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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10022LN

有価証券報告書抜粋 株式会社よみうりランド 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢が改善され、緩やかに回復いたしました。先行きについては、各種政策の効果が下支えするなかで、景気の回復基調が続くことが期待されるものの、海外景気の下振れが景気を下押しするリスクとなっております。
当社グループの関連する業界に影響する個人消費につきましては、消費者マインドは弱い動きであったものの、消費税率引上げに伴う駆け込み需要などもあり増加いたしました。
このような状況の下、当社は新たな収益構造の確立と他社施設との差別化を図り、一層強固な経営基盤を築いてまいりました。遊園地では、3月に天候に左右されない多目的ホール「日テレらんらんホール」が完成し営業を開始いたしました。また、過去最高の入園者を記録したイルミネーションイベント「ジュエルミネーション」をはじめ、年間を通じて多彩なイベントを開催いたしました。夏のプールWAIにおきましても、引き続きエンターテイメントプールとして多彩なイベントを開催したことで、過去最高だった前期を上回る入場者数を記録いたしました。この結果、遊園地とプールWAIの合計利用者数は、平成に入って最高となる記録を樹立いたしました。
なお、平成26年3月19日、遊園地の新アトラクション「ツイストコースターロビン」におきまして、車両が逆走する事故が発生いたしました。幸い、乗車されていたお客様にお怪我はございませんでしたが、多くの皆様にご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫びいたします。
不動産事業におきましては、2月に本社屋1階に東京都認証保育所「京王キッズプラッツよみうりランド」がオープンし、運営会社に賃貸を開始いたしました。
なお、再生可能エネルギーの普及促進と環境負荷低減による社会貢献を目的とし、静岡県掛川市のゴルフ場隣接地と船橋競馬場の馬場内にて太陽光発電を開始し安定的に運用いたしております。
この結果、当連結会計年度における売上高は167億7千1百万円(前期比0.4%減)、営業利益は24億5千5百万円(同16.8%減)、経常利益は32億2百万円(同3.2%減)、当期純利益は19億4千万円(前連結会計年度は減損損失の計上等により28億4千3百万円の当期純損失)となりました。

セグメント別の業績は下記のとおりであります。

① 総合レジャー事業
[公営競技部門]
川崎競馬は、前期比1日減の63日開催されました。重賞競走は6月の「関東オークス」、12月の「全日本2歳優駿」などが開催されたほか、1月に開催された川崎競馬最大のレース「川崎記念」は天候にも恵まれ、多くのファンが来場いたしました。さらに地方競馬のビッグレースを中心に勝馬投票券が購入できるJRAのインターネット投票「IPAT」が年間を通じて稼働したことなどにより、投票券総売上高は増加いたしました。10月には恒例のイベント「川崎競馬秋祭り2013」が開催され、多くの来場者で賑わいを見せました。なお、南関東の他場開催(船橋・大井・浦和)の場外発売は、前期比1日減の204日実施されました。また、JRAの場外発売「ウインズ川崎」は106日実施され、好調に推移いたしました。
船橋競馬は、前期比2日減の52日開催されました。5月のビッグレース「かしわ記念」と9月の重賞競走「日本テレビ盃」は祝日開催であったこともあり、前期を上回るファンで賑わいを見せました。かしわ記念開催に合わせ主催した恒例のイベント「おうまフェス2013~親子であそぼ。~」がファミリー層から好評を博すとともに、同日グランドオープンした新投票所「アタリーナ」により、快適に勝馬投票券が購入できる環境を提供いたしました。また、インターネット投票「IPAT」が年間を通じて稼働したことなどにより、前期より開催日が2日減ったものの、投票券総売上高は前期並みに推移いたしました。なお、他場開催(川崎・大井・浦和)の場外発売は、前期同様215日実施されました。さらに、10月には「J-PLACE船橋」として、日曜日に開催しているJRA各競馬場のメインレースの発売を開始いたしました。
船橋オートレースは、前期同様69日開催されました。5月には恒例のGⅠ「黒潮杯」、9月にはSG「オートレースグランプリ」が6年ぶりに行われました。4月より本場開催時の入場料が無料となったことで本場入場者は増加したものの、一人当たりの購買金額が落ち込んだことなどにより、投票券総売上高は減少いたしました。なお、他場開催の場外発売は、前期比4日増の270日実施されました。

競輪場外車券売場「サテライト船橋」での発売は、前期比4日増の365日、毎日実施されました。12月に迎えた5周年の記念イベントをはじめ、年間を通して多数のイベントを実施し、きめ細かな接客サービスを行った結果、近隣競合施設が前期を下回る中、サテライト船橋の投票券売上高は増加いたしました。
以上の結果、公営競技部門の売上高は、39億3千2百万円(前期比10.8%減)となりました。

[ゴルフ部門]
東京よみうりカントリークラブは、積極的な外部営業により新規コンペの獲得などがあったものの、2月の記録的な降雪の影響で前期よりクローズ日数が7日増えたことなどにより、入場者は減少いたしました。なお、50回の節目の大会を迎えた「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は12月に開催され、大いに盛り上がりを見せました。また、開場以来初となるベントグリーンの全面改修を1月より開始するなど、引き続きチャンピオンコースとしてのコース維持を行っております。
よみうりゴルフ倶楽部は、記録的な降雪の影響で2月に19日間クローズするなど、前期より7日クローズ日数が増えたものの、強化した外部営業による大口コンペの新規獲得や継続利用、多彩な自主コンペの開催などにより、入場者は前期並みに推移いたしました。なお、クラブハウスのレストランは、遊園地のイベント「ほたるの宵」や「ジュエルミネーション」と連動し、期間限定で夜間も営業し好評を博しました。
静岡よみうりカントリークラブは、周辺のゴルフ場に先駆け、コンペでの順位が即時にわかる「リーダーズボード」機能をカートに搭載し、好評を得ました。幸いにも2月の降雪がなかったことから、積雪でクローズした県内東部のゴルフ場からのプレーヤーが増加したことなどにより、9月の台風の影響によるクローズがあったものの、入場者は前期並みに推移いたしました。
千葉よみうりカントリークラブは、来場者へのスクラッチカード配布イベントや、集客が困難な日にタイムリーな料金施策を実施するなどしたものの、2013年4月27日の圏央道延長による当コースから外房よりのコースへのプレーヤー流出や、2月の記録的な降雪の影響で前期より14日クローズ日数が増えたことなどにより、入場者は減少いたしました。
以上の結果、ゴルフ部門の売上高は、28億2千1百万円(前期比3.1%減)となりました。

[遊園地部門]
遊園地部門の遊園地は、引き続き年間を通じて多彩なイベントを開催し、内容をより充実させてまいりました。春の桜イベント「SAKURAKUEN」にはじまり、「全国ご当地グルメ祭2013」の好評により、ゴールデンウィーク期間中には今世紀に入って最高となる入園者を記録いたしました。初夏には5年目を迎えるほたる鑑賞イベント「ほたるの宵」、夏期は清涼飲料水メーカーとコラボレーションした「スプラッシュバンデット」や、冷たい麺などをテーマに新規の食イベントを開催いたしました。さらに秋には5週にわたり週替わりで新イベント「日本列島まるかじりフェア」を開催し、盛り上がりを見せました。冬の風物詩として定着した世界的照明デザイナー石井幹子氏監修のイルミネーションイベント「ジュエルミネーション」は4年目を迎え、球数を200万球に増やし、プールWAIの流れるプールを利用したラブリーストリームエリアを拡張いたしました。アクアエリアでは、音楽とイルミネーションと噴水によりパリの雰囲気を演出するイルミネーションショー「パリ・モナムール」を新たに開催し好評を博しました。また、テレビCMなど、各種媒体での宣伝を強化したことなどにより、ジュエルミネーションの入園者数は過去最高記録を達成いたしました。そして、3月に1,000人収容、コンサートやシアター、講演会など、多彩な展開ができる全天候型多目的ホール「日テレらんらんホール」をオープンいたしました。日本で初めて客席部分が昇降する「空飛ぶ床」装置を採用し、客席の下にはプールを整備するなど、他社施設との差別化を実現いたしました。なお、当ホールの命名権は日本テレビ放送網株式会社が保有いたしております。これらの結果、オープンシアターEASTの閉鎖に加え、春の天候不良、秋の台風及び記録的な大雪の影響によるクローズなどがあったものの、前期並みの入園者を確保いたしました。
夏のプールWAIは、引き続きエンターテイメントプールとして多くのイベントを開催いたしました。人気お笑い芸人がプロデュースした放水ショーとオリジナルダンスのコラボレーションショー「ダンスプラッシュ」、オリジナルのおもちゃのアヒル「ちょいキャップアヒル」を用いたレース大会、夜間のビアガーデン営業など例年人気のイベントにさらに磨きをかけ、好評を博しました。また、夏期としては15年ぶりにテレビCMを放送したことなども奏功し、プールWAIは過去最高だった前期を上回る入場者数を記録いたしました。

3月に10周年を迎えた温浴施設「丘の湯」は、感謝イベントなどをはじめ、季節ごとに実施したイベントが好評を得ました。また、遊園地や「キドキド」帰りのお客様が増加したものの、2月の降雪による影響などにより、入場者は減少いたしました。なお、丘の湯プラザの中華レストラン「天安」では、遊園地と連携した「天安ほたるディナー」や「天安5大美食めぐり」などの新規イベントを開催し好評を博しました。温浴施設「季乃彩(ときのいろどり)」は、定期的な朝風呂の実施や、バラやデンファレの変わり湯など、多彩なイベントが好評だったことなどにより、入場者は増加いたしました。
20周年を迎えたゴルフガーデン(練習場)は、感謝イベントなどの施策や、天然芝を活かした練習グリーンでのイベントが好評を博し、2月の降雪によるクローズの影響があったものの、入場者は前期並みに推移いたしました。
なお、10月に1周年を迎えた親子向け屋内遊戯施設「キドキド」は、お客様との積極的なコミュニケーションや、ほぼ毎日開催されるサプライズイベントが好評を得たことなどもあり、入場者は増加いたしました。
以上の結果、遊園地部門の売上高は、37億7千9百万円(前期比2.5%増)となりました。

[販売部門]
遊園地の「全国ご当地グルメ祭」や「ジュエルミネーション」の特設売店が好調であったことやプールの入場者増に伴う増収、ピザレストラン「シェーキーズ」の通期稼働などにより、販売部門の売上高は31億6千4百万円(前期比4.0%増)となりました。

以上の結果、総合レジャー事業全体の売上高は、その他の収入も含め、145億1千9百万円(前期比2.1%減)、営業利益は28億6千5百万円(同19.2%減)となりました。

② 不動産事業
不動産事業の売上高は、保育所「京王キッズプラッツよみうりランド」の賃貸開始に加え、販売用宅地の分譲が増加したことなどにより、15億8千4百万円(前期比14.9%増)となり、営業利益は9億4千8百万円(同23.2%増)となりました。

③ サポートサービス事業
サポートサービス事業の売上高は、連結内部からの工事の受注が増加したことなどにより、31億4千4百万円(前期比11.0%増)、営業利益は1億4千4百万円(同4.7%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物は、税金等調整前当期純利益30億7千万円に加え、減価償却費が17億8千2百万円であったものの、固定資産の取得よる支出が42億7千3百万円、長期借入金の返済による支出が13億2千5百万円、法人税等の支払額が12億9千8百万円であったことなどにより、前連結会計年度末より16億9千5百万円減少し、当連結会計年度末には27億7百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ5億6百万円の収入減となる39億円の収入となりました。これは、税金等調整前当期純利益が30億7千万円であったことに加え、減価償却費が17億8千2百万円であったものの、法人税等の支払額が12億9千8百万円であったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ21億2千2百万円の支出増となる41億3千7百万円の支出となりました。これは、固定資産の取得による支出が42億7千3百万円であったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ25億5千1百万円の支出減となる14億5千7百万円の支出となりました。これは、長期借入金の返済による支出が13億2千5百万円であったことに加え、配当金の支払額が5億8千1百万円であったものの、短期借入金の増加額が5億円であったことなどによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04602] S10022LN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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