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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AKKV

有価証券報告書抜粋 東京メトロポリタンテレビジョン株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

2016年のわが国経済は、緩やかな回復基調が続いているものの、世界経済のリスクの高まりや、個人消費や設備投資の伸び悩みなど国内需要に力強さが欠けていることを背景に一部に弱さが見られました。日本の総広告費(㈱電通・2017年2月23日発表)は、6兆2,880億円(前年比101.9%)と5年連続してプラス成長となり、テレビメディア広告費は1兆9,657億円(前年比101.7%)と前年をわずかに上回りました。
こうしたなか、当社は当事業年度も引き続き編成・営業など全社的な構造改革を進める一方、経営3か年計画「東京コンテンツ化計画(2016→2018)」に基づき、情報生ワイド番組など自社制作番組やアニメ作品に対し制作費を積極的に投入、視聴者にとって魅力のある質の高いコンテンツ開発に注力し、タイム、スポット収入の拡大に努めました。
コンテンツについては、ライブ感のあるステーションイメージの強化を目指し、朝・夕・夜の情報生番組に加え、10月から平日昼の時間帯に新番組を編成し、一層のコンテンツ充実を図りました。朝7時から放送の「モーニングCROSS」では、MC堀潤さんが自ら現場を取材するコーナー「ニュースHORIc.」で豊洲市場問題、福島原発の問題を取り上げるなど、独自の視点での情報発信に注力しました。昼12時から放送の新・情報生番組「ひるキュン!」は、メインMCに田中みな実さんを起用し、在宅主婦やシニア層に向けての育児や健康情報のほか、都内各地の商店街を生中継で結んで注目イベントを紹介するなど視聴者に身近な情報をお届けしています。夕方の「5時に夢中!」は、ハリウッド女優のジョディ・フォスターさんの飛び入り出演や北斗晶さんの復活生出演などが多くのネットニュースなどで取り上げられるなど話題を呼び、また、夜9時放送のオトナの夜のワイドショー「バラいろダンディ」は、幅広いコメンテーター陣やプロレスラー蝶野正洋さんのMC起用など注目を集めました。
新番組では、ふるさと納税を楽しく紹介する「ふるさとチョイスTV」、ホラン千秋さんがナビゲーターを務め、東京の暮らしを支える人々の仕事に密着するショートドキュメンタリー「東京JOBS」、アニメソングをハイレゾで楽しみながらダンスバトルを繰り広げる「アニレゾ!!~勝ち抜きアニソンダンスバトル!!~」等、新たなスタイルの番組がスタートしました。
アニメ番組では、アニメ事業展開強化のため製作委員会に積極的に参加し、上期に当社が出資した「ばくおん!!」、「怪盗ジョーカー」、「クロムクロ」、「12歳。」などを含む新作65作品、下期には当社が出資した「BanG Dream!」、「政宗君のリベンジ」、「SHOW BY ROCK!!#」、「終末のイゼッタ」などを含む新作69作品を編成、アニメ事業展開のさらなる強化のため、アニメ作品の製作委員会に引き続き積極的に参加するなどコンテンツ開発に努めました。
特別番組では、4月に、東日本大震災から5年を経た子供たちを応援する「ひとりじゃないよ~未来に羽ばたけ東北の子ども達」、9月と1月に葛飾北斎の魅力に迫る「HOKUSAI HUNTER」等を放送、報道特別番組では、『選挙CROSS』として7月に「参院選開票特別番組」「都知事選開票特別番組」を、また2017年夏の都議選を占う前哨戦と話題となった2月の千代田区長選を放送したほか、3月には、豊洲への市場移転問題に関連して12年ぶりに設置された「百条委員会」の模様を放送とエムキャス配信を組み合わせて中継しました。
スポーツ番組では、リオデジャネイロ五輪・パラリンピックの現地取材を行ない、番組「東京クラッソ!パラリンピックが10倍楽しくなるスペシャル」で22競技全ての競技内容を紹介したほか、競技結果を詳しくお伝えしました。また、「カウントダウンTOKYO」では、2020年五輪・パラリンピックに向けて挑戦する若者を毎週紹介、3月には柔道と体操それぞれの先輩後輩選手を招いての特別版も放送しました。当社放送10シーズン目を迎えた福岡ソフトバンクホークス戦は、レギュラーシーズン66試合を放送したほか、クライマックスシリーズ・ファーストステージ2試合を放送、Jリーグ・FC東京については、ホーム開幕戦をはじめ年間10試合の中継及び応援番組「F.C.TOKYO魂!」で、サポーターと共にチームの活躍を応援しました。さらに、10月からは、総合格闘技「パンクラス」を地上波で初めて生中継するとともに、データ放送を活用し、勝敗予想に参加するパンクラスダービー連動型企画も実施しました。
事業では、7月からスタートした人気YouTuberや動画クリエイターとコラボした番組「みんなでつくる みんチャン!」と連動したイベント「U-FES.2016tour」を共催し、東京・大阪など全国6か所でのべ12,000人を集客、注目を集めました。また、番組「eスポーツMaX」と連動した「ALLNIGHT GAMING FESTIVAL」を9月に実施、大きな反響を得て、3月に第2弾を開催するなど、番組連動のイベント開催に注力しました。
新たな事業への取り組みとして、実証実験2年目を迎えたエムキャスでは、夏の全国高校野球東京都大会の中継や豊洲市場問題等で全国の注目を集める小池知事の定例会見を「エムキャス MX LIVE」で全国配信しました。また、当事業年度は、総務省の2016年度大型補正予算「放送コンテンツ海外展開総合支援事業(BEAJ案件)」の公募に応募、採択され、インドネシアの首都ジャカルタの地上波放送局で日本を紹介する番組を放送したほか、同番組内でPINS社と共同開発したクーポン発行システム等の実験に着手し成功するなど、スマホを使ったIoT時代の新しいテレビの可能性について実証実験を行いました。さらに、地上波レギュラー番組で初めて、番組「カウントダウンTOKYO」の中でハイブリッドキャストを利用した4K動画の本格的配信実験を実施し、注目を集めました。
この結果、当事業年度の売上高は18,176百万円(前事業年度比110.4%)と6期連続で過去最高を更新し、営業利益は1,629百万円(前事業年度比103.0%)、経常利益は1,503百万円(前事業年度比109.2%)、当期純利益は1,095百万円(前事業年度比121.8%)となりました。


事業部門別の業績は次のとおりであります。
①放送事業
放送事業については、売上高14,598百万円(前事業年度比1,763百万円増、113.7%)と増収になりました。これは主に、情報生ワイド、アニメ等のタイム収入が好調だったほか、スポット収入が増加したことによるものであります。

②その他事業
その他事業については、売上高3,578百万円(前事業年度比57百万円減、98.4%)と減収になりました。これは主にスポット配信業務が減少したことによるものであります。

(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度における当社の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ1,145百万円増加し、当事業年度末には6,158百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得た資金は1,868百万円(前事業年度は1,601百万円)となりました。これは主に税引前当期純利益1,548百万円、非資金費用である減価償却費362百万円を計上したほか、前受金が146百万円増加した一方、売上債権の増加177百万円や法人税等の支払額480百万円が生じたことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は315百万円(前事業年度は4,931百万円)となりました。これは有形固定資産の取得による支出266百万円、出資金の払込による支出255百万円が生じた一方、定期預金の純減額100百万円が生じたことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は406百万円(前事業年度は4,438百万円の調達)となりました。これは主として、社債の償還による支出257百万円や長期借入金の返済による支出92百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04453] S100AKKV)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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