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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007Z7U

有価証券報告書抜粋 東鉄工業株式会社 対処すべき課題 (2016年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク


建設業界を取り巻く環境は、政府建設投資の減少傾向が継続する一方、民間住宅投資は市場活性化策等による増加が期待され、民間非住宅建設投資も緩やかな回復が続くものと考えられますが、建設投資全体では前年度比減少となる見通しです。
さらに、技能労働者不足や、労務・資材費上昇によるコスト上昇も引き続き懸念されるなど、厳しい経営環境が続くものと予想されます。
当社は、2015年度より、新たな3ヵ年中期経営計画(2015~2018)である『東鉄 3D Step2018』をスタートさせました。前中期経営計画(『東鉄 3D Hop2015』と命名)の確かな成果を踏まえ、基本方針、及び基本戦略である『3D戦略』(スリーディ戦略)は一部ブラッシュアップのうえ継続させ、当社の「社会的使命をしっかりと果たす」とともに、「量」を拡大させる「成長戦略」と「質」を向上させる「クォリティ戦略」のベストバランスにより、「持続的な企業価値の向上」を図り、「堂々たる成長の時代」への『Step』を切り拓いてまいる所存であります。
新たな中期経営計画『東鉄 3D Step2018』の要旨につきましては、下記のとおりであります。

Ⅰ(基本方針)


(1)「経営理念(~安全はすべてに優先する~)に基づいた軸のブレない経営」
「全てのステークホルダーから信頼される誠実なCSR経営」
「攻め(収益力/資本効率)」と「守り(リスク管理)」の
「バランスのとれたコーポレートガバナンスによる経営」
により、社会やお客様の安全・安心・安定・快適・品質などの様々なニーズに的確にお応えし、当社の社会的使命をしっかりと果たします。
(2)「量」(「成長戦略」)と「質」(「クォリティ戦略」)のベストバランスにより、「持続的な企業価値の向上」を図り、「堂々たる成長の時代」への『Step』を切り拓いてまいります。
(3)「基本戦略」となる『3D戦略』(スリーディ戦略)は継続させ、(前)中計を第一期の『Hop』と位置づけ、(新)中計では第二期の『Step』としてさらなる飛躍に挑戦いたします。
前中計(2012~2015):『東鉄 3D Hop2015』と命名
↓ ↓
新中計(2015~2018):『東鉄 3D Step2018』をスタート



Ⅱ(基本戦略)

「基本戦略」となる『3D戦略』(スリーディ戦略)は不変とし、顧客層(X軸)と業域(Y軸)を拡げ、
質(Z軸)を向上させることにより、X×Y×Zの体積としての「企業価値」を最大化させる戦略をさらに
継続強化いたします。

基本戦略『3D戦略』
(1)X軸戦略:「顧客層」のウイングを拡大(横軸)⇒X×Y=「面積」
(2)Y軸戦略:「業域」の深堀による拡大(縦軸)
⇒「量」を拡大させる「成長戦略」
×
(3)Z軸戦略:「安全」・「品質・技術力」・「施工力」・「企業力」の強化(高さ軸)
⇒「質」を向上させる「クォリティ戦略」
(4)『3D戦略』:(1)(2)(3)の各戦略により、X×Y×Z=「体積」を拡大
⇒「企業価値」を最大化



Ⅲ(施策)

『3D戦略』の具体的な施策は以下のとおりです。

(1) X軸戦略(横軸)=「成長戦略」

JR東日本関連業務に経営資源を重点投下した上で、「土木/官公庁」「建築/民間一般」など、新たな顧客層のウイング拡大を図ります。
① 当社最大の強み・使命=JR東日本関連業務
最大最重要顧客であるJR東日本からの受注・パートナーシップは当社の最大の強みであり、
安全な工事の遂行は当社の社会的使命であります。
⇒JR東日本関連業務に経営資源を継続的に重点投下し、徹底的に強化
② 顧客層のウイング拡大
その上で、新たな顧客層のウィング拡大を図る「成長戦略」を展開してまいります。
⇒JR東日本以外の顧客からの業務量を、将来的にはJR東日本と同レベルまで拡大を展望
⇒線路/私鉄・公共鉄道、土木/官公庁・私鉄、建築/民間一般からの受注強化が成長戦略の鍵

(2) Y軸戦略(縦軸)=「成長戦略」

当社の「強み」である業務分野を徹底的に強化した上で、関連業域の深掘り/新しい成長機会に挑戦いたします。
① 当社の強みである業務分野は徹底的に継続強化してまいります。
・鉄道関連工事
・交通・社会インフラ関連工事
・防災・耐震・老朽化関連工事・復興関連工事
・住宅・非住宅建設工事
・少子・高齢化関連工事
・メンテナンス関連工事
・環境関連工事

② その上で、関連業域の深掘りによる拡大強化/新しい成長機会に挑戦いたします。
関連業務の業域拡大
新しい社会環境の変化、時代の要請に応じた業域の拡大



(3) Z軸戦略(高さ軸)=「クォリティ戦略」

「安全」・「品質・技術力」・「施工力」・「企業力」の一層の強化を図り、「質」を向上させることで、企業価値を高める「クォリティ戦略」を推進いたします。
① 「安全はすべてに優先する経営」の徹底を貫いてまいります。
・ お客様・地域社会・従業員の「究極の安全と安心」を追求
・ 実効性のある具体的な教育・訓練の継続実施
② 「品質・技術力」のたゆまざる維持・強化を図ってまいります。
・ 安全・安心で、高付加価値・高品質の技術・サービス・商品の提供により、
お客様の高い満足度と信頼の確保を図る
③ 「施工力」の強化を図ってまいります。
・ 工事量増大に伴う「施工力」の強化
・ 協力会社とのパートナーシップ強化
・ M&Aによる施工力増強も選択肢の一つ
④ 企業力の向上
・ 「全てのステークホルダーから信頼される誠実なCSR経営」を推進いたします。
・ それぞれのステークホルダーに対する取り組み方針
・ 「人」を大切にする風土づくり
・ 「環境」への取り組み
・ 「攻め(収益力/資本効率)」と「守り(リスク管理)」の「バランスのとれた
コーポレート・ガバナンス」による経営を推進いたします。
・ 「コーポレートガバナンス・コード」への積極的対応
・ 適時・適切な情報開示(IR/株主との対話 継続強化)
・ 資本効率/株主還元の重視(ROE・総還元性向の目標化/中間配当実施など)
・ 取締役会の実効性確保(複数独立社外取締役の選任など)
・ コンプライアンス体制(法令・ルールの遵守)、リスク管理体制の維持・強化
・ 「成長戦略」の一環としての企業力強化を図ってまいります。
・ 剰余金の有効活用
・ 利益改善に対する継続的な取り組み
・ グループ連結経営の強化
・ 海外関連事業の検討
・ 財務体質の継続的強化


Ⅳ(数値目標)
今後の市場環境は依然不透明な展開が続くものと予想されますが、2016年3月期の業績なども踏まえ、より高い目標への挑戦を目指して、「中期経営計画(2015~2018)『東鉄 3D Step2018』」の最終年度(2018年3月期)数値目標のうち、「営業利益」につきましては、当初目標としていた「120億円」から「130億円以上」に変更することといたしました。中期経営計画の基本方針、基本戦略や、その他の数値目標についての変更はありません。

[修正前]
2018年3月期 目標
[修正後]
2018年3月期 目標
(ご参考)
2016年3月期決算
売上高1,400億円変更なし1,268億円
営業利益120億円130億円以上124億円
ROE(%)10%以上変更なし14.4%
総還元性向(%)30%変更なし-


この、より高い目標への挑戦にあたっては、従来どおり「安全」・「品質・技術力」・「施工力」・「企業力」における「質」(「クォリティ戦略」)を引き続き当社グループの最重要戦略と位置づけたうえで、全社をあげて継続的に取り組んでいる不採算工事の徹底排除、原価管理の強化、種々のコストダウンにも注力しつつ、売上高と利益額のバランスを重視した「量」(「成長戦略」)を推進してまいる所存です。
以上のとおり、3ヵ年中期経営計画(2015~2018)『東鉄 3D Step2018』の「基本方針」及び「基本戦略『3D戦略』」に基づく諸施策を粘り強く推進することにより、「持続的な企業価値の向上」を図り、「堂々たる成長の時代」への『Step』を切り拓いてまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00112] S1007Z7U)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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