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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CNMN

有価証券報告書抜粋 東京都競馬株式会社 業績等の概要 (2017年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなか、各種政策の効果もあり、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。
このような経済情勢のもと、大井競馬をはじめとする地方競馬におきましても、勝馬投票券売上が増加し、引き続き好調な成績を収めました。
この間、当社グループは、更なる企業価値向上に向け、新たな企業理念「空間に思いを馳せ、人々の笑顔を創造する。」を制定するとともに、第1次中期経営計画の業績目標達成に伴い、2月には第2次中期経営計画「Road to『NEXT STAGE』」を策定・公表し、同計画に掲げるアクションプランに基づき事業を推進いたしました。
公営競技事業におきましては、SPAT4(南関東4競馬場在宅投票システム)を中心に売上が引き続き好調に推移するとともに、倉庫賃貸事業においても安定した収益を確保いたしました。
このほか、大井競馬場の駐車場用地に品川区の認可保育園「えがおの森保育園・かつしま」(4月開園)を誘致するなど、地域社会との共生を図る取り組みを行いました。
その結果、第94期連結会計年度の業績につきましては、売上高は21,302百万円(前期比7.4%増)、営業利益は6,033百万円(同17.6%増)、経常利益は5,999百万円(同17.7%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は4,054百万円で、前期に比べて31.3%の増益となりました。

次にセグメント別の概況をご報告いたします。

公営競技事業
大井競馬は98日開催され、浦和競馬、船橋競馬、川崎競馬の大井場外発売は計172日、その他各地方競馬の広域大井場外発売が675レース実施されました。
また、SPAT4では、各地方競馬の発売が延べ1,222日、13,896レース実施されました。
大井競馬におきましては、11月3日にダート競馬の祭典「JBC(ジャパンブリーディングファームズカップ)競走」が実施されたほか、12月29日に開催された「東京大賞典」競走では、1レースの勝馬投票券売上が約42億円、1日の売上が約70億円と、前年の同日・同レースに記録された地方競馬の売上レコードが大幅に更新されるなど、売上が大きく増加いたしました。
このほか、大井競馬場では、2016年11月にオープンした約10,000㎡の都市型イベントスペース「UMILE SQUARE(ウマイルスクエア)」において、音楽イベント、RUNイベントなどを開催いたしました。
SPAT4につきましては、これまで南関東4競馬以外の地方競馬の発売を、南関東4競馬の開催日に限定して実施しておりましたが、4月1日より発売日を拡大し、地方競馬全場・全レースの発売を行い、発売レース数は前期と比べ4,275レース増加いたしました。
あわせて、「SPAT4プレミアムポイント」(現金還元などのポイントサービス)においては、各競馬場におけるPRイベントの開催や、各種キャンペーンなどを継続して実施し、主催者及び関係団体と協力して投票会員数と勝馬投票券売上の更なる増加並びにファンサービスの向上に努めました。

伊勢崎オートレース場におきましては、オートレースの本場開催(90日)、他場の場外発売(延べ298日)のほか、場内で南関東4競馬などの地方競馬を発売する「オフト伊勢崎」、中央競馬を発売する「J-PLACE伊勢崎」についても、それぞれ来場者及び売上が堅調に推移いたしました。
なお、伊勢崎オートレース場のグリーンスタンドでは、9月よりスタンド内照明のLED化などのリニューアルを含む耐震改修工事を開始いたしました(2018年12月竣工予定)。
以上の結果、公営競技事業の売上高は12,205百万円(前期比14.2%増)、セグメント利益は4,525百万円(同31.4%増)となりました。


遊園地事業
遊園地事業につきましては、東京サマーランドにおいて、お客様に楽しく安全にご利用いただくため、安全管理体制をさらに強化し営業を行うとともに、前年好評を得ましたイベントをリニューアルし「ONE-PARK2(わん-ぱく2)」として春休み期間より実施いたしました。
さらに、ゴールデンウィーク期間では、屋外プールの一部及び大型ウォーターアトラクション「DEKASLA(デカスラ)」を営業するなど、夏季期間以外の集客強化に努めたほか、7月より、有料席の一部についてインターネットによる事前予約販売を導入し、お客様の快適性・利便性の向上にも取り組みました。
また、2016年4月にグランドオープンしたアウトドア複合施設「Wonderful Nature Village(わんダフルネイチャーヴィレッジ)」では、都内最大級の池型フィッシングフィールド「FISH UP 秋川湖」を同年10月にオープンし、新たな集客に努めました。
しかしながら、8月の記録的な長雨と気温低下などの影響により、入場人員、売上ともに伸び悩みました。
以上の結果、東京サマーランドの入場人員は81万人(前期比5.8%減)となり、遊園地事業の売上高は2,539百万円(同6.7%減)、セグメント損失は511百万円(前期はセグメント損失366百万円)となりました。

倉庫賃貸事業
倉庫賃貸事業につきましては、大型倉庫における安定的な運営に加え、勝島地区のマルチテナント型倉庫においては、2016年より個人向け収納スペースの賃貸や撮影等多目的利用への対応など新たな営業形態を展開し、稼働率、売上ともに順調に推移いたしました。
以上の結果、倉庫賃貸事業の売上高は4,462百万円(前期比1.0%増)、となりましたが、セグメント利益は外壁塗装等修繕費の増加などにより、2,725百万円(同1.3%減)となりました。
また、千葉県習志野市に新設する物流倉庫につきましては、2018年末の竣工に向け、建設工事を進めております。

サービス事業
サービス事業につきましては、オフィスビル「ウィラ大森ビル」賃貸をはじめとする各事業において、堅調な成績を収めました。
また、大井競馬場前ショッピングモール「ウィラ大井」では、4月に品川湾岸エリアの水辺の魅力を発信する「しながわフェスウィーク2017」へ参画し、新たな試みとなる「スプリングフェスタ」を開催するなど、地域との連携強化を図る取り組みを行いました。
このほか、株式会社タックの空調設備等の工事につきましては、安定的な収益確保を目指し新規受注先の獲得に取り組み、売上が増加いたしました。
以上の結果、サービス事業の売上高は2,266百万円(前期比4.0%増)、セグメント利益は375百万円(同24.2%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、6,848百万円と前連結会計年度末に比べ2,197百万円(24.3%)の減少となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払額1,864百万円、立替金の増減額1,657百万円などの減少要因に対し、税金等調整前当期純利益5,999百万円、減価償却費3,430百万円などの増加要因により、5,765百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ1,333百万円(18.8%)の収入減少となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出7,196百万円などに対し、定期預金の純増減額830百万円、投資有価証券の売却による収入103百万円などにより、前連結会計年度に比べ1,153百万円(22.7%)増加し、6,239百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額1,279百万円、長期借入金の返済による支出375百万円などにより、前連結会計年度に比べ590百万円(52.1%)増加し、1,723百万円の支出となりました。







従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04603] S100CNMN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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