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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10057N5

有価証券報告書抜粋 日本精線株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和政策を背景に緩やかな回復基調にあるものの、中国をはじめとした新興国経済の減速、さらには円安による輸入コストの上昇等、景気の先行きには引続き不透明な状況が続いております。
当社及び連結子会社(以下「当社グループ」という。)が属するステンレス鋼線業界では、建材関連の需要が期前半を中心に回復傾向で推移したため、業界出荷数量は、前期比増加となりました。
このような状況下、当社グループでは、高機能・独自製品(ばね用材、耐熱ボルト用材、金属繊維など)の売上高比率70%以上、連結経常利益50億円以上、海外売上高比率30%以上などを経営目標とする『第12次中期計画(ミッション753)』(最終年度2015年3月期)の達成に向け、収益の一段の向上に鋭意取り組んでまいりました。
売上高は、ステンレス鋼線部門及び金属繊維部門とも前期比増収となった結果、当期の売上高は、335億30百万円(前期比8.5%増)となり、損益も売上高の増加に伴う粗利の増加や工場操業度の改善などにより営業利益26億1百万円(同15.5%増)、経常利益26億55百万円(同15.7%増)と前期比増益となりました。
なお、ソーワイヤー専用生産工場の名古屋工場につきましては、本年3月ソーワイヤーの生産中止に伴う同工場の閉鎖により特別損失として3億69百万円を計上した結果、当期純利益は13億93百万円(同1.5%減)となりました。

事業部門別の業績は、次のとおりであります。

①ステンレス鋼線
建材関連需要が期後半に顧客の在庫調整などがあったものの、期を通じて堅調に推移し、さらに円安を背景に海外向けが伸長した結果、販売数量は増加しました。
これらの結果、ステンレス鋼線の売上高は288億95百万円(前期比8.8%増)となりました。
②金属繊維
主力のナスロンフィルター分野では、液晶パネル用などの光学フィルム用途が海外向けを中心に回復したものの、ポリエステルフィルムや化合繊維用途向けが低調だったため、減収となりました。
一方、半導体機材分野では、期後半に韓国・台湾の半導体メーカーの設備投資が再開となり、これら装置に用いられる超精密ガスフィルター(ナスクリーン)の需要が大幅に伸長しました。
これらの結果、金属繊維の売上高は46億35百万円(前期比6.4%の増)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。なお、セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高又は振替高の相殺消去前の金額を記載しております。
①日本
主力のステンレス鋼線部門では、期後半に顧客の在庫調整などがあったものの、建材関連の需要を中心に堅調に推移し、さらに円安を背景に海外向けが伸長した結果、販売数量は増加しました。
これらの結果、ステンレス鋼線の売上高は増収となりました。
金属繊維部門でも、主力のナスロンフィルター分野が減収となったものの、超精密ガスフィルター(ナスクリーン)が期後半に韓国・台湾の半導体メーカーの設備投資が再開となり、大幅に伸長しました。
その結果、金属繊維の売上高は増収となりました。
これらの結果、売上高は317億1百万円(前年同期比6.5%増)、セグメント利益は22億91百万円(同9.7%増)となりました。
②タイ
ステンレス鋼線の販売数量が大幅に増加した結果、売上高は37億13百万円(同50.6%増)、セグメント利益は3億61百万円(同48.0%増)となりました。
③中国
中国経済減速等の影響を受け、元ベースで売上高は前期並みに低調だったものの、円安元高の影響を受け、円ベースでの売上高は3億61百万円(同21.7%増)、セグメント利益は1百万円(前年同期は20百万円の損失)となりました。
なお、上記記載金額には消費税等は含まれておりません。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物は(以下「資金」という。)は、法人税等の支払額増加や設備投資による支出増加があったものの、税金等調整前当期純利益の増加等により、前連結会計年度末に比べ5億24百万円増加の97億4百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は27億89百万円(前年同期比14.8%減)となりました。これは主として、法人税等の支払額増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は18億5百万円(同36.2%増)となりました。これは主として、有形固定資産取得による支出が増加したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、6億81百万円(同152.7%増)となりました。これは、長期借入金の返済による支出や配当金の支払いなどによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01280] S10057N5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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