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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007XYS

有価証券報告書抜粋 株式会社 赤阪鐵工所 研究開発活動 (2016年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社の研究開発は、コンパクト・高出力化・省エネを追求した船舶用主機関開発とその環境規制適合技術開発、船舶運航用の遠隔操縦装置・監視診断装置の開発、機械のメカトロ化等に重点をおいて実施しております。
当事業年度に支出した研究開発費は、165,056千円となっております。
内燃機関関連事業
内航船、漁船等に多数採用いただいている4サイクルディーゼル機関については、油圧管制動弁装置を「AX31」、「K28S」形機関用に開発し市場投入しました。本装置は、従来のプッシュロッド式動弁装置と比べ静粛性が高く、周囲への油沫飛散が少ないことを特徴とし、機関室内の環境改善ニーズに応えたものです。「AX31」形機関への適用により4サイクルディーゼル機関の主力であるAXシリーズ全機種に本装置が適用可能となりました。
外航船の主機として多数採用いただいている2サイクルディーゼル機関については、新たに「5UEC45LSE-1」形機関(三菱重工舶用機関エンジン㈱開発)の導入設計を行い製造完成いたしました。また、小形2サイクルディーゼル機関については、「33LSE/35LSE-Eco」形機関のメンテナンス性、作り易さをさらに向上させる目的で、ライセンサの三菱重工舶用機関エンジン㈱との共同プロジェクトを推進してきました。プロジェクトのアウトプットである数々の改良設計を織り込んだ機関は2ndバージョンとして2016年度製造分から順次市場投入する予定です。
継続的に開発を進めてまいりましたフィルター自己再生機能を有することを特徴とする排ガス脱塵装置(DPF)については、陸上施設のA重油焚きディーゼル機関用として既に複数台採用され順調に稼動しております。またC重油焚き機関用DPFについては、一般財団法人日本海事協会、㈱商船三井との共同開発事業として実施しておりました実船搭載試験を通し、腐食などの問題に対しても十分な耐久性があることを確認しております。
2014年7月から適用が開始された改正騒音コードは、船室騒音レベルを60dB(A)以下に抑えるというもので、舶用業界では解決が難しい大きな課題として捉えられています。弊社ではこの課題クリアに向け、ヤマハ㈱製防音室の提供を提案しております。楽器メーカーであるヤマハ㈱が一般ユーザー向けに製造販売している防音室「アビテックス」を船室に適用して室内騒音の大幅な低減を狙ったもので、既に実船搭載試験などから十分な効果を確認し、現在NK(日本海事協会)承認取得に向けた活動を進めております。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01475] S1007XYS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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