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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AKSG

有価証券報告書抜粋 日立造船株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度の経済情勢は、海外では、米国における景気回復や中国での景気の持ち直し等により、全体として景気は緩やかに回復したものの、英国のEU離脱問題等もあり、先行き不透明な状況が続いた。国内では、設備投資の持ち直しや雇用情勢に改善がみられ、景気は緩やかな回復基調にあった。
こうした中で、当社グループでは、2014年度からスタートした中期経営計画「Hitz Vision Ⅱ」のもと、社会的存在感のある高収益企業を目指し、事業と経営管理のイノベーションの観点から、重点伸長分野である「環境・グリーンエネルギー」及び「社会インフラ整備と防災」の事業領域において成果をあげるため、最適な事業戦略の構築と経営資源の集中を進めてきた。特に、収益力強化と事業規模拡大のため、海外現地事業の推進、継続的事業の拡大、新製品・新事業の早期事業化・収益化等の重点施策を鋭意推進してきた。
以上のような取組みを進める中で、当連結会計年度の業績については、売上高は、環境・プラント部門で大口工事が進捗したこと等により、前連結会計年度に比べ12,288百万円(3.2%)増加の399,331百万円となった。損益面では、営業利益は、環境・プラント部門の減少により、前連結会計年度に比べ165百万円(1.1%)減少の14,947百万円となった。また経常利益も、前連結会計年度に比べ1,047百万円(8.5%)減少の11,225百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益については、海外事業関連損失を特別損失に計上したものの、固定資産売却益を特別利益に計上したこと等により、前連結会計年度に比べ16百万円(0.3%)増加の5,864百万円となった。
セグメントごとの業績の概要は次のとおりである。
①環境・プラント
海外向け大型プラント建設工事が順調に進捗したこと等により、売上高は前連結会計年度に比べ12,983百万円(5.4%)増加の254,612百万円となった。一方セグメント利益は、高採算工事の減少等により、前連結会計年度に比べ3,507百万円(23.7%)減少の11,312百万円となった。
②機械
大口工事の減少等により、売上高は前連結会計年度に比べ761百万円(0.7%)減少の103,721百万円となった。一方、構造改革の進捗等により、セグメント利益は2,204百万円(前連結会計年度はセグメント損失864百万円)となった。
③インフラ
大口工事の減少に伴い、売上高は前連結会計年度に比べ1,598百万円(5.2%)減少の29,236百万円となったが、セグメント利益は、個別工事の採算改善等により、前連結会計年度に比べ561百万円(129.9%)増加の993百万円となった。
④その他
売上高は前連結会計年度に比べ1,663百万円(16.5%)増加の11,760百万円、セグメント利益は前連結会計年度に比べ355百万円(47.2%)減少の397百万円となった。
なお、上記金額には消費税等は含まれていない。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により得られた資金が投資活動及び財務活動により使用した資金を上回ったことにより、前連結会計年度末に比べ1,176百万円(2.4%)増加の50,848百万円となった。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により得られた資金は、前連結会計年度に比べ9,157百万円(112.4%)増加し17,304百万円となった。これは、当期純利益の計上等を反映したものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動により使用した資金は、前連結会計年度に比べ3,332百万円(90.9%)増加し6,998百万円となった。これは、設備投資による支出があったこと等を反映したものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により使用した資金は、前連結会計年度に比べ7,531百万円(47.2%)減少し8,417百万円となった。これは、㈱エイチアンドエフの完全子会社化に伴う支出等を反映したものである。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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