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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10021QJ

有価証券報告書抜粋 栄研化学株式会社 対処すべき課題 (2014年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

(1) 当連結会計年度において、当社グループはグローバル企業“EIKEN”の実現に向けて、以下の重点課題について対処してまいりました。
①グローバル化の推進
販売施策といたしましては、便潜血検査用試薬の国家スクリーニングの採用拡大を図っておりますが、ノルウェー、ベルギー、イングランド、スウェーデン及びカナダにおいて新規採用を獲得いたしました。また、フランス、スコットランド及びチェコでの採用に向けた対応をいたしました。一般検査(尿検査)は、イタリアにおいて全自動尿分析装置及び専用試験紙「ウロペーパーαⅢ‘栄研’」の販売を開始し、病院市場を中心に拡大を図りました。
研究開発施策といたしましては、FIND(Foundation for Innovative New Diagnostics)との共同開発として取り組んでおりますLAMP法を用いた結核菌検出試薬に関して、WHOの推奨取得に必要な評価試験をアフリカ、東南アジアなど14カ国にて実施いたしました。引き続きWHOの推奨取得に向けて評価試験を推進してまいります。また、中国CFDA申請の手続きの対応を進めております。
②高付加価値製品・サービスの提供
臨床検査分野において世界初となる生物発光酵素免疫測定法(BLEIA法)を測定原理としたC型肝炎ウイルスコア蛋白質キット「BLEIA ‘栄研’HCV抗原」を2013年4月24日に、また、B型肝炎ウイルス表面抗原キット「BLEIA ‘栄研’HBs抗原」を2013年7月31日に発売いたしました。当社は引き続きBLEIA法の特長を活かし、より高感度な測定が求められる感染症の検査用試薬の開発を進めてまいります。
遺伝子検査(LAMP法)では、「Loopamp SR DNA抽出キット」を2013年10月25日に発売いたしました。本キットは、「LoopampマイコプラズマP検出試薬キット」を使用する際の前処理となる検体からのDNA抽出を簡易・迅速にするキットであり、従来法に比べ操作数は約1/4(21ステップから5ステップ)、時間は約1/6(1時間から10分)となりました。
微生物検査では、薬剤感受性検査のための分析装置「DPS192iX」及び「ドライプレート‘栄研’(192プレート)」を2014年3月24日に発売いたしました。特に病院の細菌検査室での採用拡大を図ってまいります。
③生産性の向上
製造原価低減等に取り組み、売上原価率は前年同期比0.8ポイント低下いたしました。
④人材の育成・活用
基幹人材育成研修及び階層別研修を実施し、人材の育成を図っております。
⑤統合リスク管理によるリスク低減
震災対応といたしまして、野木事業所製造棟の耐震補強工事を実施いたしました。また、災害時の対応として、テレビ会議システムの充実、無停電電源装置の設置を行いました。新型インフルエンザ対策といたしまして、行動計画、マニュアルの見直しを行いました。
⑥コンプライアンスの徹底
一般社団法人日本臨床検査薬協会の「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」に基づいて、「医療機関等との関係の透明性に関する指針」を定め、医療機関、医療関係者に対する支払いにつきまして、2013年度分を2014年度に情報公開することにいたしました。医療機関、医療関係者にご理解、ご協力をいただき情報の集計を開始いたしました。また、臨床研究倫理審査委員会を設置し、被験者の個人の尊厳、人権の尊重及び臨床研究の倫理的観点と科学的観点から臨床研究計画の実施の適否等を審査しております。

(2) 当社は、創立70周年を機に新経営構想として策定した“EIKEN ROAD MAP 2009”において、創立80周年にあたる2018年度を1つの目標点として捉え、グランドビジョンとして「2018年までに、検査のパイオニアとして人々の健康を守るため、グローバル企業“EIKEN”を実現する」を掲げております。その中で「臨床検査事業」、「食品・環境検査事業」の2つを事業ドメインと定め、着実な成長と収益性向上を実現し、また、次の成長を担う新規事業を創出することを目指しております。
次期は以下の点を重点課題として捉え、これらを行動計画に落とし、グローバル企業“EIKEN”の実現に向けて推進してまいります。
①グローバル化の推進
②独自技術及び研究開発力の強化
③生産性の向上
④人材の確保・育成
⑤品質マネジメントシステム・環境マネジメントシステム・リスクマネジメントシステムの運用と継続的改善
⑥コンプライアンスの徹底

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


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