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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AKWY

有価証券報告書抜粋 旭有機材株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における当社グループを取り巻く事業環境は、国内においては、期前半は熊本地震の影響はうけたものの、公共投資による需要の下支えや、期の後半からの円安による輸出環境の好転等により、緩やかな改善傾向で推移しました。
一方、海外においては、中国・韓国を始めとするアジア地域で電子産業分野の設備投資が拡大する等、一部持ち直しがみられましたが、米国や中南米においては、資源安の影響が残っていることや、欧州においては、英国のEU離脱問題等の影響を受けて、不透明な状況で推移しました。
このような事業環境の中で、当社グループは、今年度からの中期経営計画『ARS2020』に掲げた、「世界のお客様に必要とされるグローバルニッチトップ企業、ASAHI YUKIZAIブランドの確立」という基本戦略に従い、長期的かつ持続的な成長により企業価値を高めるため、全社一丸となって全力で邁進しました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高は42,029百万円(前年同期比+1.2%)、営業利益は2,062百万円(前年同期比+29.6%)、経常利益は1,944百万円(前年同期比+27.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,091百万円(前年同期比+17.8%)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。

①管材システム事業
主力の樹脂製配管材料は、国内においては、企業の大型設備投資が鈍化するなか、顧客密着型の販売活動や樹脂製アクチュエーターを用いた自動弁、新型コンパクトボールバルブ等の新製品の投入等により、売上は堅調に推移しました。また、東アジアにおいては、期後半より電子産業向け投資が好調なことから、バルブ製品やダイマトリックス製品の売上が堅調に推移しました。しかしながら、全体としては、米国におけるシェールガス市場の落ち込みや、物件の規模縮小、進捗の遅れがあり、米国子会社の売上が減少したことや、前期に大型物件の完工があったエンジニアリング事業の落ち込みにより、全体としては売上が減少しました。
利益面においては、販売が伸び悩んだことや、減価償却費や人員増による固定費増加を受け、前期を下回る結果となりました。
以上の結果、当事業部門の業績は、売上高は22,907百万円(前年同期比△3.6%)、営業利益は1,828百万円(前年同期比△6.8%)となりました。

②樹脂事業
主力の素形材用途向け製品は、国内において、期前半は自動車向け主要顧客が被災した熊本地震の影響を受け低調に推移しましたが、期後半に急速に回復し、売上は前期を上回りました。海外において、旭有機材樹脂(南通)有限公司は中国の景気減速下における競争激化により、売上は前期を下回りました。一方、インドのアサヒモディマテリアルズPvt.,Ltd.は、安定的な商業生産体制に移行したことで、売上を伸ばしました。
建材や半導体・液晶パネルを主要市場とする機能樹脂製品は、前連結会計年度まで好調に推移していたトンネル固結材「AGSR®」は、主要工事の延期等により、売上は伸び悩みました。半導体並びに液晶用途に使用される電子材料用製品については、台湾を始めとした東アジア市場において、当第4四半期から急回復したものの期前半が低調に推移したため、売上は前期を下回りました。
利益面においては、全体として売上が伸び悩んだことによる影響をうけたものの、人材の効率的配置や生産面での合理化によるコストダウンに努めたこと、一過性の損失の減少したことで前期を大きく上回り、営業損失を解消するに至りました。
以上の結果、当事業部門の業績は、売上高は12,202百万円(前年同期比△3.8%)、営業利益は71百万円(前年同期の営業損失は520百万円)となりました。

③水処理・資源開発事業
水処理事業は上下水道施設を中心とした官需、および中水・産業廃水処理施設の民間需要が好調に推移したこと、資源開発事業においても国家政策の支援を受けた地熱開発に伴う掘削工事の受注が好調に推移したこと、又、温泉設備でも温泉掘削や温泉設備の大型工事を受注したことにより、当期の受注額は大幅に増加しました。
売上については、期初は受注残が極めて少ない状況でしたが、好調な受注を受けて、水処理事業、資源開発事業およびメンテナンス維持管理事業は大幅な増収となりました。また、新規の環境薬剤事業についても堅調に推移しました。その結果、前年同期比で大幅な増収増益となりました。
以上の結果、当事業部門の業績は、売上高は6,921百万円(前年同期比+35.4%)、営業利益は173百万円(前年同期比+101.7%)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローは、2,492百万円の資金獲得(前年同期は1,845百万円の資金獲得)、投資活動によるキャッシュ・フローは、2,064百万円の資金使用(前年同期は1,128百万円の資金使用)、財務活動によるキャッシュ・フローは、746百万円の資金使用(前年同期は1,134百万円の資金使用)となりました。
以上に加え、現金及び現金同等物に係る換算差額により101百万円減少し、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ418百万円減少し、7,092百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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