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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G7UL

有価証券報告書抜粋 明治ホールディングス株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当連結会計年度の研究開発費の総額は29,182百万円であります。
当連結会計年度における研究開発活動に関し、新たに取り組んだ事項及び変更事項は次のとおりであります。

(1) 食品
当連結会計年度における研究開発活動の金額は、12,712百万円であります。

① 発酵デイリー
「明治おいしい牛乳」ブランドは、2018年春より新製法を採用して抜本的リニューアルを行い、また新容器(キャップ付き900ml)採用によりさらなる牛乳の新鮮さ、おいしさを追求。中でも「明治おいしい牛乳900ml」は、日本食糧新聞社制定の「第32回新技術・食品開発賞」において入賞。新製法や新容器が高い評価を得た。
「(ザバス)MILK PROTEIN」(430ml)は、運動と組み合わせたミルクプロテインの価値を具現化した商品であり、酸性で吸収性が高く、カラダ作りに優れているという研究成果が認められ、公益社団法人日本農芸化学会の2019年度大会において、「農芸化学技術賞」を受賞。
2018年4月より発売した「明治THE GREEK YOGURT」シリーズは、濃密なおいしさと栄養面やヘルシーさが特徴の脂肪0ギリシャヨーグルトで、「プレーン」、「砂糖0」、「5つの果実」を発売し、以降「ブルーベリーミックス」(夏)、「低糖」、「ストロベリーミックス」、「キウイ&りんごミックス」(秋)、「フルーツミックス」、「グレープフルーツ」(冬)を追加発売しながら、現状5品種の品揃え。
「明治ブルガリアのむヨーグルトLB81 Simple(シンプル)プレーン」(900g)を2018年10月に発売。砂糖、甘味料、香料、安定剤を不使用とした、コクとすっきりさが特徴の独自製法「コクのちすっきり製法」が特徴のドリンクタイプヨーグルト。
「明治北海道十勝」ブランドとして、明治が十勝産生乳から発見した乳酸菌(十勝ミルク乳酸菌TM96)を使用した「明治北海道十勝濃厚マイルドヨーグルト」(100g)を発売。こだわりの乳組成と独自乳酸菌による丁寧な発酵が特徴で、乳の濃厚な味わいとすっきりとした味わいを実現。
明治プロビオシリーズにおいては、「明治プロビオヨーグルトLG21」シリーズのパッケージを全面的にリニューアル(胃で働く乳酸菌)し、「同まろやかプレーン」(112g)および「同ドリンクタイプりんご&蜂蜜」(112ml)を発売、また、「明治プロビオヨーグルトPA-3」シリーズでは、「同ドリンクタイプ」を低糖・低カロリーに変更。
2018年3月の公益社団法人日本農芸化学会の2018年度大会、ならびに2018年8月に公益社団法人日本食品科学工学会の第65回大会で発表した新たなヨーグルトの製法(「超高温短時間殺菌」および「脂肪微細化」)を活用した、「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン朝の贅沢クリーミー生乳100」(320g)および「同本場手作りスタイル」(320g)を2018年3月に発売。また、既存ブランドの「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン」、「同そのままおいしい脂肪0プレーン」においては、450gから400gへの容量・容器変更を実施。さらに、栄養素を訴求した新商品として、100gで一食分のカルシウムと鉄分が補給できる「明治ブルガリアヨーグルトLB81カルシウムと鉄分」を発売。

② 加工食品
新しいカマンベールチーズ製造棟の稼働に伴い、「明治北海道十勝カマンベールチーズ」、「同ブラックペッパー入り切れてるタイプ」、「同切れてるタイプ」を、パッケージも新たにして全国でリニューアル発売。
濃厚なうまみが特長の十勝産熟成チーズに、和風だしのうまみを掛け合わせた、「明治北海道十勝スマートチーズ 和風だし かつお・昆布」、「同 ほたて」を発売。
家族みんなが楽しめるクセがなくなめらかな食感の“基本となる”チーズ「明治北海道十勝6Pチーズ ベーシック」を発売。
好評の「明治エッセルスイーツ」シリーズから「明治 エッセルスーパーカップ Sweet's ブルーベリーチーズケーキ」、「明治 エッセルスーパーカップ Sweet's アップルタルト」、「明治 エッセルスーパーカップ Sweet's ショコラオランジュ」を連続的に発売。
乳脂肪として主にバターを使用した新規調理用純乳脂クリーム「フレッシュ45」を発売。パンやスコーン等にやわらかく塗って楽しむ「クリーミースムース ソルティ」、「スイートチョコ」、「メープル」、「ハニーレモン」を発売。4種のチーズを使用しハンバーグやパンに包餡する業務用の「十勝4種のチーズペースト」を発売。バター風味を増強したファットスプレッドとして「コープ NEWソフト」をリニューアル。
iTQi(国際味覚審査機構)優秀味覚賞受賞の、十勝産生クリーム・パルメザンチーズのコクと香りを特長とした冷凍食品「香るひととき濃厚エビグラタン・ドリア」を発売。
「銀座カリー」発売25周年を記念して、特製ソースにいつもの2倍牛肉が入った「銀座カリー25周年特別限定品」を発売。

③ 菓子
糖として吸収されないオリゴ糖“フラクトオリゴ糖”を使用したミルクチョコレート「オリゴスマートミルクチョコレート」を発売。砂糖の一部を、糖として吸収されない“フラクトオリゴ糖”に置き換え、砂糖に近い味わいながらも甘さ控えめで、コク深くおいしいミルクチョコレートに仕上げた。
「ザ・チョコレートSENSATION ペルーダーク」数量限定発売は、カカオ本来の香味を最大限に引き出す明治独自の新製法“リッチアロマ製法”を導入し、さらに香り高い香味を引き出すことを追求した。
「ザ・チョコレート SENSATION 2019 Limited Assortment」 数量限定発売は、“リッチアロマ製法”と生クリーム、フランボワーズ、ジャンドゥーヤ、カカオジュース 4種の個性豊かな水系素材を組み合わせることに成功。「明治ザ・チョコレート」シリーズ初のひと粒デザートショコラを発売。
「ザ・チョコレート 弾ける香るゆず」は、ドミニカ共和国産カカオを中心に使用したフルーティ感のあるチョコレートに、ゆず果汁のパウダーと高知県産のゆず皮を練り込んだ。噛んだ瞬間にゆずの香りが弾ける、ゆずの香りと心地よい苦みを楽しめる大人のチョコレート。
「チョコレート効果」群の品質ブラッシュアップとオレンジピールやカカオニブなどの素材の美味しさをプラスした新ラインナップを発売。
冬季限定チョコレート「メルティーキッス」群にホワイトタイプを追加投入し、ラインナップを拡充。
春夏向け「洋酒チョコレート」、「エムズバーラム・オ・レ」を発売し、冬場しかなかった洋酒チョコレート売り場活性化。
「ガルボ豆乳きなこ」ポケットパック、カラダに優しい素材「豆乳」を配合した新しいガルボを発売。
カカオ自体の品質を極め、産地や品種の異なるカカオの個性を最大限引き出したプロのためのスペシャリティチョコレート「明治 ザ・カカオ プロフェッショナルズ」を発売。
レモン果汁100グミにほろ苦いレモンピールを入れ、本格的なレモンの味わいが楽しめる、リフレッシュタイムにぴったりの「果汁グミピーレ」を発売。

④ 栄養
ザバスプロテインシリーズでは風味のバリエーションを強化すべく「ザバス ホエイプロテイン100 抹茶風味」、「ザバス ホエイプロテイン100 ヨーグルト風味」(いずれも、50食分(1050g)、18食分(378g)、トライアルタイプ(10.5g))、「ザバス ソイプロテイン100 ミルクティー」(50食分(1050g)、15食分(315g)) を発売。 また、加齢とともに不足してしまうグルコサミンを配合した「ザバス プロテイン+グルコサミン」(15食分(210g))を発売。1食(14g)当たり、たんぱく質6g、グルコサミン500mg、コラーゲン1000mg、カルシウム120mg、ビタミンD10μgを配合。
そのまま飲めるゼリータイプでは、運動後のすばやいリカバリーを目的に、マルトデキストリンとホエイプロテインを3:1で配合した「ザバス リカバリープロテインゼリー ミックスフルーツ風味」を発売。また、運動前・運動中のエネルギー補給を目的に、マルトデキストリン、クエン酸、5種のビタミンを配合した「ピットイン エナジーゼリー グレープ味」(200kcal/1袋(180g))を発売。
「即攻元気ゼリー 凝縮栄養 11種のビタミン&4種のミネラル」を発売。不足しがちで、身体の調子を整えるために必要な11種のビタミンと4種のミネラル(亜鉛・鉄・銅・セレン)を、1個に凝縮。医療栄養やスポーツ栄養で実績を積み上げてきた明治独自の栄養設計で、“働き盛り”の体をサポートするゼリー飲料。
病院・施設向けに、「明治栄養アップペースト」を発売。乳清たんぱく質と中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)を配合し、大さじ1杯でエネルギー100kcal、たんぱく質3.5gが摂取できる。チューブ容器入りで1本165g。いつもの食事に混ぜるだけで簡単に、エネルギー・たんぱく質アップができる。
栄養が手軽に摂れるゼリータイプの栄養食品「メイバランス ブリックゼリー」シリーズを、群馬栄養食工場へ内製化し、リニューアル発売。このリニューアルに伴い、患者様がより召し上がりやすいようゼリーの固さを調整。
また、発酵乳+ガラクトオリゴ糖を配合した経管用流動食「YH」に、開封することなく直接、経管に繋ぐことのできる衛生面に配慮したソフトパックを追加発売。容量は300mlと400mlを用意。たんぱく質、脂質、糖質、食物繊維と、13種のビタミン、ミネラルを配合した総合栄養食品。

(2) 医薬品
当連結会計年度における研究開発活動の金額は、16,470百万円であります。

Meiji Seika ファルマ㈱グループにおきましては、医療用医薬品における感染症、中枢神経系領域でのスペシャリティファルマを目指すとともに、ジェネリック医薬品、農薬、動物薬等にも注力し、積極的な研究開発活動を行っております。
具体的な開発品目の進捗状況は、以下のとおりです。
パーキンソン病治療薬「サフィナミド(ME2125)」は、2018年10月に日本における製造販売承認申請を実施しました。同月、β-ラクタマーゼ阻害薬「Nacubactam(OP0595)」は、国内開発について国立研究開発法人日本医療研究開発機構(略称AMED)による2018年度「医療研究開発革新基盤創成事業(略称CiCLE):第3回公募」課題として採択されました。
新規の変形性関節症治療用細胞医薬品の創出を目指し、2018年6月に㈱ツーセル(本社:広島県広島市)と共同研究契約を締結しました。
2016年5月に発売した統合失調症治療薬「シクレスト®舌下錠」については、医療への科学的側面からの貢献を目指して、抗精神病薬の適正使用に関するエビデンス創出に取り組んでいます。
統合失調症治療薬「ジプラシドン(ME2112)」および爪真菌症治療薬「ME1111」は、それぞれ国内臨床第三相試験、国内臨床第二相試験を継続しております。
生物産業分野におきましては、農薬事業では、新規農業用殺虫剤「ME5343(Afidopyropen)」は導出先のBASF社(ドイツ)がインド、オーストラリアで販売を開始し、新規農業用殺菌剤「ME5223(Fenpicoxamid)」は導出先のコルテバ社(アメリカ)が欧州および中米で本年発売を予定しております。新規農業用殺虫剤「ME5382(Flupyrimin)」につきましては、本年中頃に国内農薬登録の取得を予定しており、インドではUPL社が水稲分野で開発を進めております。さらにアジア各国において申請に向けた試験を行っております。また、主力のいもち病防除剤「オリゼメート」および「ME5382(Flupyrimin)」つきましては、国内における新たな水稲栽培技術である密播・密苗栽培および側条処理への対応を進めています。
動物薬事業では、牛用抗菌剤「ME4136」が農水省での審査を終え、食品安全委員会での審査待機中です。牛用抗菌剤「ME4129」については2018年2月に、牛豚用抗菌剤「ME4137」については2018年11月に、豚用ワクチン「ME4624」については2018年6月に農水省への申請を終え、現在いずれについても審査対応中です。また、畜産用飼料添加物「ME4406」についても開発が進んでおり、2021年には医薬品開発の臨床試験に該当する野外応用試験を鶏と豚について実施する予定です。
なお、研究所については以下の4研究所体制となっております。

医薬研究所 :免疫炎症及び感染症領域を中心とした創薬研究(医薬品候補創出のためのリード化合物の探索とその最適化、計算化学・分子構造解析等の創薬への応用研究、薬理・薬物動態・安全性評価)、導入品を含む開発品の開発研究(有効性、薬物動態及び安全性評価)、既存品の付加価値情報の創出
CMC研究所 :新薬・LCM・ジェネリック開発における原薬の合成プロセス確立と製剤の設計・改良検討および製剤製法確立、原薬・製剤の物性、安定性評価と規格試験法確立、治験薬(原薬、製剤)製造と製法スケールアップ・技術移管、製剤の包装設計と原価低減
バイオサイエンス研究所 :抗体医薬を中心とした創薬研究、バイオ後続品の研究開発、生産品目・次期生産導入品目の生産菌株育種及び培養・精製技術の確立、品質向上・コスト低減による工場支援並びにバイオ資源を活用した医薬品・農動薬・酵素・ジェネリック原料の新製品創出
生物産業研究所 :新規農薬・動物薬の創出と新製剤開発、既存品評価、販売支援業務

KMバイオロジクス㈱におきましては、ヒト用ワクチン、動物用ワクチン、血漿分画製剤の研究開発から製造販売まで行う体制を持ち、また新生児のマススクリーニングなどを行う臨床検査センターを保有しております。
同社においては、ヒト用ワクチン、動物用ワクチンならびに血漿分画製剤の3領域の研究開発を行っており、それぞれの領域における具体的な開発品目の進捗状況は、以下のとおりです。
ヒト用ワクチンにつきましては、「デング熱ワクチン(KD-382)」の臨床第一相試験を2018年8月よりオーストラリアで開始しております。また「小児用5種混合ワクチン(KD-370)」の国内臨床第三相試験を継続実施中です。
血漿分画製剤については提携先と共同で静注用人免疫グロブリン製剤であるベニロンの適応拡大試験を継続実施中です。組換え血漿たんぱく製剤を用いた先天性疾病の治療薬についても共同開発先と国際共同治験を継続実施中です。また、ボルヒールを用いた再生医療分野の治験を準備中です。
動物用ワクチンにつきましては、鶏用ワクチンの「KD-390」を農水省に製造販売承認申請中です。

事業等のリスク株式の総数等


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