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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002400

有価証券報告書抜粋 日水製薬株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当事業年度における国内経済は、各種政策の効果もあり、個人所得や投資の増加傾向が続き、景気回復に向けて明るい兆しも見えてまいりました。しかしながら、中国などの経済成長鈍化など先行きが不透明な状況が続いております。
臨床診断薬業界における微生物学的検査分野での保険点数加算による実施料の引き上げや、産業検査薬業界における食の安全性に対する消費者ニーズの高まりなど回復材料も見えてまいりましたが、その一方で業界内の価格競争が一段と激化するなど厳しい事業環境が続いております。
医薬品業界および化粧品業界においても、景気の回復に伴い高価格帯製品の販売が上向いていることやスイッチOTC医薬品市場の拡大などにより市場自体は堅調に推移し回復の兆しも見られる状況でありますが、医療費抑制策の基調に変化はなく、また海外医薬品メーカーとの業務提携やネット販売などの業界再編・新規参入が続き、競争環境が激化しております。
このような状況のもと全力をあげて販売の拡充に努めた結果、当事業年度の売上高は前年同期に比べ48百万円(0.4%)減少し131億41百万円となりました。利益面におきましては事業構造の変革ならびに収益構造の変革に取り組み、営業利益は前年同期に比べ1億18百万円(4.4%)増加し28億44百万円、経常利益は投資有価証券売却益などにより前年同期に比べ4億71百万円(14.9%)増加し36億43百万円、当期純利益は前年同期に比べ73百万円(3.3%)増加し23億5百万円となりました。

セグメント別の状況は次のとおりです。
なお、当社は中期経営計画の事業戦略に沿った今後の事業展開を踏まえ、経営管理の実態を適正に継続表示するため報告形態を検討した結果、報告セグメントを変更することと致しました。
従来の「診断薬事業」を、臨床検査薬を主とした「臨床診断薬事業」、食品衛生検査を主とした「産業検査薬事業」に区分して表示致します。
これにより当事業年度より「臨床診断薬事業」、「産業検査薬事業」、「医薬事業」および「化粧品事業」の区分に報告セグメントを変更しております。
また、前事業年度のセグメント情報については、変更後の区分により作成しており、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載しております。

事業売上高営業利益
(前期比増減率)
金額前期比増減率
臨床診断薬事業53億26百万円△3.1% 14億22百万円
(0.2%)
微生物学的診断用薬17億63百万円△2.7%
免疫血清学的診断用薬29億65 〃△2.7%
精度管理用血清他3億38 〃△7.8%
検査用機器および器材他2億58 〃△4.0%
産業検査薬事業28億70百万円△0.5%9億28百万円
(△4.2%)
微生物学的検査薬23億76百万円△1.0%
免疫血清学的検査薬3億84 〃3.3%
検査用機器および器材他1億9 〃△2.4%
医薬事業38億53百万円3.2% 8億17百万円
(14.4%)
医薬品23億14百万円0.6%
健康食品他15億39 〃7.4%
化粧品事業10億90百万円1.7% 3億65百万円
(16.7%)

(注) 上記の営業利益は、各事業に配賦できない支援に係る費用等6億89百万円が控除されておりません。

〔臨床診断薬事業〕
臨床診断薬事業の売上高は前年同期に比べ1億71百万円(3.1%)減少し53億26百万円となりました。
分野別では、微生物学的診断用薬は全自動微生物検査装置ライサス用プレート、細菌毒素簡易迅速検出キットGEテストイムノクロマト-CD TOX A/Bが順調に推移しましたが、主力品である生培地製品などが伸び悩み、売上高は前年同期に比べ49百万円(2.7%)減少し17億63百万円となりました。免疫血清学的診断用薬は、AIA自動分析装置専用試薬などの伸び悩みにより、売上高は前年同期に比べ82百万円(2.7%)減少し29億65百万円となりました。この事業の営業利益は前年同期に比べ2百万円(0.2%)増加し14億22百万円となりました。
この事業では、当期中にライサス嫌気性菌感受性プレート、ニッスイチューブブルセラブイヨンの2品目の新製品を発売いたしました。

〔産業検査薬事業〕
産業検査薬事業の売上高は前年同期に比べ15百万円(0.5%)減少し28億70百万円となりました。
分野別では、微生物学的検査薬は粉末・顆粒培地が順調に推移し、簡易培地コンパクトドライは国内海外共に大きく伸びましたが、フードスタンプ培地などが伸び悩み、売上高は前年同期に比べ24百万円(1.0%)減少し23億76百万円となりました。この事業の営業利益は前年同期に比べ41百万円(4.2%)減少し9億28百万円となりました。

〔医薬事業〕
医薬事業の売上高は前年同期に比べ1億19百万円(3.2%)増加し38億53百万円となりました。
分野別では、医薬品は滋養強壮剤の主力製品である日水清心丸が好調に推移し、売上高は前年同期に比べ13百万円(0.6%)増加し23億14百万円となりました。健康食品他はシイタケ菌糸抽出物含有の茸源商品群が伸長し、売上高は前年同期に比べ1億5百万円(7.4%)増加し15億39百万円となりました。この事業の営業利益は前年同期に比べ1億3百万円(14.4%)増加し8億17百万円となりました。
この事業では、当期中に一般用医薬品である漢方パック製剤(4品目)、生活習慣病を対象とした日本初のスイッチOTC医薬品であるエパアルテの計5品目の新製品を発売いたしました。


〔化粧品事業〕
化粧品事業の売上高は前年同期に比べ18百万円(1.7%)増加し10億90百万円となりました。
化粧品は、主力品であるカルシウムラインなどの拡売が順調に推移しました。この事業の営業利益は前年同期に比べ52百万円(16.7%)増加し3億65百万円となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度末の現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ20百万円(0.6%)増加し32億7百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、18億41百万円の収入(前年同期は17億58百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、10億56百万円の支出(前年同期は3億7百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、7億65百万円の支出(前年同期は6億73百万円の支出)となりました。
なお、キャッシュ・フローの詳細は、「第2 事業の状況 7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3)資本の財源および資金の流動性についての分析 ①キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00971] S1002400)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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