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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007V9A

有価証券報告書抜粋 株式会社 極洋 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境の改善により緩やかな回復基調を維持しておりましたが、中国を始めとする新興国の経済減速や年明け以降の急速な円高の進行、株価の下落により企業収益や個人消費の低迷が見られるなど、景気の先行きは不透明感が強まっております。
水産・食品業界におきましては、食の安心・安全に対する消費者の関心が一層高まるとともに、販売競争の激化や人手不足・労働コストの上昇に加え、世界的な水産物需要の増大による買付コストの上昇など、厳しい状況が続いております。
このような状況のもとで、当社グループは2015年4月より中期経営計画『バリューアップ・キョクヨー2018』をスタートさせ、『魚に強い総合食品会社として、収益基盤の安定と変化への対応力を高め、新たな価値を創造する企業を目指す』ことを基本方針とし、目標達成に向けて取り組んでおります。
その結果、当社グループの売上高は2,266億26百万円(前期比3.8%増)、営業利益は24億33百万円(前期比1.1%減)、経常利益は28億14百万円(前期比33.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は17億99百万円(前期比 26.1%減)となりました。
セグメント別の事業概況は次のとおりです。

①水産商事セグメント
水産商事セグメントでは、赤魚やカラス鰈など凍魚加工品が伸び悩んだものの、定塩鮭製品や伸ばしエビ、むきエビといった付加価値製品の販売が伸長しました。その結果、この部門の売上は前期を上回りましたが、原料価格の高止まりや加工コストの上昇に加え、北洋凍魚の市況変動もあり、利益は前期を下回りました。
この部門の売上高は1,128億9百万円(前期比0.9%増)、営業利益は17億円(前期比10.0%減)となりました。

②冷凍食品セグメント
冷凍食品セグメントでは、『だんどり上手』シリーズなどの加熱用商品を医療食及び事業所給食向けに、エビやイカなどの寿司種を中心とした生食用商品を大手回転寿司チェーン向けに拡販いたしました。また、白身フライやエビフライなどの水産フライやカニ風味かまぼこを量販店の水産・惣菜売り場向けに順調に販売を伸ばしました。市販ブランドである『シーマルシェ』商品を中心とした家庭用冷凍食品は、大手量販店への新規商品導入や販売促進強化に取組み、焼魚製品や弁当惣菜製品の拡販に努めました。その結果、この部門の売上は前期を上回りましたが、海外生産部門の不振や海外製品コストの上昇もあり、利益は前期を下回りました。
この部門の売上高は675億90百万円(前期比7.7%増)、営業利益は2億68百万円(前期比34.3%減)となりました。


③常温食品セグメント
常温食品セグメントでは、当社グループのまき網船が漁獲した原料を加工したツナ缶などの差別化商品の拡販に努めるとともに、価格改定や商品・販売先の集約等、利益率の改善に努めました。また、海産珍味類は大手コンビニ向け製品を中心に順調に推移しました。その結果、売上・利益ともに前期を上回りました。
この部門の売上高は179億59百万円(前期比2.8%増)、営業利益は3億91百万円(前期比27.5%増)となりました。

④物流サービスセグメント
物流サービスセグメントにおける冷蔵倉庫事業では、昨年度に開設した城南島事業所を含めた4事業所で入庫貨物の確保を図り、事業の効率化に努めました。冷蔵運搬船事業は、運航している3隻すべてを中南米/ヨーロッパ間のバナナ輸送に配船し、効率の良い運航に努めました。その結果、この部門の売上は前期を下回ったものの、利益は前期を上回りました。
この部門の売上高は29億58百万円(前期比6.0%減)、営業利益は2億16百万円(前期比46.0%増)となりました。

⑤鰹・鮪セグメント
鰹・鮪セグメントにおける海外まき網事業は、入漁料の高止まりの中、燃油価格の下落やドック経費の削減などを進め、エルニーニョの影響による漁獲不振もあったものの、全体としては漁獲量・魚価ともに安定的に推移し、収支が改善しました。加工及び販売事業は、地中海本鮪及びオーストラリア南鮪の取扱いが伸長し、またネギトロ、タタキ製品などの加工品を外食、量販店向けに拡販を図りました。養殖事業は、完全養殖魚の沖出し尾数が昨年実績を大きく上回るなど、安定供給体制の構築に向けたノウハウの蓄積が順調に進みました。その結果、この部門は売上・利益ともに前期を上回りました。
この部門の売上高は248億88百万円(前期比8.9%増)、営業利益は3億54百万円(前期は営業損失12百万円)となりました。


(2) キャッシュ・フローの状況

(単位:百万円)
前連結会計年度当連結会計年度増減
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額
現金及び現金同等物の期首残高
現金及び現金同等物の期末残高
△2,340
△762
3,698
87
683
3,387
4,070
2,689
△5,114
2,482
△90
△33
4,070
4,030
5,030
△4,351
△1,216
△178
△717
683
△40


当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益や減価償却費の計上などにより、26億89百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出などにより、51億14百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の増加などにより、24億82百万円の収入となりました。
この結果、現金及び現金同等物の期末残高は期首残高より40百万円減少し、40億30百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00012] S1007V9A)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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