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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007ZQX

有価証券報告書抜粋 東洋水産株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、各種政策の効果や雇用・所得環境の改善が続き、緩やかな回復基調が続きましたが、中国をはじめとするアジア新興国等の海外景気の下振れが景気を下押しするリスクも依然として存在しております。
当食品業界においては、一部原材料価格が引き続き高水準で推移する中、製造コストの削減を迫られる等企業間競争は一層激しさを増し、依然として厳しい状況が続いております。また、消費者の食の安全面に対する意識はより一段と高まり、当業界は今まで以上に品質管理の強化への対応、環境問題への対応等企業の社会的責任がますます求められております。
このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高は383,276百万円(前年同期比0.5%増)、営業利益は28,314百万円(前年同期比12.9%増)、経常利益は29,489百万円(前年同期比10.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は18,363百万円(前年同期比8.6%増)となりました。
なお、当連結会計年度の為替換算レートは112.62円/米ドル(前連結会計年度は、120.15円/米ドル)であります。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 水産食品事業
水産食品事業は、コンビニエンスストアの他、量販店の水産惣菜売場へ、いくら・たらこ・鮭・海老等水産加工品の積極的な販売を推し進めるとともに、取り扱い魚種の見直しや在庫削減を行いましたが、売上高は33,075百万円(前年同期比4.2%減)、セグメント損失は171百万円(前年同期はセグメント損失769百万円)となりました。
② 海外即席麺事業
海外即席麺事業は、アメリカ国内では、雇用回復による外食産業の伸長、加工食品メーカー間での特売枠確保の競争もあり厳しい販売環境の中、即席麺カテゴリーにおける販売シェアは上昇しましたが減収となりました。
メキシコでは現地通貨安が進み販売数量は減少しました。その結果、売上高は77,346百万円(前年同期比10.1%減)となりました。セグメント利益は、テキサス工場の稼働率上昇や原材料価格の下落により12,142百万円(前年同期比0.2%減)となりました。
③ 国内即席麺事業
国内即席麺事業は、2015年1月に実施した価格改定による市場環境の変化はありましたが、カップ麺では基幹商品である「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」を中心とした和風麺シリーズや「麺づくり」等は、ほぼ前年並みに推移しました。また、「ごつ盛り」などオープンプライス商品が大きく伸長したことに加え、10月に新発売した「マルちゃん正麺 カップ」が好調に推移したことにより、カップ麺全体では増収となりました。
袋麺は、競争の激化などもあり前年より減少したものの、累計販売10億食を達成した「マルちゃん正麺」シリーズを中心に積極的な販促活動及び需要喚起に取り組みました。その結果、売上高は123,873百万円(前年同期比5.5%増)、セグメント利益は10,011百万円(前年同期比8.7%増)となりました。
④ 低温食品事業
低温食品事業は、生麺類では主力商品の「マルちゃん焼そば3人前」シリーズや生ラーメン類において、消費者キャンペーンを実施する等の積極的な販売活動を行い、増収となりました。冷凍食品類では、業務用ラーメン、市販用焼そば及び枝豆類の新規導入により、堅調に推移しました。その結果、売上高は67,971百万円(前年同期比1.6%増)、セグメント利益は3,853百万円(前年同期比9.0%増)となりました。
⑤ 加工食品事業
加工食品事業は、米飯は主力の無菌米飯が好調に推移したほか、レトルト米飯の中でも特に「ふっくらお赤飯」や「玄米ごはん」が大きく増収となりました。フリーズドライ製品は主力の5食入り袋スープや「カップおもちすうぷ」シリーズが大きく伸長しました。その結果、売上高は19,782百万円(前年同期比8.1%増)となりました。セグメント利益は、売上増加の影響に加え、原料米価格が安定してきたことにより883百万円(前年同期比80.7%増)となりました。
⑥ 冷蔵事業
冷蔵事業は、全国的に冷凍食品やアイスクリーム等の受託品取り扱いが順調に推移したことで、売上高は16,206百万円(前年同期比4.0%増)となりました。セグメント利益は、売上増加の影響に加え、省エネ対策等による動力費の減少により1,655百万円(前年同期比36.6%増)となりました。
⑦ その他
その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は44,978百万円(前年同期比5.6%増)、セグメント利益は371百万円(前年同期比613.5%増)となりました。

なお、上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、資金という。)の残高は、前連結会計年度末と比べ6,170百万円減少し、27,510百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
〔営業活動によるキャッシュ・フロー〕
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ620百万円増加し、33,262百万円となりました。これは主に、売上債権は増加しましたが、たな卸資産が減少し、未払費用が増加したことによるものであります。
〔投資活動によるキャッシュ・フロー〕
投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ7,281百万円減少し、32,695百万円となりました。これは主に、定期預金の預入による支出、有形固定資産の取得による支出は増加しましたが、定期預金の払戻による収入、有価証券の売却及び償還による収入、有形固定資産の売却による収入が増加したことによるものであります。
〔財務活動によるキャッシュ・フロー〕
財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ3,075百万円減少し、5,912百万円となりました。これは主に、子会社の自己株式の取得による支出が減少したことによるものであります。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00461] S1007ZQX)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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