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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AA37

有価証券報告書抜粋 株式会社 放電精密加工研究所 業績等の概要 (2017年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

経営成績に関する分析のご説明に先立ちまして、2017年2月17日、成田事業所の表面処理棟で自動車部品の耐熱塗装中に、当社従業員2名が亡くなり、1名が重傷を負う重大な爆発火災事故を引き起こしました。関係各位に対し深くお詫び申し上げます。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に心よりお詫び申し上げます。また、負傷された方ならびにそのご家族の皆様方に対しまして、心よりお詫びとお見舞いを申し上げます。さらに、株主様、お取引先様、近隣の皆様をはじめとする多くの方々に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを、ここに深くお詫び申し上げます。
現在、所轄の警察署、消防署、及び労働基準監督署における事故原因の調査中であります。また、当社でも社外の専門家を含めた事故調査委員会を発足し、事故原因の究明を進めております。現時点ではその解明には至っておりませんが、想定される再発防止策を実施して代替生産などを進めているところであります。
今後、事故原因の見解が出された段階で、改めて再発防止策の見直しを図ってまいります。

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策や日銀による金融緩和策等を背景とした企業収益の改善や雇用環境の改善等が見られ、緩やかな回復基調にあるものの、イギリスのEU離脱や、中国の経済成長の鈍化が鮮明となったことなどから、依然として景気の先行きは不透明な状況で推移いたしました。
当連結累計期間における当社グループを取り巻く業界動向は、航空宇宙、住宅関連は前期に比べ好調を維持いたしましたが、環境・エネルギー、機械設備関連は低調に推移いたしました。
このような状況の中、当社グループは、得意先への取引深耕に努める一方、経費の見直しや更なる生産効率の向上、及び競争力の強化を目指して経営の効率化に全力で取り組み、あらゆる角度から利益創出に向けた対策を実行いたしました。
その結果、当連結会計年度における業績は、売上高は10,067百万円(前年同期比2.8%増)の増収となりました。利益につきましては、2017年2月17日に発生した当社成田事業所の爆発火災事故の代替生産などで、コストアップとなりましたが、営業利益は381百万円(同197.4%増)となりました。、経常利益は400百万円(同342.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失として爆発火災事故の影響による損失13百万円を計上したことなどにより、237百万円(同347.6%増)となりました。


セグメントの概況は、次のとおりであります。
なお、各セグメントのセグメント損益(営業損益)は、各セグメントに配賦することが困難な本社管理部門に係る営業費用を控除する前のものであります。
① 放電加工・表面処理
放電加工・表面処理は、エネルギー関連部品加工、並びに主力製品であります産業用ガスタービン部品加工などが減少したものの、新規事業の航空機エンジン部品の低圧タービンブレードの本格生産がスタートしたことから、放電加工・表面処理全体では、前年同期に比べ増収となり、営業利益は前年同期と比べ増益となりました。
その結果、売上高は4,345百万円(同3.4%増)、営業利益は86百万円(前年同期は16百万円の損失)となりました。
② 金型
金型は、自動車排気ガス浄化用のセラミックスハニカム押出用金型、アルミ押出用金型の住宅サッシ関連金型ともに売上高も増加したことにより、金型全体では前年同期に比べ増収となりました。営業利益は、売上高の増収等により、前年同期と比べ増益となりました。
その結果、売上高は3,702百万円(前年同期比13.3%増)、営業利益は1,046百万円(同44.4%増)となりました。
③ 機械装置等
機械装置等は、デジタルサーボプレス機の売上高が減少したこと、及びプレス部品加工の自動車関連部品も減少したことから、機械装置等全体では前年同期と比べ減収となりました。営業利益は、売上高の減少などにより、前年同期と比べ減益となりました。
その結果、売上高は2,020百万円(同13.2%減)、営業利益は302百万円(同35.3%減)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ44百万円増加し、554百万円となりました。その主な内訳は営業活動による資金の増加898百万円、投資活動による資金の減少289百万円、財務活動による資金の減少564百万円であり、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果獲得した資金は、898百万円(前連結会計年度は1,847百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益411百万円、減価償却費905百万円、売上債権の増加419百万円によるものであります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は、289百万円(前連結会計年度は397百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出361百万円によるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は、564百万円(前連結会計年度は1,794百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の減少額(純額)432百万円、リース債務の返済額84百万円、配当金の支払額72百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01454] S100AA37)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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