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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10083P3

有価証券報告書抜粋 昭和化学工業株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における我が国経済は、緩やかな回復基調が続いているものの、新興国経済の減速や、円高・株安の進行などにより、予断を許さない状況が続いております。
当業界におきましては、国内需要の伸び悩みなどにより、引き続き厳しい状況で推移しております。
このような経営環境の中、当社グループにおきましては、売上目標達成のため積極的な拡販活動を展開しました。その結果、売上高は78億76百万円(前期比4.2%増)となりました。利益面では、全社規模でのコスト削減や「持分法による投資利益」が増加したことなどにより、経常利益は5億59百万円(同98.4%増)、「受取保険金」97百万円などを特別利益として計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は5億60百万円(同308.6%増)となりました。
なお、当社グループは単一セグメントであるため、製品別の業績を記載すると次のとおりであります。

①濾過助剤
当該商品は、主にビール類・清涼飲料水・甘味料・調味料などの食品工業、抗生物質などの製薬工業、油脂・合成繊維・酸化チタンなどの化学工業、ごみ焼却場などで使用される当社の主力製品群です。
当連結会計年度におきましては、国内市場での売上が全般的に伸び悩む中、清涼飲料水向け製品及び海外市場での売上げが増加しました。この結果、売上高は44億52百万円と前年同期比2億21百万円(同5.2%)の増収となりました。
この分野の売上は、当社グループ売上全体の56.5%を占めております。

②建材・充填材
当該商品は、主に住宅用建材や土木資材、シリコーンゴムなどに使用される製品群です。
当連結会計年度におきましては、住宅用建材向け製品の売上が減少したものの、各種充填材の売上が増加しました。この結果、売上高は前年同期とほぼ同額(同0.0%増)の14億85百万円となりました。
この分野の売上は、当社グループ売上全体の18.9%を占めております。

③化成品
当該商品は、主にプールや温浴施設及び浄化槽向けの塩素系消毒剤、産業排水向けの高活性微生物剤などの水処理関連製品群です。
当連結会計年度におきましては、浄化槽向け塩素剤の売上が増加しました。この結果、売上高は12億66百万円と前年同期比45百万円(同3.7%)の増収となりました。
この分野の売上は、当社グループ売上全体の16.1%を占めております。

④その他製品
当該商品は、主に珪藻土粒状品及びデオドラント製品や浴室関連機器などの生活関連用品、その他スポットで発生する製品群です。
当連結会計年度におきましては、各種化学品及び海外向けの機器納入などが売上に貢献しました。この結果、売上高は6億71百万円と前年同期比47百万円(同7.5%)の増収となりました。
この分野の売上は、当社グループ全体の8.5%を占めております。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より1億61百万円増加し、12億15百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、6億6百万円となりました。
これは、主に税金等調整前当期純利益6億71百万円、減価償却費2億99百万円に対し、役員退職慰労引当金の減少3億65百万円があったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、1億62百万円となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出1億76百万円に対し、投資有価証券の売却による収入30百万円があったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、2億88百万円となりました。
これは、主に長期借入金の借入れによる収入5億30百万円、社債の発行による収入1億96百万円に対し、長期借入金の返済による支出4億64百万円、社債の償還による支出3億60百万円、短期借入金の純増減額の減少1億12百万円、リース債務の返済による支出44百万円、配当金の支払額30百万円があったことによります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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