有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004XLS
株式会社 エージーピー 業績等の概要 (2015年3月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、各種政策の効果が下支えするなか、個人消費に弱さがみられるものの企業部門に改善がみられるなど、緩やかな回復基調が続きました。航空業界では、ビザの緩和、円安の継続を受け、訪日外国人が増加し、国際線の増便や路線開設等、需要の拡大基調が継続しました。その中において、大手航空会社によるネットワークの拡充、LCCのシェア拡大により航空会社間の競争がさらに激化しています。
このような状況のもと、当社グループは、安全・品質・技術の維持向上による事業基盤強化を図る一方、新規事業として準備を進めてきた低カリウム野菜の生産・販売事業、成田空港におけるビジネスジェット支援事業につきましては、今期より営業を開始いたしました。
動力事業では国内大手航空会社向け等の販売が減少したこと、整備事業では大口の設備更新工事が減少したこと、また付帯事業では消費税率引き上げの反動を受けてフードカート販売が大きく減少したこと等により減収となりました。この結果、当期の売上高は前連結会計年度(以下「前期」という)比6億44百万円(5.7%)減少し106億71百万円となりました。
営業費用は、羽田空港の国際線再拡張等における減価償却費が増加したものの、減収に伴う原材料費の減少等により、前期比3億40百万円(3.3%)減少し98億92百万円となりました。
この結果、営業利益は前期比3億4百万円(28.1%)減少の7億78百万円、経常利益は前期比2億16百万円(20.1%)減少の8億60百万円となりました。これに、特別損失28百万円を計上し、税金等調整前当期純利益は前期比1億8百万円(11.5%)減少の8億32百万円、当期純利益は前期比1億1百万円(17.7%)減少の4億69百万円となりました。
当連結会計年度における各セグメントの業績は次のとおりです。
(セグメント別業績) | (単位:百万円) | |||||
売上高 | セグメント利益 | |||||
第49期 2014年3月期 | 第50期 2015年3月期 | 対前期比(%) | 第49期 2014年3月期 | 第50期 2015年3月期 | 対前期比(%) | |
動力事業 | 4,991 | 4,959 | 99.4 | ※ 716 | ※ 580 | 81.1 |
整備事業 | 4,556 | 4,480 | 98.3 | ※ 575 | ※ 720 | 125.2 |
付帯事業 | 1,767 | 1,230 | 69.6 | ※ 423 | ※ 71 | 16.9 |
合計 | 11,315 | 10,671 | 94.3 | ※ 1,715 | ※ 1,372 | 80.0 |
全社費用 | ― | ― | ― | 632 | 594 | 94.0 |
営業利益 | ― | ― | ― | 1,083 | 778 | 71.9 |
※ 全社に係わる販売費及び一般管理費控除前の金額
・動力事業
羽田空港の国際線再拡張や関西空港を中心としたLCCの増便等、販売機会は増加したものの新機種(B787)への供給率が伸び悩んだ影響等により、売上高は49億59百万円と前期比32百万円(0.6%)の減少となりました。セグメント利益は、羽田空港の減価償却費が増加したこと等により、5億80百万円と前期比1億35百万円(18.9%)の減益となりました。
・整備事業
航空業界の経費節減施策の影響を受け、成田空港における設備更新工事等の受注減により、売上高は44億80百万円と前期比75百万円(1.7%)の減少となりました。セグメント利益は、施設関連設備の更新工事減に伴う原材料費の減少に加え利益率の高い役務提供サービスが増加したことにより、7億20百万円と前期比1億44百万円(25.2%)の増益となりました。
・付帯事業
消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動等により、フードカート販売が大きく減少し、売上高は12億30百万円と前期比5億36百万円(30.4%)の減少となりました。セグメント利益は、売上の大幅な減少により、71百万円と前期比3億51百万円(83.1%)の減益となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前期末比5億59百万円(18.7%)減少の24億29百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。営業活動の結果得られた資金は前期比89百万円(6.6%)減少の12億65百万円となりました。
投資活動の結果使用した資金は前期比3億11百万円(29.1%)増加の13億85百万円となりました。
財務活動の結果支出した資金は前期比1億5百万円(19.4%)減少の4億39百万円となりました。
なお、キャッシュ・フローの詳細は、「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(2)キャッシュ・フローの分析」に記載しております。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04366] S1004XLS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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