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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100204K

有価証券報告書抜粋 株式会社やまねメディカル 対処すべき課題 (2014年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

当事業年度において、既存の通所介護事業においては、人員の適正配置を中心とするコストコントロールの徹底により収益は順調に推移いたしましたが、一方、サービス付き高齢者向け住宅及び併設通所介護施設については、当事業年度中開設分に係る初期赤字及び次期第1四半期の加速的な開設に係る開業前費用が集中して発生したことに加え、新規事業展開に係る先行投資コストの負荷が重なった結果、減益を余儀なくされました。
次期は、先行投資コスト負担はなお持続いたしますが、既存事業における継続的なコスト管理の徹底による収益確保の基盤のうえに、高齢者住宅事業の稼働率を高めることにより業績の改善に注力いたします。同時に、各地域の「福祉拠点」としての機能を果たしつつ、高齢者の安心・安全な生活を支えるとともに、多様なニーズに対応できる複合的なサービス提供を通じて、事業の進展を図ってまいります。
さらに、内部統制、コンプライアンス体制、業務の適正を確保するための組織体制を万全なものといたします。その基盤に立って、真に心の通う高品質サービスの提供を通じた持続的な顧客創造により、事業の永続性を確保することが、対処すべき基本的課題と認識しております。

以上の課題を踏まえて、当社が取り組むべき当面の優先的施策は概略以下のとおりであります。

Ⅰ. 法令遵守と安全運営
法令遵守と安全運営は、事業活動を営んでいくうえでの基本的前提条件であります。それぞれについて、部門横断的な組織のもとに、「法令遵守」、「安全第一」を合言葉にして、全社の英知を結集してまいります。
なかんずく、施設運営基準の遵守、介護報酬に係る所定書類整備、介護事故のゼロディフェクト化に万全を期する仕組みの整備・強化に持続的に推進いたします。

Ⅱ. 内部統制の充実
当社経営の根幹として、全社的な内部統制の整備・強化に全力を注入して取組み、業務プロセスの適正性確保のための厳正な点検と継続的改善を図ってまいります。

Ⅲ. 国家戦略を踏まえた事業成長
わが国の国家目標である日本経済再生への成長戦略において、介護サービスがその担い手としての成長産業であるとともに、雇用創出の原動力であるとの認識のもと、高齢社会の多様なニーズに対応できる自らの事業変革を通じて、顧客の創造に注力し、厳しい業界環境のなかでの業容拡充の道を切り拓いていきます。

Ⅳ. 「顧客の創造」の具体的方策
① 「頼りがいとサービス品質ナンバーワン」の評価の確立
コア事業として蓄積した通所介護のノウハウを最大限に活用しつつ、「挨拶・笑顔・握手」という介護サービスの商品としての本質に徹した心の「つながる」サービスにより、ご利用者の心の平安に寄与いたします。
さらに、災害等の緊急時においても可能な限り通常のサービス提供により、いざという時こそ真にお役に立ち、当社の全施設がそれぞれの地域において、お客様からもケアマネージャーの皆様からも最も信頼される頼りがいとサービス品質ナンバーワンの評価を確立いたします。
② 営業力、渉外力の強化
頼りがいとサービス品質ナンバーワンの評価に立脚して、新規利用者数の持続的な増加を確保することが業績進展の基本要件であり、一人でも多くの顧客を増やすための営業力、渉外力の一層の強化を図ります。
③ 新規事業の展開
社会保障制度の方向性を踏まえつつ、「地域包括ケアシステム」の構築に寄与する新規事業の展開により、新たな顧客の獲得に注力します。

Ⅴ. 経営資源の効率性と有効性の追求
① 現有施設の稼働率向上
当社の現有施設の実効最大法定稼働人数(利用者数)に対する未稼働部分の稼働率向上が、投下資本の収益力を高め経営資源の効率性・有効性を高める重要課題であります。
② 現有施設のなかで、老朽化が認められる施設のリニューアルによる生活環境の快適化及び災害時に対する安全対策補強を重視して推進してまいります。

Ⅵ. 生産性向上のための施策
① マネジメント組織体制
営業力の強化と手堅い内部管理を2本柱とする、各施設のマネジメント力の強化による生産性向上を図るため、施設業績管理・指導・支援体制を充実いたします。
② 良質な社員の確保と高齢者・女性の活用
「なごやかサービス理念」を真摯に実践して、心の通う高品質サービスを提供できる良質な社員の確保に注力し、生産性の高い社員集団の構築を図ります。
また、気力、体力に優れ成果をあげる能力を持つ高齢者を活用するとともに、強い向上心と意欲を持つ女性社員の活躍を期待し管理職への登用を進めます。

③ 教育育成によるサービスレベルの向上
社員一人ひとりの適正な能力評価にもとづいたキャリアパスの設定と、サービスの標準化のための体系的な教育育成を通じて、生産性の高い高品質サービスを提供できる体制を強化いたします。

Ⅶ. ステークホルダーとの相互発展
① 社員のステップアップを支援し、生きがい、モチベーションを高めます。
② 堅実、着実に企業価値を向上することにより、株主価値の向上を実現するとともに、地道なIR活動を続けてまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05596] S100204K)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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