有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100A9UB
株式会社 セキチュー 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2017年2月期)
文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社が判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積もり
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積もりは、合理的な基準に基づいて実施しております。当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5「経理の状況」1「財務諸表等」「重要な会計方針」に記載のとおりであります。
(2) 財政状態の分析
(資産)流動資産は、前事業年度と比べ4千5百万円減少し、77億9百万円となりました。これは、現金及び預金が1億8千1百万円増加しましたが、繰延税金資産が8千8百万円、売掛金が2千2百万円減少したこと等によります。
固定資産は、前事業年度と比べ2億7千7百万円減少し、117億7千2百万円となりました。これは、有形固定資産が2億7千7百万円減少したこと等によります。
この結果、資産合計は、前事業年度と比べて3億2千3百万円減少し、194億8千2百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前事業年度と比べ3億6千1百万円減少し、68億4千3百万円となりました。これは未払法人税等が2億9千2百万円増加しましたが、買掛金が4億4千2百万円、1年内返済予定の長期借入金が2億3百万円、短期借入金が1億4千万円減少したこと等によります。
固定負債は、前事業年度と比べ3億8千9百万円減少し、13億4千8百万円となりました。これは、長期借入金(1年内返済分を除く)が3億6千4百万円減少したこと等によります。
この結果、負債合計は、前事業年度と比べて7億5千万円減少し、81億9千2百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前事業年度と比べ4億2千7百万円増加し、112億8千9百万円となりました。これは、利益剰余金が3億4千6百万円、その他有価証券評価差額金が8千1百万円増加したこと等によります。
(3) 当事業年度の経営成績の分析
① 概要
当社の当事業年度の売上高は330億7百万円(前年同期比0.7%減)となりました。営業利益は8億2千1百万円(同16.6%増)、経常利益は9億6千2百万円(同10.6%増)となりました。売上高は、前事業年度からの新店舗の売上高が大きく貢献したものの、既存店舗の売上高の減少を補うに至らず、売上高は若干の減少となりましたが、既存店舗の改装、品揃えの拡大、ポイントカードの獲得施策の実施等、新規顧客の獲得や再来店の促進に努めてまいりました。
営業収入は、新たなテナント誘致を行ったことにより賃貸収入が増加いたしました。
販売費及び一般管理費は、配送運賃や水道光熱費等の削減に努めましたが、新基幹システムの導入による減価償却費が増加した結果、前年を上回る結果となりました。
当期純利益については、減損損失1億3千1百万円の計上(前期比35.2%減)や、法人税等合計が3億2千2百万円(前期比5.4%減)となった結果、当期純利益は5億8百万円(前期比6.3%増)となりました。
② 売上高の状況
売上高は、前期と比べ2億2千6百万円減少(前期比0.7%減)し330億7百万円となりました。主な要因は、前事業年度からの新店舗の売上高が大きく貢献したものの、既存店舗の売上高の減少を補うに至らず、売上高は若干の減少となりました。③ 営業収入の状況
営業収入は、5億8千4百万円(前年同期比18.0%増)となりました。④ 売上原価、販売費及び一般管理費の状況
売上原価は、個々の店舗の状況に合わせた商品構成の見直しや在庫管理の徹底、値下げロスの削減等原価低減に努めた結果、前期と比べ3億1千7百万円減少(前期比1.3%減)し235億1千1百万円となりました。販売費及び一般管理費は、前期と比べ6千3百万円増加(前期比0.7%増)し92億5千9百万円となりました。主な要因は、配送運賃や水道光熱費等を削減したものの、減価償却費が増加したこと等によります。
⑤ 営業外損益の状況
営業外損益は、前期と比べ2千4百万円減少(前期比14.7%減)し1億4千1百万円の収益となりました。主な要因は、雑収入が減少したこと等によります。⑥ 特別損益の状況
特別損益は、前期と比べ8千万円減少し1億3千1百万円の損失(前期は5千1百万円の損失)となりました。主な要因は、減損損失が7千1百万円減少(前期は2億2百万円)したものの、当期は投資有価証券売却益の発生がなかったこと(前期は1億5千1百万円)等によります。(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社が属するホームセンター業界は、店舗の大型化、小売各社の出店競争による同一商圏内での集客競争が激化し、ホームセンターで扱う住関連の幅広い商材で、お客様を奪い合う状態が続いております。(5) 戦略的現状と見通し
当社を取り巻く環境は、業種、業態を超えた厳しい競争の渦中にあり、その状況は今後も続くものと予想されます。このような状況のもと、当社は、「暮らしもっと楽しく、快適な住まいづくりのお手伝い」をスローガンに、お客様の真の満足を追求し、「快適な店」「納得のいく品揃え」「きめ細かいサービス」の3分野にわたり、お客様第一主義を実践してまいります。
(6) 資本の源泉及び資金の流動性についての分析
① キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況につきましては、第2「事業の状況」1「業績等の概要」(2)「キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。また、キャッシュ・フロー指標のトレンドは以下のとおりであります。2015年2月 | 2016年2月 | 2017年2月 | |
自己資本比率 (%) | 53.8 | 54.8 | 57.9 |
時価ベースの自己資本比率(%) | 30.2 | 29.8 | 36.4 |
キャッシュ・フロー対 有利子負債比率 (年) | 0.3 | ― | 1.1 |
インタレスト・カバレッジ・レシオ (倍) | 464.3 | ― | 213.5 |
(注) 1 各指標の算出基準は以下のとおりであります。
時価ベースの自己資本比率 | (株式時価総額/総資産) |
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 | (有利子負債/営業キャッシュ・フロー) |
インタレスト・カバレッジ・レシオ | (営業キャッシュ・フロー/利払い) |
2 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
3 営業キャッシュ・フローは、キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。また、利払いにつきましては、キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
4 2016年2月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオについては、営業キャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。
② 資金需要について
当社の資金需要の主なものは、店舗の出店・改装投資及び情報関連投資であります。戦略的な出店等による資金需要に対しては、主として金融機関からの借入金により対応することにしております。③ 資金調達について
調達コストとリスク分散の観点から、長期と短期のバランスを見ながら、低コストかつ安定的に資金を確保するよう努めております。当事業年度は、長期借入金での資金調達は行っておりませんが、長期借入金の返済を5億6千7百万円行いました。引き続き資金効率の向上と金融費用の削減に努めてまいります。- 有価証券報告書 抜粋メニュー
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03219] S100A9UB)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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