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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009ZNN

有価証券報告書抜粋 東京都競馬株式会社 業績等の概要 (2016年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における業績のご報告に先立ち、当社グループ営業施設において発生いたしましたお客様の受傷事件につきまして、お客様をはじめ関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます。
2016年8月21日、東京サマーランドの屋内プールにおいて、お客様が受傷される事件が発生いたしました。本事件につきまして、被害に遭われたお客様に対し、改めて深くお詫び申し上げます。
今後、当社グループ一丸となって安全管理のさらなる徹底に取り組んでまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

当連結会計年度における我が国経済は、政府や日銀の各種政策により、企業収益や雇用情勢の改善が見られ、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。
このような経済情勢のもと、大井競馬をはじめとする地方競馬におきましても、勝馬投票券売上が増加し、好調な成績を収めました。
この間、当社グループは、前期においてすでに業績目標を達成している中期経営計画について、大井競馬場3号スタンドの解体撤去と跡地整備など、残された事業計画を着実に推進したほか、引き続き売上が好調な南関東4競馬場在宅投票システム(SPAT4)関連へ継続的に投資を行うなど、施設の整備と収益力の強化に努めました。
また、東京サマーランド内においては、2015年10月にプレオープンした愛犬と一緒に自然との共生が体験できるアウトドア複合施設「Wonderful Nature Village(わんダフルネイチャーヴィレッジ)」を4月にグランドオープンし、夏季期間以外の集客に注力いたしました。
その結果、第93期連結会計年度の業績につきましては、売上高は19,834百万円(前期比7.5%増)、営業利益は5,131百万円(同8.6%増)、経常利益は5,098百万円(同8.6%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は3,087百万円で、前期に比べて19.8%の増益となりました。

次にセグメント別の概況をご報告いたします。

公営競技事業
大井競馬は97日開催され、浦和競馬、船橋競馬、川崎競馬の大井場外発売は計168日、その他各地方競馬の広域大井場外発売が636レース実施されました。
この間、大井競馬場リニューアル計画に基づく大井競馬場3号スタンド解体後の跡地とその周辺の整備を行い、大井競馬場を「アミューズメントパーク大井(TCK)」と位置付け、競馬開催を基本とする中で、「365日活用できる」「地域と共生する」「笑顔が集まる場所」を目指し、約10,000㎡の都市型イベントスペース「UMILE SQUARE(ウマイルスクエア)」をオープンし、11月26日、27日に初イベントとなる「全国ねぎサミット2016 in TOKYO×肉フェス®」を開催いたしました。
また、大井競馬場では、パドックに高画質・大画面化により多くの情報がわかりやすく表示される「新パドックビジョン」を設置したほか、南関東4競馬場在宅投票システム(SPAT4)においても、1月よりゆうちょ銀行をネットバンク投票サービス対応銀行として新たに加えるなど、お客様の競馬観戦、投票環境の利便性の向上を図りました。
さらに、投票金額に応じて一定のポイントを付与する「SPAT4プレミアムポイント」においては、会員の満足度向上のため、香港競馬観戦ツアーの開催や南関東4競馬場を中心に関西など他地区でもPRイベントを実施し、主催者及び関係団体と協力して投票会員数と勝馬投票券売上のさらなる増加並びにファンサービスの向上に努めました。
これにより、12月29日に開催された「東京大賞典」競走において、1レースの勝馬投票券売上が約37億円、1日の売上が約61億円と、それぞれこれまでの地方競馬の売上レコードが更新されるなど、大井競馬の売上は大きく増加いたしました。

伊勢崎オートレースは83日開催され、川口オートレース他4場の伊勢崎場外発売は延べ314日実施されました。
この間、3月末の船橋オートレース廃止に伴い、伊勢崎オートレース場への船橋所属選手の一部受け入れに対応するため、競走車整備スペース等の改修を実施いたしました。
また、伊勢崎オートレース場内において当社が運営業務を受託し、平日を中心に南関東4競馬などの地方競馬を発売する「オフト伊勢崎」及び主に土日に中央競馬を発売する「J-PLACE伊勢崎」につきましては、来場者並びに勝馬投票券売上が順調に推移いたしました。
さらに、場内ではオートレースと競馬のコラボイベントを実施し、相互にファンの取り込みを行ったことから、相乗効果により売上が増加いたしました。
以上の結果、公営競技事業の売上高は10,688百万円(前期比12.5%増)、セグメント利益は3,444百万円(同23.2%増)となりました。

遊園地事業
遊園地事業におきましては、東京サマーランドにおいて、ゴールデンウィーク期間より、屋外プールの一部及び大型ウォーターアトラクション「DEKASLA(デカスラ)」などの人気スライダーを営業したほか、ファミリー層を対象とした新規イベント「ONE-PARK(わん-ぱく)」を実施するなど、夏季期間以外の集客強化に努めました。
園内においては、更衣室・シャワールームのリニューアルを行い、屋外エリアにベビールーム・授乳室を新設したほか、飲食店及びアトラクションでの電子マネー決済を導入し、キャッシュレス対応とするなど、お客様の快適性・利便性の向上に取り組みました。
また、2015年10月にプレオープンした「Wonderful Nature Village(わんダフルネイチャーヴィレッジ)」では、2016年4月1日、新たにドッグプールやオートキャンプサイトなどを加えてグランドオープンし、さらに10月にはヴィレッジ内に都内最大級のポンド型スポーツフィッシングエリア「FISH UP 秋川湖」をオープンいたしました。
しかしながら、お客様の受傷事件に伴う安全管理体制強化への対応等により計5日間休園したこともあり、売上は伸び悩みました。
以上の結果、東京サマーランドの入場人員は86万人(前期比5.8%減)となり、遊園地事業の売上高は2,720百万円(同5.0%減)、セグメント損失は366百万円(前期はセグメント損失148百万円)となりました。

倉庫賃貸事業
倉庫賃貸事業におきましては、既存倉庫の維持管理と環境整備に努めました。さらに、スペースの有効活用として、勝島地区2階建て倉庫の一部をレンタル収納スペースへ改修を行い、6月より営業を開始し、新規顧客の獲得に努めた結果、好評を得て12月には増設を行いました。
しかしながら、勝島地区・平和島地区の大型倉庫において、事業者間競争の影響などにより2015年から2016年にかけ一部賃料の減額がありました。
以上の結果、倉庫賃貸事業の売上高は4,418百万円(前期比0.8%減)、セグメント利益は補修工事費用の見直しなどにより利益は2,760百万円(同2.5%増)となりました。

サービス事業
サービス事業におきましては、大井競馬場前ショッピングモール「ウィラ大井」において、地域住民の皆様のニーズに合った店舗構成とするため、3月にイタリアンワイン&カフェレストラン「サイゼリヤ」をオープンするなど、店舗の充実に取り組みました。
賃貸マンションをはじめとする各賃貸施設においては、安定的な収益確保に努めるとともに、オフィスビル「ウィラ大森ビル」では、7月より省エネ改修工事として、順次LED照明への切り替えを実施し環境負荷低減に努めました。
また、2015年7月に連結子会社といたしました株式会社タックでは、上記の省エネ改修工事や大井競馬場および東京サマーランドの空調機取替え工事などを行い、当社所有施設での設備工事の内製化にも取り組みました。
以上の結果、サービス事業の売上高は株式会社タックの売上を新たに計上したことに伴い2,178百万円(前期比29.5%増)となりましたが、セグメント利益は同社ののれん償却費用などにより302百万円(同2.0%減)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、9,046百万円と前連結会計年度末に比べ880百万円(10.8%)の増加となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払額1,381百万円などの減少要因に対し、税金等調整前当期純利益4,903百万円、減価償却費3,323百万円などの増加要因により、7,099百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ443百万円(5.9%)の収入減少となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出3,724百万円などに対し、定期預金の純増減額2,506百万円、投資有価証券の売却による収入610百万円などにより、前連結会計年度に比べ1,250百万円(32.6%)増加し、5,086百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額994百万円、長期借入金の返済による支出209百万円などにより、前連結会計年度に比べ68百万円(5.7%)減少し、1,133百万円の支出となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04603] S1009ZNN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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