など、顧客ニーズの高い製品の開発を進めております。
・酢酸ナトリウム
食品添加物や透析などの高機能用途に向けて、顧客満足度の高い高品質製品を供給すべく、更なる安定的かつ継続的な生産技術開発に取り組んでおります。
◆スペシャリティポリマー事業
・コーポニール
偏光板などの光学用途や特殊用途に向けた高品質かつ高性能な粘着剤の開発を進めております。2016年度は大垣地区に生産設備も増強し市場要求に迅速に対応できる体制が整いました。
・紫光
多彩な性能要求に対応できる技術力を活かし、光学用途などの特殊用途に向けた紫外線硬化型樹脂の研究開発に取り組んでおり、ソフトタッチタイプUV硬化型樹脂や高硬度高屈曲UV硬化型樹脂、水系UV硬化型樹脂などは顧客から高い評価をいただいております。
・ニチゴーポリエスター
粘着剤の開発技術を活かし、高耐熱、高金属密着性などの特徴を持ったポリエステル系溶剤型粘着剤を開発いたしました。
・ニチゴーモビニール
化粧品などの高機能分野に向けた特殊エマルジョンの開発に取り組んでおります。
◆コーポレート研究
当社のコアコンピタンスを活かした研究開発および製品開発を行っております。ニチゴーGテープは高付加価値テープとして多くのお客様より高評価をいただいており、海外において建築や航空輸送機向けの採用が始まっております。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00817] S1007OXG)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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