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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10027X3

有価証券報告書抜粋 日東紡績株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析



当社グループの事業活動は、繊維、原繊材、機能材、設備材、環境・ヘルスなど広範な分野にわたっております。各事業部門における用途開発、品質改良及び技術改善は、それぞれの技術部及び製造ラインスタッフが日常業務と並行して取り組んでおります。
さらに、部門横断的な新商品の開発や次世代の技術開発などを行っており、絶えず新技術を創造することで、付加価値の限りない向上を図っております。
今後も環境の変化に合わせ機動的に対応し、先進的で独自性のある技術創造、新商品・新技術の開発スピード向上に向け、経営資源を積極的に投入してまいります。
2014年3月31日現在の保有特許件数は、国内外を含めて660件、当連結会計年度において出願した特許件数は国内外を含めて30件であります。
なお、当連結会計年度に支出した研究開発費は、14億95百万円であります。

セグメント別の当連結会計年度における研究開発の概要は次のとおりであります。

(1) 繊維事業

当社の固有技術である紡績・染色・接着・縫製技術を活かし、消費者ニーズをとらえた商品開発を推進してまいりました。
原糸素材では、多層構造技術を駆使し、コットンタッチのストレッチ機能糸『CSY type DS』、ストレッチ性能とキックバック性能を大幅に向上させた『CSY type CF』、紡績糸特有の撚りトルクを極限まで抑え、風合いやキックバック性能の向上とニット製品の斜行性を軽減させた『CSY type ZERO』を開発し上市しました。ストレッチ素材の先駆けであるC・S・Y®を一新し、新たにnewCSYとしてシリーズ展開しております。
衣料資材では、当社独自の高機能接着技術『SDDC®』と新規開発の特殊組織構造基布材を融合し、モアレ現象を極限まで抑制したウルトラモアレ防止芯地、新発想のドットパターンを採用し、接着樹脂ポイントを極限まで抑え、高接着力と芯なし感覚を実現した超ソフト芯地、ニット・ストレッチ素材への追従性とソフトな風合いを実現したウルトラストレッチ芯地を開発しました。
今後も業界をリードする高機能・高付加価値商品の開発を進めてまいります。
当事業に係る研究開発費は2億24百万円であります。

(2) 原繊材事業

ヤーン、ロービング、チョップドストランド等のグラスファイバー原繊製品の研究・新商品開発に取り組んでまいりました。
『Tガラス』、『NEガラス』等の先端的なガラス組成開発に加え、異形断面ファイバーなど独自の繊維化技術、顧客ニーズを先取りする新規バインダー開発などにより、新市場の創造や顧客の潜在的ニーズを刺激する高付加価値商品の拡充を積極的に推進しております。また、「人と地球環境に貢献する企業」として、環境への負荷低減(CO2削減)や省エネルギー化を推進するため、ガラス溶融技術の革新に取り組んでおります。
当事業に係る研究開発費は3億10百万円であります。

(3) 機能材事業

電子材料用途並びに産業資材用途のガラスクロス製品等の研究開発に取り組んでまいりました。
電子材料用途では半導体パッケージの薄型化に対応するため、極細ファイバーの製織技術と独自の表面処理・開繊技術による高性能な超極薄クロスの開発と改良を推進しております。また、高強度、低熱膨張、高周波対応、樹脂含浸性向上など多様で高度化する顧客ニーズを先取りした『Tガラス』クロス、『NEガラス』クロス、『NHR処理』クロスなど、材料特性を活かした先端的な機能材料を創出し提案してまいります。
当事業に係る研究開発費は1億51百万円であります。


(4) 設備材事業

産業資材用途・建築土木用途のグラスファイバー製品とグラスウール製品の研究開発に取り組んでまいりました。
グラスファイバー製品では間仕切り用不燃透明シート『ダンクリア』や照明カバー用光拡散シート『ダングレア』などに代表されるガラス繊維基材をベースとした高機能シートの製品開発や、遮熱性能を向上させたロールブラインド『遮熱ベールスクリーン』やオリンピックスタジアム等の膜構造建造物用途の不燃膜材の開発と改良を推進しております。
グラスウール製品では省エネルギーに貢献するため断熱性能の向上を目指した製品の拡充と開発を推進しております。軽くて高性能な住宅用グラスウール断熱材『ソフール』は好評を頂いております。
当事業に係る研究開発費は3億80百万円であります。

(5) 環境・ヘルス事業

グリーン事業では、自社植物工場を活用し、高収量栽培技術の実証と顧客のニーズに合致した品種の栽培試験等に取り組んでまいりました。また、ロックウール培地の屋上緑化商品を開発し上市しました。
メディカル事業では、産官学連携の共同研究や国内外企業との共同開発を推進し、生化学系、免疫血清学系の体外診断薬製品の開発改良と、新規マーカー測定試薬の研究開発に取り組んでまいりました。医療に貢献する高付加価値製品の開発を推進しております。
スペシャリティケミカルス事業では、電子材料や医療分野向けの製品などの品種の拡充と、電気めっき液添加剤とそれに続く新商品の開発に取り組んでまいりました。より高収益な事業体質の確立を目指し新たな重合技術の開発を推進しております。
音響システム事業では、柱状拡散体技術の向上に取組み、新製品『ANKH-IV』を開発し発売いたしました。また、音源探査、騒音対策について『Noise Vision』の機能向上や工法改良に取組んでまいりました。
飲料事業では、にごり緑茶や、健康を意識したごぼう茶などの市場ニーズに対応した付加価値の高い商品開発に取り組んでまいりました。
当事業に係る研究開発費は4億8百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00542] S10027X3)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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