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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007XFP

有価証券報告書抜粋 東映アニメーション株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費の足踏みや企業の業況判断の一部慎重化等の弱さがみられるとともに、中国やその他の新興国経済の先行きに対する懸念、米国の金融政策正常化の影響等、海外景気の下振れリスクも抱え推移しました。
当社グループを取り巻く事業環境におきましても、依然として少子化やテレビ用アニメーションの視聴率低下傾向、娯楽の多様化等により厳しい状況が続いておりますが、一方では劇場用アニメーションの活況、露出媒体としての映像配信サービスの拡大、中国をはじめとするアジア市場の伸張、インバウンド需要の拡大等、アニメーションビジネスの成長機会が見込まれる分野も数多くあります。
こうしたなか、当社グループは、国内で「ワンピース」、「ドラゴンボール」シリーズ、「プリキュア」シリーズ、海外で「ドラゴンボール」シリーズ、「ワンピース」、「聖闘士星矢」シリーズを主とした、テレビ・映画・ブルーレイ・DVD・携帯端末・インターネット等への映像製作・販売事業や、キャラクターライセンス等の版権事業、キャラクター商品の開発や販売等を行う商品販売事業、キャラクターショー等を行うその他事業を展開しました。
この結果、当連結会計年度における売上高は336億12百万円(前連結会計年度比10.9%増)、営業利益は76億35百万円(同91.1%増)、経常利益は79億95百万円(同100.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は51億45百万円(同111.1%増)となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります(セグメント間取引金額を含む)。
なお、セグメント損益は、営業利益ベースの数値であります。

[映像製作・販売事業]
劇場アニメ部門では、2015年3月に「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪」、4月に『ドラゴンボールZ 復活の「F」』、10月に「映画Go!プリンセスプリキュア」、11月に「デジモンアドベンチャー tri.第1章」、2016年3月に「デジモンアドベンチャーtri.第2章」、「映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」を公開しました。『ドラゴンボールZ 復活の「F」』や「デジモンアドベンチャー tri.」シリーズがヒットしましたが、前連結会計年度にあった『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の製作収入に相当するものがなかったことから、前連結会計年度と比較して大幅な減収となりました。
テレビアニメ部門では、「ワンピース」、「Go!プリンセスプリキュア」(2016年2月より「魔法つかいプリキュア!」)、「ワールドトリガー」、「ドラゴンボール超」、「金田一少年の事件簿R」、「聖闘士星矢 黄金魂」、「美少女戦士セーラームーン Crystal」、「ドラゴンボール改」の8作品を放映・配信しました。前連結会計年度に比べ、放映本数が減ったことから、大幅な減収となりました。
コンテンツ部門では、前連結会計年度にあった「ワンピース」のブルーレイ・DVDや遊技機向け映像製作に相当するものがなかったこと等から、大幅な減収となりました。
海外映像部門では、「ワンピース」や「ドラゴンボール」シリーズ等、複数作品の中国向け大口映像配信権の販売があったことに加え、期中取引時の円安効果もあり、大幅な増収となりました。
その他部門では、定額映像配信市場の拡大もあり、映像配信サービスは好調に稼動しましたが、ソーシャルゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシーカードバトル』のサービス終了の影響が大きく、全体としては大幅な減収となりました。
この結果、売上高は140億5百万円(前連結会計年度比1.1%減)、セグメント利益は32億98百万円(同115.4%増)となりました。


[版権事業]
国内版権部門では、アプリゲーム『ドラゴンボールZドッカンバトル』及び「ドラゴンボール」シリーズの商品化権や、「ワンピース」のアプリゲーム化権の販売が好調に推移したことから、前連結会計年度と比較して大幅な増収となりました。
海外版権部門では、欧米向けの家庭用ゲーム『ドラゴンボールゼノバース』、中国向けの「ワンピース」のゲーム化権及び「聖闘士星矢」シリーズのアプリゲーム化権等が好調に推移し、大幅な増収となりました。
この結果、売上高は138億3百万円(前連結会計年度比34.7%増)、セグメント利益は61億57百万円(同50.0%増)となりました。

[商品販売事業]
商品販売部門では、ショップ事業の拡大や「ドラゴンボール」シリーズの関連商品の販売が堅調に推移しましたが、前連結会計年度にあった海外のイベント物販に相当するものがなかったこと等から、全体としてはほぼ横ばいとなりました。
この結果、売上高は46億54百万円(前連結会計年度比0.6%増)、セグメント利益は6百万円(同93.4%減)となりました。

[その他事業]
その他部門では、「ワンピース」の催事イベントや「Go!プリンセスプリキュア」のキャラクターショー等を展開しました。「Dr.スランプアラレちゃん」の催事関連が好調に稼動しましたが、全体としては軟調に推移したことから、減収となりました。
この結果、売上高は13億20百万円(前連結会計年度比8.2%減)、セグメント利益は34百万円(同75.2%減)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ30億79百万円増加し、当連結会計年度末には145億24百万円となりました。
その要因は次のとおりであります。
なお、連結貸借対照表に掲記されている現金及び預金勘定196億24百万円との差異は、預入期間3ヶ月超の定期預金51億円であります。

[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動の結果得られた資金は、65億31百万円(前連結会計年度は39億65百万円の獲得)となりました。資金の増加の主な内訳は、税金等調整前当期純利益77億75百万円、仕入債務の増加8億6百万円、資金の減少の主な内訳は、たな卸資産の増加8億16百万円、法人税等の支払額14億65百万円であります。なお、減価償却費3億91百万円は、資金流出の発生しない費用であるため、キャッシュ・フロー計算書では資金増の要因となっております。


[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動の結果使用した資金は、26億87百万円(前連結会計年度は26億93百万円の使用)となりました。
資金の増加の主な内訳は、定期預金の払戻による収入92億円、資金の減少の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出19億28百万円、投資有価証券の取得による支出5億30百万円、定期預金の預入による支出93億円であります。

[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動の結果使用した資金は、7億4百万円(前連結会計年度は7億29百万円の使用)となりました。これは、主に配当の支払によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02458] S1007XFP)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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