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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004XGT

有価証券報告書抜粋 株式会社よみうりランド 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業収益を起点とした回復が続いてまいりましたが、当社グループの関連する業界に影響する個人消費につきましては、消費者マインドは持ち直しつつあるものの緩慢な動きとなっており、まだら模様の様相を呈しております。
このような状況の下、当社は投資の実行や組織の再編を通じ、新たな事業基盤の構築に取り組むとともに、既存事業の差別化と営業拠点の拡大を図ってまいりました。
船橋競馬場では、駐車場の一画にスーパーマーケットを建設し、10月に事業会社へ賃貸を開始いたしました。また、東京よみうりカントリークラブでは、開場50周年記念事業として、全ベントグリーンを耐暑性に優れた新種のベント芝に張り替え、10月から使用を開始いたしております。
遊園地では、年間を通じて開催した多彩なイベントが賑わいを見せました。特に冬の風物詩となったイルミネーションイベント「ジュエルミネーション」は、期間中の入園者数が過去最高を記録するなど、プールWAI等の入場者まで含めた年間入園者数は、東日本遊園地協会加盟の遊園地で1位となる成績を収めることができました。また、11月にはフランチャイジーとして「あそびのせかいグランツリー武蔵小杉店」を商業施設「グランツリー武蔵小杉」内に出店いたしました。同店はオープン以来全国の「キドキド」で上位の売上を記録するなど、好調な滑り出しを見せております。
この結果、当連結会計年度における売上高は172億9千5百万円(前期比3.1%増)、営業利益は、減価償却費が増加したことなどにより22億7千6百万円(同7.3%減)、経常利益は30億8千9百万円(同3.5%減)、当期純利益は17億6千9百万円(同8.8%減)となりました。

セグメント別の業績は下記のとおりであります。

① 総合レジャー事業
[公営競技部門]
川崎競馬は、前期同様63日開催されました。重賞競走は6月の「関東オークス」、12月の「全日本2歳優駿」、1月の川崎競馬最大のレース「川崎記念」などが開催され、多くのファンが来場した結果、投票券総売上高は増加いたしました。イベントは、9月の「川崎競馬秋まつり2014」や10月の「神奈川キャンピングカーフェア」などを実施し、多くの来場者で賑わいを見せました。また、3号スタンドの解体工事が完了し、2015年度末の商業施設完成に向けた工事に着手いたしております。なお、南関東の他場開催(船橋・大井・浦和)の場外発売は、前期比2日増の206日実施されました。また、JRAの場外発売「ウインズ川崎」は前期比1日増の107日実施され、好調に推移いたしました。
船橋競馬は、前期比2日増の54日開催されました。5月にはビッグレース「かしわ記念」が開催され、近隣商業施設と連携した恒例のイベント「おうまフェス2014~親子であそぼ。~」を主催し、多くのファンで賑わいを見せました。これらのイベントの実施や、入場者が増加したことなどにより、投票券総売上高は増加いたしました。また、一昨年10月にスタートしたJRAの場外発売「J-PLACE船橋」は52日実施されました。なお、駐車場の一画にスーパーマーケットを建設し、10月より事業会社へ賃貸を開始いたしております。さらに、本年6月から開始するナイター競馬「ハートビートナイター」開催のために実施していた照明設備等設置工事は3月に完了いたしております。なお、他場開催(川崎・大井・浦和)の場外発売は、前期同様215日実施されました。
船橋オートレースは、前期比7日減の62日開催されました。5月に恒例のGⅠ「黒潮杯」、6月には5年ぶりにGⅠ「プレミアムカップ」が開催されました。しかしながら、開催日数減少の影響などにより、投票券総売上高は減少いたしました。また、他場開催の場外発売は、前期比4日増の274日実施されました。なお、8月に船橋オートレースの施行者である千葉県及び船橋市より、2015年度末をもって船橋オートレース事業を廃止するとの発表がなされております。
競輪場外車券売場「サテライト船橋」での発売は、前期比3日減の362日実施されました。全国専用場外でトップクラスとなる多数のイベントが好評を博したものの、のべ発売日数の減少などにより、投票券売上高は減少いたしました。
以上の結果、公営競技部門の売上高は、42億2千5百万円(前期比7.5%増)となりました。


[ゴルフ部門]
東京よみうりカントリークラブは、引き続きチャンピオンコースとしてのコース維持を行いました。特に、当期に迎えた開場50周年の記念事業の一環として、全ベントグリーンを耐暑性に優れた新種のベント芝へ張り替え、10月より使用を開始いたしました。この新グリーンで12月に開催された「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は、前年を上回る来場者で盛り上がりを見せました。また、営業面では引き続き法人を中心に外部営業に積極的に取り組んだ結果、入場者は前年並みに推移いたしました。なお、会員様のクラブライフをより充実したものにするために、クラブハウスレストランにて「丘の上JAZZin東京よみうりCC」や「スイーツフェスタ」を開催し好評を博しました。
よみうりゴルフ倶楽部は、特色を持たせた自主コンペを前年より増加して開催したほか、過年度からの営業先である法人等の継続利用に加え、新たな組織、団体などの外部営業先を拡大し、新規コンペを獲得いたしました。これらの結果、入場者は増加し、東日本大震災前の水準に回復いたしました。また、クラブハウスのレストランでは、遊園地のイベント「ほたるの宵」や「ジュエルミネーション」と連動した期間限定夜間営業を実施し、多くのお客様にご利用いただきました。なお、女性プレーヤーの獲得に向け、自然光を採りこんだ明るく広い女性浴室を増築し、洗練されたデザインのパウダールームへのリニューアルを実施、本年4月より使用を開始し好評をいただいております。
静岡よみうりカントリークラブは、優待チケットの発行やインターネット予約限定割引などの施策を積極的に展開したものの、7月及び8月の台風接近をはじめとする悪天候によるキャンセルの影響などにより、入場者は減少いたしました。なお、初の試みとして、クラブハウスレストランにて数種類のカレーや鍋のメニューを開発し、その人気投票を行うイベントを期間限定で実施したところ、プレーヤーのご好評をいただきました。
千葉よみうりカントリークラブは、新規プレーヤー獲得のために、初めて来場したプレーヤーが対象の料金施策「初めて割」を実施し好評を得ました。また、リピーターのための企画として好評を得ている優待施策「けずってゴルフ」のほか、日本パブリックゴルフ協会主催の競技会の開催による参加者の増加などにより、入場者は増加いたしました。
なお、ゴルフ4場が連携し、これまで以上に効率的な運営を行うために、ゴルフ事業を統括する部門を新設し一括管理する体制を確立いたしました。東京2場にて静岡、千葉両ゴルフ場の従業員研修を行うなど、新たな取り組みを実施いたしております。
以上の結果、ゴルフ部門の売上高は、28億4千9百万円(前期比1.0%増)となりました。

[遊園地部門]
遊園地部門の遊園地では、引き続き年間を通じて多彩なイベントを充実させて開催いたしました。昨年3月に完成した全天候型多目的ホール「日テレらんらんホール」では、トップアスリートによるミュージカルのこけら落とし公演に始まり、サッカーワールドカップのパブリックビューイングやボリショイステージサーカス、リアル脱出ゲームなど多彩なイベントを開催し好評を博しました。また、4月に新規オープンした「バーベキューパークJU-JU」も、団体客を中心に多くのお客様で賑わいを見せております。ゴールデンウィークに開催した「全国ご当地大グルメ祭2014」では、過去最高だった前年に次ぐ売上を記録いたしました。夏期は、清涼飲料水メーカーとコラボレーションし、CMで話題のイベントを日本で唯一常設したほか、人気アーティストが遊園地をプロデュースする「よみUReeeeNランド」が好評を博しました。そして、10月末から2月中旬まで、世界的照明デザイナー石井幹子氏監修のイルミネーションイベント「ジュエルミネーション」を開催いたしました。イルミネーションの球数は前年の1.5倍となる300万球に増やし、日テレらんらんホールの周辺エリアをフォレストエリアとして拡張いたしました。また、好評の噴水ショーは2倍の規模に強化するなどした結果、クリスマスには夜間入園者の最高記録を達成、またジュエルミネーション期間中の入園者も過去最高となりました。なお、ジュエルミネーションの好調を受け、最寄駅の京王よみうりランド駅に新宿行の上り特急列車の一部が期間限定で臨時停車いたしました。3月は、子供に人気の妖怪アニメのイベントを2日間にわたって実施し、大変多くの入園者で賑わいを見せました。なお、同月末に消防車をモチーフにしたシューティングアトラクション「ちびっこ消防隊けしっぴー」が新規オープンし好評を博しております。これらの結果、遊園地の入園者は増加いたしました。
夏のプールWAIは、引き続きエンターテイメントプールとして、前年より水量を倍にした放水とオリジナルダンスのコラボレーションショー「ダンスプラッシュ!!」や、人気のおもちゃのアヒルレースなど多くのイベントを開催し、好評を博しました。しかしながら、梅雨明けの遅れや8月下旬からの低気温などの影響により、過去最高だった前年に比べ入場者は減少いたしました。
昨年3月に10周年を迎えた温浴施設「丘の湯」は、竹灯ろうの設置や大抽選会の開催など、年間を通じて10周年を記念したイベントを開催したほか、露天風呂にテレビを設置するなどの施策が好評を博し、入場者は増加いたしました。なお、丘の湯プラザの中華レストラン「天安」では、「ほたるの宵」と連携した「天安ほたるディナー」や季節ごとの特別メニューが好評を博しました。

温浴施設「季乃彩(ときのいろどり)」は、土日祝日の朝風呂、果実や花などを使った変わり湯などのほか、食事処では季節ごとにフェアーを実施するなど、年間を通じて開催したイベントが評判になりました。また、6月に実施したリニューアルでは、保温、保湿作用に優れたナノ水の導入や、ラドン岩盤浴の設置などを実施いたしました。この結果、オープン以来最高となる入場者を記録いたしました。
ゴルフガーデン(練習場)は、年間を通じてイベントやキャンペーンを行い、新規顧客の獲得やリピーター確保に努めました。パッティング大会やアプローチ大会のほか、レッスンプロによる無料ワンポイントレッスンや、ラウンド付スクールなどのイベントが好評を博しましたが、台風の影響などにより、入場者は減少いたしました。
親子向け屋内遊戯施設「キドキド」は、よみうりランド店独自の企画などを開催したほか、2月に「ベビーコーナー」をリニューアルし好評を博したものの、消費税率引上げによる影響などにより、入場者は減少いたしました。
11月には、「キドキド」と世界のあそび道具の専門店「ボーネルンドショップ」を併設した「あそびのせかいグランツリー武蔵小杉店」を、セブン&アイ・ホールディングスがオープンした商業施設「グランツリー武蔵小杉」に出店いたしました。外部商業施設への出店は当社として初めての試みとなりますが、既存店で蓄積したノウハウを活用し、オープン以来全国の「キドキド」で上位の売上を記録するなど、入場者は想定を大きく上回り、好調に推移いたしております。
なお、キドキドよみうりランド店とあそびのせかいグランツリー武蔵小杉店の効率的な運営を行うための運営部門を新設し、一括管理する体制を確立いたしました。
以上の結果、遊園地部門の売上高は、40億6千6百万円(前期比7.6%増)となりました。

[販売部門]
遊園地の入園者が増加したことに伴う増収があったものの、コンビニエンスストア2店舗の営業を終了し、賃貸化をしたことなどにより、販売部門の売上高は29億8千2百万円(前期比5.7%減)となりました。

以上の結果、総合レジャー事業全体の売上高は、その他の収入も含め、150億5千3百万円(前期比3.7%増)、営業利益は29億2千3百万円(同2.0%増)となりました。

② 不動産事業
不動産事業の売上高は、新規造成の見送りに伴い販売用宅地の分譲が減少したことなどにより、13億9千3百万円(前期比12.1%減)となり、営業利益は8億2千3百万円(同13.1%減)となりました。

③ サポートサービス事業
サポートサービス事業の売上高は、外部からの工事の受注が増加したことなどにより、31億8千1百万円(前期比1.2%増)、営業利益は2億3百万円(同40.9%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物は、税金等調整前当期純利益26億3千6百万円に加え、減価償却費が20億2千2百万円、長期借入れによる収入が60億円であったものの、固定資産の取得による支出が81億4千9百万円であったことなどにより、前連結会計年度末より10億2千7百万円増加し、当連結会計年度末には37億3千5百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ3億2千2百万円の収入増となる42億2千2百万円の収入となりました。これは、税金等調整前当期純利益が26億3千6百万円であったことに加え、減価償却費が20億2千2百万円であったものの、法人税等の支払額が5億8千1百万円であったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ41億6百万円の支出増となる82億4千4百万円の支出となりました。これは、固定資産の取得による支出が81億4千9百万円であったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度は14億5千7百万円の支出でありましたが、当連結会計年度は50億4千9百万円の収入となりました。これは、長期借入れによる収入が60億円であったことなどによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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