シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007WOW

有価証券報告書抜粋 日本山村硝子株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府による各種経済政策や追加金融緩和政策等が実施され、企業収益環境や雇用・所得環境の改善が続き、緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、海外経済の弱さがみられ、中国およびその他新興国や資源国等の景気が下振れし、市場が不安定な動きになるなど、不透明な状況で推移しました。

このような中、当連結会計年度は当社グループの中期経営計画3ヵ年の2年目に当たり、「世界のYAMAMURAへ -心と技術を伝えたい-」のビジョンの下、昨年迎えた創業100周年を超えて持続的成長を維持するために、アジアそして世界に誇れる“YAMAMURA”ブランドの確立を目指し、「事業構造改革」と「企業風土改革」の二つの改革に取り組んでまいりました。
また、今年度は山村グループにおいて、「反転攻勢」をキーワードに掲げ、グループ一体となって早期の業績改善に取り組んでまいりました。

こうした環境の下、当社グループのコア事業であるガラスびん関連事業では、中国の秦皇島方圓包装玻璃有限公司(Yamamura Glass Qinhuangdao 以下、「YGQ」という。)の輸出売上高が、新規顧客の開拓等により大幅に増加したため、セグメント売上高は増収となりました。プラスチック容器関連事業では、前期にペットボトル事業から撤退した影響により、セグメント売上高は大幅な減収となりました。物流関連事業では、業務契約が終了した営業所があったことや既存営業所の取り扱い物量が減少したこと等により、減収となりました。ニューガラス関連事業では、山村フォトニクス株式会社の光通信用部品の出荷が年間を通して好調を維持したため、セグメント売上高は増収となりました。
これらの結果、当連結会計年度の連結売上高は70,456百万円(前期比0.4%増)と増収となりました。

利益につきましては、全セグメントが増益となり、連結営業利益は1,246百万円(前期は△850百万円)と黒字となりました。
持分法による投資利益は1,144百万円(前期比42.5%増)と増益となり、連結経常利益は2,113百万円(前期は△209百万円)と黒字となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、前期は特別利益に固定資産売却益等を計上したこともあり、1,139百万円(前期比79.0%減)と大幅な減益となりました。

なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。

① ガラスびん関連事業
ガラスびん関連事業では、YGQにおいて子会社化後に炉修等の設備更新を実施したことで、高品質な製品の生産を開始したことにより、中国国外への輸出売上が大幅に増加しました。その結果、セグメント売上高は49,793百万円(前期比6.2%増)と増収となりました。また、国内設備老朽化に伴う修繕費の大幅な増加はありましたが、国内燃料価格が安定して推移したことや、YGQの大幅な業績改善効果により、セグメント利益は466百万円(前期は△1,002百万円)と黒字となりました。
② プラスチック容器関連事業
プラスチック容器関連事業では、前期に実施したペットボトル事業からの撤退が大きく影響したため、セグメント売上高は5,710百万円(前期比30.2%減)と大幅な減収となりました。しかし、ナフサ価格の低下により原料価格が前期を下回ったことや、当社プラスチックカンパニーの事業構造改革として、プラスチックキャップの生産体制の見直しや人事諸施策・組織のスリム化等のコスト削減等の改善を行った効果により、セグメント利益は36百万円(前期は△386百万円)と黒字となりました。
③ 物流関連事業
物流関連事業では、業務契約が終了した営業所があったことや既存営業所の取り扱い物量が減少したこと等により、セグメント売上高は9,969百万円(前期比8.7%減)と減収となりました。売上が減少した影響はありましたが、不採算営業所からの撤退や一部のお客様で取引条件の改定等を行い損益改善に努めた結果、セグメント利益は276百万円(前期比68.9%増)と増益となりました。
また、中期経営計画における事業構造改革の一つとして、物流事業の収益力の向上、意思決定の迅速化を図るため、主に当社グループ外向け倉庫業・運送業を行う山村ロジスティクス株式会社を設立しました(出資比率100%)。
④ ニューガラス関連事業
ニューガラス関連事業では、山村フォトニクス株式会社の主力製品である光通信用部品が、国内向けのみならず海外向けに関しても年間を通して旺盛な需要に支えられました。当社ニューガラスカンパニーでは、エネルギー関連分野向け粉末ガラスの出荷が堅調に推移しました。その結果、セグメント売上高は4,982百万円(前期比19.7%増)と増収となりました。また、増収による効果や生産効率の改善等により、セグメント利益は443百万円(前期比106.1%増)と増益となりました。

海外事業展開として当連結会計年度に次の投資を行いました。
YGQから米国・オーストラリア等の顧客に輸出販売を行うため、マレーシアにYGQマレーシアを設立しました(出資比率100%)。また、米国現地での情報収集およびカスタマーサービスを円滑に行うため、米国にYGQカリフォルニアを設立しました。なお、YGQカリフォルニアはYGQマレーシアの100%子会社として設立しております。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下、資金という)は、前連結会計年度末より2,625百万円減少し、12,217百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
持分法による投資損益の調整(1,144百万円)等があったものの、税金等調整前当期純利益(1,917百万円)や減価償却費(3,579百万円)、仕入債務の増加(1,110百万円)等により、6,209百万円の資金増加(前年同期は1,537百万円の資金増加)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出(3,982百万円)や定期預金の預入による支出(1,844百万円)等により、5,636百万円の資金流出(前年同期は4,989百万円の資金増加)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
長期借入金の返済による支出(純額で2,870百万円)等により、3,207百万円の資金流出(前年同期は576百万円の資金流出)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01126] S1007WOW)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。