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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DC0C

有価証券報告書抜粋 東芝テック株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは、お客様にとっての価値創造を原点に発想し、世界のベストパートナーとともに、優れた独自技術により、確かな品質・性能と高い利便性をもつ商品・サービスをタイムリーに提供することを基本理念として、グループ各社の研究部門及び開発設計部門とが密接に連携しながら先行技術開発、要素技術開発、製品開発に鋭意取り組んでおります。
当連結会計年度の研究開発費の総額は280億65百万円であり、各報告セグメントの研究開発活動は次のとおりであります。

(リテールソリューション事業)

当事業分野では、POSシステム、電子レジスター、画像スキャナ、データソリューションなどの研究開発を行っております。主な研究開発の成果は以下のとおりであり、研究開発費は123億58百万円となりました。
・お客様への利便性を追求したセブン-イレブン様向け第7次POSレジスターを開発。15型大型液晶パネル採用によりサイネージ効果を高め、セキュリティを強化したマルチ決済端末を搭載し、消費電力を30%削減しました。また、キーボードの一部を液晶キーボードにすることで、サービス業務追加などの拡張性も向上させました。
・ベーシックPOSのコンセプトを継承しつつ、より使いやすくフレキシブルな機器構成が可能な量販店向けPOSターミナルを開発。CPUやプリンタの高速化により、スピーディーなチェックアウトが可能になるとともに、必要な周辺機器をお客様側に設置することで、対面式セミセルフレジとしての運用も可能となります。
・業界トップクラスのコンパクトボディと拡張性を継承しつつ、フルフラットディスプレイの採用や最新OSを搭載するなどデザイン性と機能性を向上させた専門店向けPOSターミナルを開発。ファンレス設計を採用することで静音性が増し、飲食店から衣料品店まで幅広い業界に対応できます。プリンタ一体型小型POSとタッチPOSターミナルの2モデルをリリースしました。
・経済産業省及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業」の一環として、電子レシートの社会インフラ化の実証実験を実施。経済産業省が策定する電子レシートの標準規格の検証作業として、業種、業態の異なる小売店舗における、標準化された電子レシートプラットフォームの有効性を検証しました。
・国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「電子タグを用いたサプライチェーンの情報共有システム」の実証実験に、情報共有システムの開発で参加。RFIDを活用して、メーカーから卸、配送センターなどのサプライチェーン全体の商品に関する情報を国際標準であるEPC-IS(Electronic Product Code - Information Service)に準拠した形で一元管理し、共有できるシステムを開発するとともに、電子タグ発行、入出荷及び販売データエントリーデバイスを提供し、データの有効性を検証しました。
・欧州、南米及び新興国地域などの市場拡大を図るため、コスト競争力のある分散型POSを開発。従来モデルとの競合を避けるために機能面、モデル構成、サポート面で差別化を図り、グローバルでの売り上げ拡大に貢献します。
・当社製POSアプリケーション製品と、ビジネスパートナーアプリケーションや上位エンタープライズアプリケーションなどとの連携を容易に行えるプラットフォームを開発。現在の業務オペレーションを継承しつつ、モバイルデバイスなどの多様なタッチポイントのサポートが可能となります。また、Webブラウザ技術を使用したWebPOSが動作する環境を整備しました。
・商業施設の中でBluetoothビーコンを使い、お客様に現在地から、指定したテナントなどへ道順を案内するシステムを開発。これにより最短ルートをスマートフォンなどモバイル端末の地図上で案内することができるため、お客様の満足度向上につながります。

(プリンティングソリューション事業)
当事業分野では、デジタル複合機、オートIDシステム、プリンタなどの電子写真技術、光学設計技術、原稿送り機構技術、プリントコントローラ技術、画像形成技術、インクジェットヘッドなどの研究開発を行っております。主な研究開発の成果は以下のとおりであり、研究開発費は157億6百万円となりました。
・当社独自の消えるトナー技術を採用したモノクロ印刷と消せる印刷の両方の機能が利用可能なハイブリッド複合機を開発。高級感のあるブラックにグリーンラインをあしらったボディーカラーを採用し、従来の消せる印刷専用機では対応していなかったモノクロ印刷、給排紙オプションなどに対応しています。また、プリンタドライバで、印刷するアプリケーションの種類やFAX受信によって、消せる印刷を実行するよう予め設定することができます。
・ハイブリッド複合機搭載の消せる印刷機能によるCO2・コスト削減効果を簡単に確認できるソリューションアプリケーションを開発。本アプリケーション導入により、用紙リユース回数・割合、用紙削減量、CO2削減量、削減コストが視覚的に確認でき、エコ印刷を促進することができます。
・複合機の原稿送り装置を使い、大量の名刺を一気にテキストデータ等の電子データに変換するアプリケーションを開発。名刺管理ソフトと連携することで名刺情報を素早く検索できるようになります。また、これにより、名刺を持ち歩くことで起こる紛失のリスクなども減らすことができます。
・スマートフォンのブラウザからPOPを簡単に作成できるWebアプリケーションのシステムを開発。専用のアプリケーションをインストールする必要はなく、店舗の無線LAN(Wi-Fi)がつながる場所であればどこでもPOPデータを作成でき、複合機から印刷できます。
・文書に記載されているバーコードをスキャン時に認識し、ネットワーク上のフォルダに保存することができる複合機用アプリケーションを開発。文書が自動で仕分けられ、データ管理の効率化を促進します。
・組み込みアプリケーションに対応したソフトウエアプラットフォームを複合機に搭載し、ソリューション開発キットの提供とサポートプログラムの運用を開始。ソリューション開発キットと汎用のWebアプリケーション言語を使用してソリューションアプリケーションが簡便に開発できるようになり、複合機のソリューション提供力が大きく向上しました。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01884] S100DC0C)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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