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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10058C2

有価証券報告書抜粋 栗田工業株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループは、ボイラ・冷却水処理技術、超純水製造技術、用排水処理技術、水回収技術、土壌・地下水浄化技術といった主力事業の強化に向けた技術開発に加え、当社技術を支える分析技術や解析技術、新素材開発等の基盤技術の深化に取り組んでいます。また、宇宙や海洋など新分野に関わる水処理など、新事業進出のための開発にも積極的に取り組んでいます。
今後も、永年培ってきた“水”の技術にさらに磨きをかけるとともに、企業ビジョン「水と環境の先進的マネジメント企業」の実現に向けて、環境負荷低減、生産性向上、エネルギーの創出の視点から、産業と社会のニーズに幅広く対応する商品・技術の開発に積極的に取り組んでいきます。また、新事業進出のための新しい水機能の研究開発も積極的に行っていきます。
研究開発は、主に当社の開発本部により推進されており、研究開発スタッフはグループ全体で約170名にのぼり、これは従業員総数の3.3%に当たっております。当連結会計年度の研究開発費の総額は4,397百万円(売上高比2.3%)であります。
当連結会計年度におけるセグメント別の研究開発概要と主な成果及び研究開発費は、次のとおりであります。

(1) 水処理薬品事業

顧客の省エネルギー・環境負荷低減・生産性向上に貢献する水処理や環境改善、生産プロセス向けの薬品開発や、薬品処理効果の診断技術などの開発に取り組んでいます。
当連結会計年度における主な成果は次のとおりであります。
・お客様の水処理状態を診断・制御する多様なセンシング技術と、水処理状況の良否判定やメリット解析した結果をインターネット上のWEBサイトで閲覧可能な、新しい水処理管理システムを開発しました。
・水不足が深刻な地域向けに、冷却塔から排出される水を回収し冷却水として再利用できる、膜分離装置と冷却水薬品を組み合せた「冷却水ブロー回収システム」を開発しました。
・海水淡水化設備に用いられるRO膜装置の性能低下要因となる膜面への汚れ付着に対し、膜自体を損傷することなく洗浄できる薬品を開発しました。
なお、当事業に係る研究開発費は1,485百万円であります。

(2) 水処理装置事業

電子産業などの生産性向上に寄与する超純水水質の更なる高度化への挑戦や、環境規制を先取りした排水処理の開発を推進しています。また、排水回収・再利用技術、汚泥減量技術などの循環型社会に対応した技術開発にも取り組んでいます。
当連結会計年度における主な成果は次のとおりであります。
・食品、飲料工場などを対象にコスト競争力のある、FRP製のタワー型水槽で構成した省スペースで運搬・据え付けが容易な好気生物処理ユニットを開発しました。
・超純水製造システムを構成する各種ユニット機器の性能を高め、従来よりも少ないユニット機器構成で先端半導体製造プロセスの要求水質を達成できる、コスト競争力の高い超純水製造システムを開発しました。
・市場が成長しているバイオ医薬品の製造プロセスで、有効成分の分離精製に用いられ、分離性能と操作性に優れた大型クロマト装置を開発しました。
なお、当事業に係る研究開発費は2,911百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01573] S10058C2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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