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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AQX0

有価証券報告書抜粋 日販グループホールディングス株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、経済再生・デフレ脱却に向けた進展と雇用・所得環境の改善が見られ、緩やかな景気回復基調が続いています。しかしながら出版業界におきましては、2016年の販売金額が対前年3.4%減
の1兆4,709億円となり依然として厳しい状況下に置かれています。
このような中、当社グループは、出版物等販売事業を中核に、不動産事業、その他事業を展開し、事業領域の拡大を目指しています。グループ各社の「独立と連携」を強めることでグループ全体で成長するという基本方針の下、諸施策に注力してまいりました。
書籍と開発品の売上は堅調でしたが、雑誌・コミックスは店頭販売の不振が続き大幅減収となりました。粗利を稼げる商材の取り扱い拡大で原価率は改善しましたが、販管費は輸配送効率の悪化や業務委託費の高騰などで増加し、利益構造の悪化を招きました。グループ全体で固定費を圧縮し回復に努めましたが、減益となりました。
当連結会計年度における売上高は6,244億円(前年同期比2.4%減)、営業利益は22億円(前年同期比19.3%減)、経常利益は24億円(前年同期比26.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億円(前年同期比51.9%減)の減収減益となりました。

セグメント別の業績は、次のとおりであります。

①出版物等販売事業
当セグメントにおきましては、「出版流通改革」「個客接点の拡大」「成長領域の拡大」を経営方針として掲げ、施策の完遂に取り組みました。
「出版流通改革」については、返品率低減によって生まれた利益をインセンティブ(達成報奨)という形で還元する「PARTNERS契約」の推進や、インセンティブ付き商品企画である「Profit企画」銘柄の拡大を行いました。また、読者が本当に読んで欲しい児童書を年齢別にまとめた企画「いくつのえほん」など様々なジャンルの企画を提案し、店頭で展開しました。定期雑誌では、対象誌の値引き販売などを行う時限再販企画「夏トクキャンペーン」を実施しました。
「個客接点の拡大」については、店頭のタブレット端末から在庫検索・注文取り寄せができるアプリ「attaplus!(アッタプラス)」の導入を拡大しました。また各種情報やHonya Clubカード機能を一元化したスマートフォン向けアプリ「ほんらぶ」をリリースしています。
「成長領域の拡大」については、雑誌と親和性の高い雑貨を書店店頭で展開する、プライベートブランド「Hmmm!? (ん!?)」をスタートしました。
しかしながら雑誌の減収、書店グループ売上の悪化に加え、輸配送の非効率化による運賃の増加、雇用情勢の変動による業務委託費の増大などのマイナス要因から、当セグメントの売上高は6,207億円(前年同期比2.5%減)、営業利益は13億円(前年同期比20.6%減)となりました。

②不動産事業
当セグメントにおきましては、本社ビルの自己使用フロアを圧縮して外部賃貸を拡大しました。また名古屋ビルの空き区画のテナント誘致に注力し、現在はほぼ満床となっております。これに伴う改装費用やフリーレントといった一時的なコストは発生しましたが、これらの支出及び投資が奏功し、今後は増収を見込んでおります。
これらの結果、当セグメントの売上高は23億円(前年同期比3.2%減)、営業利益は8億円(前年同期比4.7%減)となりました。

③その他事業
その他事業では情報システム事業、デジタルコンテンツ制作事業等により、売上高は59億円(前年同期比1.0%増)、営業利益は3億円(前年同期比12.4%減)となりました。


(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は268億円となり、前連結会計年度末に比べて48億円減少いたしました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は10億円(前年同期は10億円の獲得)となりました。
これは主に税金等調整前当期純利益21億円に売上債権の増加及び仕入債務の減少等による資金の減少分と、たな卸資産の減少等による資金の増加分を加減した結果であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は31億円(前年同期は18億円の使用)となりました。
これは主に投資有価証券の取得による支出によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は29億円(前年同期は4億円の獲得)となりました。
これは主に長期借入金の返済によるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02536] S100AQX0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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