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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AKDH

有価証券報告書抜粋 日産証券グループ株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー事業等のリスク

(1)業績

経済環境
当連結会計年度の米国経済は、利上げの先送りによるドル安が製造業を下支えし、雇用環境の持続的な改善から個人消費も増加しました。大統領選後は、新政権によるインフラ投資や減税などの経済政策に対する期待から、一段の景気拡大につながりました。
ユーロ圏経済は、英国がEU離脱を決定した影響は限定的なものにとどまり、金融緩和政策が維持されるなかで、ドイツを中心に輸出が上向き、雇用も改善するなど、緩やかな回復傾向を維持しました。
アジア経済は、中国は住宅市場や自動車市場の成長が続く一方で、輸出の減少により生産や消費が伸び悩みました。東南アジアは、全体に回復の兆しが見られました。
わが国経済は、公共投資や設備投資が底堅く推移し、また輸出の増加により生産が回復したことから、企業収益が改善し、雇用も堅調となり、個人消費が伸び悩むなど一部に改善の遅れが見られるものの、おおむね回復基調を維持しました。

業界環境
当連結会計年度の商品先物業界は、東京商品取引所において2016年7月に金の現物取引がスタートし、9月に金オプション取引が再開され、さらに2017年1月に石油の現物取引、3月に白金限日取引「プラチナスポット」が開始されるなど、取引環境の整備が進みました。
商品市況は、貴金属が英国のEU離脱決定を受けて上昇後、米国の利上げ観測とドル高に伴って反落し、利上げ実行後は米国新政権のドル高けん制により反発しました。原油はOPECを中心とした産油国の協調減産で上昇し、穀物は南米の不作による上昇から米国の記録的な豊作で下落に転じました。これらの背景から、全国市場売買高は51,632千枚(前年同期比97.2%)となりました。
証券市況は、米国の利上げ先送りや英国のEU離脱決定による円高が輸出企業の業績懸念につながり、日経平均株価は一時1万5千円を割り込みましたが、企業収益の改善に加えて、米国株上昇や円安を背景に1万9千円台へ回復しました。
為替市況は、米国の利上げ先送りによるドル安と英国のEU離脱決定による欧州通貨安から円高となり、一時1ドル99円まで接近しました。その後、米国株上昇と利上げ加速見通しから円安に転じ、118円台まで円安となりましたが、米新政権のドル高けん制もあって円高に転じました。

営業概況
当連結会計年度における当社グループの受取手数料は2,425百万円(前年同期比84.9%)、売買損益は261百万円の利益(同73.0%)となり、営業収益は2,840百万円(同86.2%)となりました。
販売費及び一般管理費は3,538百万円(同89.0%)となりました。これらにより、営業損失は698百万円(前年同期は679百万円の営業損失)、経常損失は678百万円(前年同期は586百万円の経常損失)となり、親会社株主に帰属する当期純損失は858百万円(前年同期は330百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。


当社グループの当連結会計年度における営業収益の状況はつぎのとおりであります。
1.受取手数料
区分金額(千円)前年同期比(%)
商品先物取引
国内市場
現物先物取引
農産物市場114.3
農産物・砂糖市場30,636186.0
貴金属市場2,015,64084.9
ゴム市場92,19097.1
石油市場15,55219.2
中京石油市場18686.3
小計2,154,20783.9
現金決済取引
貴金属市場124,228289.3
石油市場35,31444.1
小計159,543129.7
国内市場計2,313,75186.0
海外市場計11,04568.3
商品先物取引計2,324,79685.9
商品投資販売業
商品ファンド2956.0
商品取引2,325,09285.8
証券取引100,03769.2
合計2,425,12984.9

(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。


2.売買損益
区分金額(千円)前年同期比(%)
商品先物取引損益
国内市場
現物先物取引
農産物・砂糖市場10,454264.2
貴金属市場23,768123.3
ゴム市場11,09439.1
石油市場△777
小計44,53986.4
現金決済取引
貴金属市場△469
石油市場△237
小計△706
国内市場計43,83338.0
商品先物取引損益計43,83338.0
商品売買取引28,330
商品取引72,16363.0
証券取引189,78177.7
合計261,94573.0

(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。

3.その他
区分金額(千円)前年同期比(%)
商品ファンド管理報酬等16,78464.6
リース料70,573496.1
その他65,751161.1
合計153,109189.0

(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。

セグメント別の業績等
①商品取引関連事業
当社グループの中核事業である商品取引関連事業につきましては、受取手数料は2,325百万円(前年同期比85.8%)となりました。また、売買損益は72百万円の利益(同63.0%)となりました。この結果、営業収益は2,523百万円(同87.4%)となりました。


当社グループの当連結会計年度における商品取引関連事業の営業収益はつぎのとおりであります。
A.営業収益
区分金額(千円)前年同期比(%)
受取手数料2,325,09285.8
売買損益72,16363.0
その他126,273204.8
合計2,523,53087.4

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

当社グループの商品先物取引の売買に関して当連結会計年度中の状況はつぎのとおりであります。
B.商品先物取引の売買高の状況
市場名委託(枚)前年同期比
(%)
自己(枚)前年同期比
(%)
合計(枚)前年同期比
(%)
国内市場
現物先物取引
農産物市場35,000148.335,000148.3
農産物・砂糖市場37,329133.451,51668.088,84585.7
貴金属市場634,08291.038,256141.1672,33892.9
ゴム市場491,856120.453,08968.6544,945112.1
石油市場37,90530.670318.237,97530.6
中京石油市場25980.725980.7
小計1,201,43195.5177,93187.31,379,36294.4
現金決済取引
貴金属市場221,200192.72,735100.0223,935190.6
石油市場128,031155.923,96687.9151,997139.0
小計349,231177.426,70189.0375,932165.7
国内市場計1,550,662106.6204,63287.51,755,294104.0
海外市場計13,29165.813,29165.8
合計1,563,953106.1204,63287.51,768,585103.5

(注)1主な商品別の委託売買高とその総委託売買高に対する割合は、つぎのとおりであります。
取引所名銘柄名前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
委託売買高(枚)割合(%)委託売買高(枚)割合(%)
東京商品取引所ゴム408,65627.7491,85631.4
東京商品取引所425,40328.8404,55825.9
東京商品取引所白金267,34718.1226,63714.5
東京商品取引所ゴールドスポット63,2494.3169,95810.9
東京商品取引所原油82,0995.6128,0318.2

2 商品先物取引における取引の最低単位を枚と呼び、例えば金1枚は1kg、とうもろこしは50トンというように1枚当たりの数量は商品ごとに異なります。

当社グループの商品先物取引に関する売買高のうち、当連結会計年度末において反対売買等により決済されていない建玉の状況はつぎのとおりであります。
C.商品先物取引の未決済建玉の状況
市場名委託(枚)前年同期比
(%)
自己(枚)前年同期比
(%)
合計(枚)前年同期比
(%)
国内市場
現物先物取引
農産物市場1,4001,400
農産物・砂糖市場1,594115.71,17083.72,76499.6
貴金属市場22,49290.17490.222,56690.1
ゴム市場4,71798.44,71795.3
石油市場76946.576946.5
中京石油市場14280.014280.0
小計29,58690.22,644161.532,23093.6
現金決済取引
貴金属市場19,855390.08279.619,937383.8
石油市場1,25059.81,25059.8
小計21,105293.88279.621,187290.8
国内市場計50,691126.82,726156.753,417128.0
海外市場計4817.84817.8
合計50,739126.12,726156.753,465127.3

1400
②有価証券関連事業
有価証券関連事業につきましては、受取手数料は100百万円(前年同期比69.2%)となりました。また、売買損益は189百万円の利益(同77.7%)となりました。この結果、営業収益は316百万円(同77.6%)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、投資活動による資金の獲得554百万円があったものの、営業活動による資金の使用714百万円および財務活動による資金の使用438百万円があり、期首残高に比べ591百万円減少しました。これにより当連結会計年度末における資金は2,709百万円(前年同期比82.1%)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果使用した資金は714百万円(前連結会計年度は1,169百万円の使用)となりました。これは、税金等調整前当期純損失822百万円を計上したほか、委託者先物取引差金の減少647百万円、信用取引資産の減少521百万円等の資金増加要因があった一方で、差入保証金の減少361百万円、預り証拠金の減少806百万円、信用取引負債の減少327百万円等の資金減少要因があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果獲得した資金は554百万円(前年同期比32.3%)となりました。これは、定期預金の払戻による収入550百万円等があった一方で、無形固定資産の取得による支出44百万円等があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果使用した資金は438百万円(前連結会計年度は501百万円の使用)となりました。これは、短期借入金の純減額144百万円や長期借入金の返済による支出260百万円等があったことによるものであります。

従業員の状況事業等のリスク


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