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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ANFH

有価証券報告書抜粋 株式会社 木曽路 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当事業年度(2016年4月1日から2017年3月31日まで)におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀による金融政策により雇用情勢の改善から全体的に緩やかな回復基調で推移しました。その一方で、政策導入後の不安定な株価や円高の進行にはじまり、米大統領選後の急激な為替や株価の動向、また、新興国経済の減速や欧米諸国の経済情勢変化による各国経済への影響懸念など、依然先行きは不透明な状況で推移しました。
外食業界におきましては、消費者マインドの変化により節約志向が再び高まるとともに、天候不順や需給バランスの悪化による原材料価格の上昇、人手不足を背景とした人件費の増加など依然厳しい経営環境で推移しております。
このような経営環境の中で当社は、「日本一質の高い外食企業」を目指し、旗艦部門である木曽路部門を中心とした業務改革を推進し、強みである商品力及び接客力の強化とともに原材料の仕入や消耗品等の購入を見直しました。勤務シフトの効率化、店舗の閉店時間の見直しなど、より働きやすい職場づくりにも注力しました。また、木曽路部門は、一号店出店より50周年を迎え、これまでの感謝を込めて特別メニューの販売やイベントの開催を行いました。
店舗展開、改築・改装につきましては、3店舗の新規出店、3店舗の業態転換(ウノからじゃんじゃん亭・ここの、穂の里から鈴のれん)、5店舗の退店を実施し、その結果、当事業年度末の店舗数は163店舗(前事業年度比 2店舗減少)となりました。
営業面では、多様化するお客様ニーズにお応えするため料理の品質向上や付加価値の高い旬の食材を使用した料理の販売とともに、接客サービスの充実とレベルアップに努めました。また、法人顧客囲い込みをより一層進めております。
費用面では、主要原材料である牛肉価格の高止まりや天候不順による生鮮食材などの値上がりの一方で、勤務シフトの効率化などが奏功し人件費は減少しました。また、水道光熱費の単価低下や消耗品等の見直しによる節減、減価償却費や賃借料などが減少しました。
この結果、当事業年度の売上高は443億47百万円(前事業年度比 0.4%増加)、営業利益は10億71百万円(同 113.2%増加)、経常利益は11億85百万円(同 138.3%増加)となりました。また、特別利益として、投資有価証券売却益2億2百万円、特別損失として、減損損失等2億97百万円(前事業年度は6億88百万円)を計上しました。
以上の結果、当期純利益は5億76百万円(前事業年度は3億88百万円の当期純損失)となりました。1株当たり当期純利益は22.30円(前事業年度は1株当たり当期純損失15.03円)となりました。

当事業年度におけるセグメント別の概況については、当社の事業は単一セグメントでありますので、その概況を部門別に示すと次のとおりであります。

木曽路部門
しゃぶしゃぶ・日本料理の「木曽路」部門は、1店舗の退店により、当事業年度末店舗数は118店舗(前事業年度比 1店舗減少)となりました。
営業面では、恒例の「しゃぶしゃぶ祭り」や「とらふぐ」「かに」など季節毎の鍋料理の推奨、一号店出店より50周年を迎え、特別メニューの販売や各種イベントを実施しました。また、強みである調理技術を生かした旬の一品料理の一新や法人顧客へのアプローチを強化しました。その結果、売上高は375億41百万円(同 1.3%増加)となりました。

素材屋部門
居酒屋の「素材屋」部門は、店舗の異動はなく、当事業年度末店舗数は14店舗であります。
営業面では、炭焼き串焼きにこだわり、また自家製の惣菜料理や旬の食材を活かした季節メニューの販売、焼酎一升瓶のお値打ち販売を継続するとともに、少人数から大人数の様々な宴会利用ができる店舗として営業活動を行いましたが、前事業年度中に4店舗減少したことにより、売上高は22億16百万円(同 14.7%減少)となりました。

じゃんじゃん亭部門
焼肉の「じゃんじゃん亭」部門は、2店舗の新規出店、1店舗の業態転換により、当事業年度末店舗数は13店舗(同 3店舗増加)となりました。
営業面では、「手切り、熟成肉、黒毛和牛」にこだわり食べ放題メニューの拡販とスピード提供、先手のサービスに取り組みました。また、法人や学生のイベントなどに合わせた予約獲得活動の強化に努めました。その結果、売上高は20億99百万円(同 31.5%増加)となりました。


とりかく部門
鶏料理の「とりかく」部門は、1店舗の新規出店、1店舗の退店により、当事業年度末店舗数は10店舗となりました。
営業面では、「手作り」「鶏」にこだわった料理と旬の逸品料理の販売を行い、また鶏料理の醍醐味と季節に合わせた食材の宴会コース、お客様ニーズの高い飲み放題メニューの充実を図り来店客数の増加に努めました。その結果、売上高は11億22百万円(同 5.8%増加)となりました。

鈴のれん部門
和食レストランの「鈴のれん」部門は、1店舗の業態転換(穂の里から鈴のれん)を行い、当事業年度末店舗数は6店舗となりました。
営業面では、御膳や季節毎のメニューの充実、しゃぶしゃぶ食べ放題や宴会コース、また慶弔などの行事に対応したメニューと人数に合わせた多様なお席を準備し来店客数の増加に努めましたが、前事業年度中に4店舗減少したこともあり、売上高は9億34百万円(同 11.0%減少)となりました。

その他
その他は、ワイン食堂の「ウノ」(2016年5月に6店舗中、5店舗を退店(うち2店舗業態転換))、九州味巡りの「ここの」、外販(しぐれ煮、胡麻だれ類)、不動産賃貸等であります。
なお、「九州味巡り ここの」は、食材と手作りにこだわった九州料理を中心に季節感のある一品料理の他、もつ鍋や黒豚しゃぶしゃぶなど九州定番の鍋料理を取り入れた宴会コースをお楽しみいただく九州料理の専門店であります。
その他売上高は4億34百万円(同 44.7%減少)であります。

(2)キャッシュ・フロー
当事業年度のキャッシュ・フローは、営業活動から得られたキャッシュ・フローは、13億98百万円の流入超過(前事業年度比48百万円の減少)となりました。主な内容は、税引前当期純利益10億91百万円、減価償却費11億48百万円及び減損損失2億80百万円に対し、たな卸資産の増加3億89百万円及び法人税等の支出4億6百万円などであります。
投資活動に使用されたキャッシュ・フローは6億11百万円の流出超過(同 5億7百万円の減少)となりました。主な内容は、店舗などの有形固定資産の取得による支出7億円、投資有価証券の取得による支出4億円に対し、店舗退店に伴う差入保証金の回収による収入2億29百万円などであります。
財務活動に使用されたキャッシュ・フローは、4億62百万円の流出超過(同 16百万円の減少)となりました。主な内容は、リース債務の返済98百万円と配当金の支払い3億61百万円であります。
以上の結果、当事業年度末の現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末に比べ3億24百万円増加し、137億27百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03121] S100ANFH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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