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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AQ7J

有価証券報告書抜粋 日本新薬株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2017年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

(1)重要な会計方針及び見積り
当企業集団の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されています。この連結財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債の報告数値および偶発債務の開示、ならびに当該会計期間における収益・費用の報告数値に与える見積りおよび仮定の設定を行っております。諸取引額および当該引当計上額、投資等に関する見積りおよび判断に対して、継続的に評価しております。その見積りおよび判断は過去の実績ならびに状況に即して合理的と考えられるものを基礎としておりますが、見積り等の不確実性があり、実際の結果は異なる場合があります。
当社では、以下の重要な会計方針が、特に当企業集団の連結財務諸表の見積りおよび判断に重要な影響を及ぼしていると考えております。
①収益
当企業集団の売上は、製・商品出荷時を基準としており、卸売業者への販売手数料を回収実績に応じ、見積り控除しております。
②諸引当金
別掲しております引当金の計上基準に基づいて計上しております。
③投資
円滑な長期的取引関係の維持のため上場・非上場株式の少数持分を所有しており、通常時価相当額が簿価の一定率を下回った場合、減損処理をしております。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
①概要
国内医薬品新製品群の伸長に加え、導出自社創薬品ウプトラビの欧州での承認取得に伴う一時金収入、海外売上に伴うロイヤリティ収入および原薬売上等が寄与し、売上高は987億8千1百万円と対前連結会計年度比17.3%の増収、利益面では、営業利益は152億8千万円、対前連結会計年度比78.7%の増益、経常利益は162億4千4百万円、対前連結会計年度比81.4%の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は117億4千9百万円、対前連結会計年度比85.3%の増益と、いずれも大幅な増益となりました。

②売上高
(医薬品事業)
長期収載品の売上は減少しましたが、前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤「ザルティア」、骨髄異形成症候群治療剤「ビダーザ」、がん疼痛・慢性疼痛治療剤「トラマール」・「ワントラム」、肺動脈性肺高血圧症治療剤「アドシルカ」等の伸長に加えて、2016年11月に販売を開始した、自社創薬品で、国内ではアクテリオン ファーマシューティカルズ ジャパン株式会社と共同開発した肺動脈性肺高血圧症治療剤「ウプトラビ」も寄与しました。さらに上記一時金収入、ロイヤリティ収入および原薬売上が寄与し、売上高は853億1千5百万円と対前連結会計年度比21.0%の増収となりました。

(機能食品事業)
品質安定保存剤、健康食品素材の売上は増加しましたが、プロテイン製剤等の売上が減少し、売上高は134億6千6百万円と対前連結会計年度比1.9%の減収となりました。

③販売費及び一般管理費
研究開発費、販売費等の増加により、386億6千6百万円と前連結会計年度に比べ70億2千2百万円の増加となりました。

④営業外損益
営業外損益の純額では、9億6千4百万円の利益と、前連結会計年度に比べ5億6千万円増加しました。

⑤法人税等
利益の大幅な増加により、法人税等が前連結会計年度に比べ11億6百万円増加しました。


(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
医薬品事業においては、薬価引き下げ、後発医薬品の使用促進などの医療費抑制策が一層強化される中、一方では新製品開発に伴う研究開発費が増大するなど、業界を取り巻く環境は厳しさを増しています。機能食品事業においても、消費の低迷など厳しい経済環境の中、お客様からの品質や食の安全に対する要求はますます厳格化することが予想されます。
(4)戦略的現状と見通し
当企業集団は、「人々の健康と豊かな生活創りに貢献する」ことを経営理念とし、ヘルスケア分野で社会になくてはならない事業体として、社会から信頼され、尊敬される存在、すなわち「存在意義のある会社」を目指しています。この経営理念のもと、目指す姿を実現するための基本方針として以下の3項目を「経営方針」に掲げています。
■ 高品質で特長のある製品を提供する (顧客)
■ 社会からの信頼を得る (社会)
■ 一人ひとりが成長する (社員)
この経営方針に基づき、当社は医薬品事業ならびに機能食品事業を事業内容として患者様やお客様のニーズにお応えする製品を提供してまいります。それにより社会からの信頼を得るとともに競争力と収益性を高め、企業価値の最大化を目指します。

翌連結会計年度の見通しについて、医薬品事業においては、当連結会計年度にあった導出自社創薬品ウプトラビの欧州承認取得に伴う一時金収入および仮価格で出荷した過年度原薬代金精算の反動はあるものの、「ビダーザ」や「ザルティア」等新製品群の伸長、昨年11月発売の「ウプトラビ」の通期寄与、ウプトラビの海外売上に伴うロイヤリティ収入の伸長等によって、ほぼ横ばいの売上を見込んでいます。
機能食品事業においては、新製品開発・投入に一層注力し重点品目への取組みを強化することで、増収を見込んでいます。

(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
「第2 事業の状況 1.業績等の概要(2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりです。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00931] S100AQ7J)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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