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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100577O

有価証券報告書抜粋 本田技研工業株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社および連結子会社の研究開発は、先進の技術によって、個性的で国際競争力のある商品群を生み出すことを目的としております。そのために、主要な研究開発部門は、子会社として独立し、技術者が自由闊達に研究開発活動を行っております。製品に関する研究開発につきましては、㈱本田技術研究所、ホンダアールアンドディアメリカズ・インコーポレーテッド、ホンダアールアンドディアジアパシフィックカンパニー・リミテッドを中心に、また、生産技術に関する研究開発につきましては、ホンダエンジニアリング㈱およびホンダエンジニアリングノースアメリカ・インコーポレーテッドを中心に、それぞれ現地に密着した研究開発を行っております。
当連結会計年度に発生した研究開発支出は、6,703億円となりました。
なお、IFRSの適用に伴い、当社および連結子会社では研究開発支出の一部について、無形資産に計上しています。連結損益計算書に計上されている研究開発費の詳細については、連結財務諸表注記の「21 研究開発費」を参照ください。

セグメントごとの研究開発活動の状況につきましては、以下のとおりです。

(二輪事業)
二輪事業では、お客様に喜んでいただける魅力・環境に優れた商品のタイムリーな提供を目指し、魅力商品仕込み強化、コスト競争力の強化、商品・技術の開発スピードアップ、低炭素化社会への対応を重点施策として取り組んでまいりました。
主な成果としては、まず、空冷単気筒160ccエンジンを搭載し低燃費と高出力を実現した「CB UNICORN(ユニコーン)160」をインドで発売いたしました。ブラジルでは「NXR160Bros(ブロス)」にこのエンジンを搭載し発売いたしました。
また高い燃費性能と爽快な走りを両立するスクーター用グローバルエンジン「eSP」は、水冷50ccエンジンを「TACT(タクト)」へ、空冷110ccエンジンを日本では「Dio(ディオ)110」に、ベトナムでは「VISION(ビジョン)」に搭載し発売いたしました。さらに水冷125ccエンジン「eSP」を4バルブ化し、高い燃費性能を維持しながら高出力化を実現した「Forza(フォルツァ)125」を発売いたしました。
また水冷・4ストローク・DOHC・V型4気筒800ccエンジンを搭載し、市街地走行から長距離ツーリングまで操る楽しみと快適な走行を追求した「VFR800X」と、水平対向6気筒1800ccエンジンを搭載し迫力と存在感を高めたデザインの「GOLDWING(ゴールドウイング)F6C」を発売いたしました。
当事業に係る研究開発支出は、737億円となりました。
主要レースにおける成果としては、MotoGPクラスにおいて、ライダー、コンストラクター、チームの三冠を2年連続で獲得いたしました。


(四輪事業)
四輪事業では、お客様に“面白く、賢い”と喜ばれる感動No.1のクルマ創りを目指し、「良いものを早く、安く、低炭素で」創り上げることを方針として積極的に取り組んでまいりました。
主な成果としては、まず、日本では、V型6気筒直噴エンジンと3モーターハイブリッドシステムを採用し上質な乗り心地と燃費性能を兼ね備えた「LEGEND(レジェンド)」に事故の未然防止や回避に寄与する先進運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を搭載し発売いたしました。
また、5ナンバーサイズの扱いやすさとコンパクトカーの優れた燃費性能、コンパクトなボディーでありながら広々とした室内空間を実現した「GRACE(グレイス)」や、Hondaらしい走る喜びの実現を目指して、ミッドシップエンジン・リアドライブレイアウトを採用し、低重心と理想的な前後重量配分を実現したスポーツカー「S660」を発売いたしました。
さらに、北米地域では、2.4Lエンジンに新開発のトルクコンバーター付き8速デュアル・クラッチ・トランスミッションを、3.5Lエンジンには新たに9速オートマチックトランスミッションをそれぞれ組み合わせ、高出力と低燃費を実現した「アキュラ TLX」を発売いたしました。
また、「FCXクラリティ」の後継モデルとして、さらなる性能向上とコストダウンを目指した「Honda FCV CONCEPT(コンセプト)」を発表いたしました。このクルマは外部給電器「Honda Power Exporter CONCEPT(ホンダ パワー エクスポーター コンセプト)」を装備し、FCVと組み合わせることで、「走る電源」として災害時などに活用することができます。
当事業に係る研究開発支出は、5,673億円となりました。

(汎用パワープロダクツ事業及びその他の事業)
汎用パワープロダクツ事業では、「世界中のお客様の「喜び」のために あらたな「役立ち」の提案」をスローガンに、「先進国に向けた新商品と新技術の創出」や「新興国市場の拡大を目指した商品開発」などの主要施策に取り組んでまいりました。
主な成果としては、まず、パワーユニットに充電式バッテリーとDCブラシレスモーターを採用することで優れた静粛性と簡単な操作で扱いやすい電動除雪機「ユキオスe」を発売いたしました。
また、電子制御燃料噴射装置を搭載し大容量燃料タンクを採用することで、クラス最長の連続運転時間を実現した発電機「EU55is」を発売いたしました。「EU55is」は従来モデルに対して約15%燃費を向上させています。
エンジン式の水ポンプでは、新型汎用エンジンを搭載し、軽負荷出力で吸・排水作業など幅広い用途での性能を4枚翼のインペラを採用することで向上させた「WL20XH」と「WL30XH」を発売いたしました。

その他の事業として、航空機事業のエンジン事業においては、小型ジェットエンジン「HF120」が、2013年12月に米国連邦航空局(FAA)より型式証明(TC)を取得し、2015年3月には製造認定(PC)を取得いたしました。
また、このエンジンを搭載した「HondaJet(ホンダジェット)」は、2015年3月に事前型式証明(PTC)を取得いたしました。
当事業に係る研究開発支出は、292億円となりました。

当連結会計年度末時点において、当社および連結子会社は、国内で21,000件以上、海外で25,000件以上の特許権を保有しています。また、出願中の特許が国内で7,600件以上、海外で15,200件以上あります。当社および連結子会社は、特許の重要性を認識していますが、特許のうちのいくつか、または、関連する一連の特許が終了または失効したとしても、当社および連結子会社の経営に重要な影響を及ぼすことはないと考えています。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02166] S100577O)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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