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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007VML

有価証券報告書抜粋 株式会社アイチコーポレーション 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当期におけるわが国経済は、高水準の企業収益を背景に、設備投資や雇用の拡大が見られ、個人消費回復の伸
び悩み、年明け以降の円高進行の影響があるものの、景気は緩やかな回復基調にあります。しかしながら、海外
におきましては、米国経済の回復が持続している一方で、中国等の新興国経済の減速、原油価格下落の影響など、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。
このような環境の中、特装車の販売につきまして、電力業界では、設備の老朽化に伴う代替需要の回復、レン
タル業界では、建築需要およびトンネル・橋梁の点検などの社会インフラ工事の増加、鉄道業界では、機械化需
要の増加により、前期に比べ増加いたしました。一方、通信業界では、設備投資の抑制により、前期に比べ減少
いたしました。
このような中で、当社グループはお客さまと共に、「低炭素社会、循環型社会、自然共生社会の構築」をめざ
し機械化車両で「作業環境創造」を実現してまいります。
この状況のもと、当期の連結経営成績は、売上高は前期を78億円(16%)上回る571億7百万円となりました。
利益につきましては、特装車の国内販売の増加や原価改善などにより、営業利益は前期を21億1百万円(50%)上回る63億18百万円、経常利益は前期を17億95百万円(37%)上回る66億94百万円となりました。
また、親会社株主に帰属する当期純利益は前期を15億7百万円(49%)上回る46億円となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

(特装車)
特装車売上高は前連結会計年度を69億18百万円(18%)上回る460億98百万円となり、売上総利益は前連結会計年度を25億14百万円(32%)上回る103億94百万円となりました。これは、主に電力業界およびレンタル業界向けの売上が増加したことによるものであります。
(中古車)
中古車売上高は前連結会計年度を47百万円(11%)上回る4億81百万円となり、売上総利益は前連結会計年度を6百万円(5%)上回る1億27百万円となりました。これは、主に下取り・買取りの増加により売上が増加したことによるものであります。
(部品・修理)
部品・修理売上高は前連結会計年度を8億38百万円(9%)上回る102億46百万円となり、売上総利益は前連結会計年度を3億40百万円(14%)上回る27億7百万円となりました。これは、主に部品単体の売上が増加したことによるものであります。
(その他)
その他売上高は前連結会計年度を3百万円(1%)下回る2億81百万円となり、売上総利益は前連結会計年度を36百万円(54%)下回る30百万円となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は72億16百万円となり、前連結会計年度に比べて8億98百万円(14%)増加いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、52億94百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益63億97百万円、仕入債務の増加21億17百万円、減価償却費の13億64百万円等の資金の増加要因と売上債権の増加27億95百万円、法人税等の支払額15億17百万円等の資金の減少要因によるものであります。この結果、営業活動によるキャッシュ・フローは前期に比べて15億95百万円の資金の増加となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は、34億1百万円となりました。これは主に、預け金の減少20億円等の資金の増加要因と有形及び無形固定資産の取得による支出54億29百万円等の資金の減少要因によるものであります。この結果、投資活動によるキャッシュ・フローは前期に比べて、13億84百万円の資金の減少となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、10億79百万円となりました。これは主に、配当金の支払8億53百万円等を行ったためであります。その結果、財務活動によるキャッシュ・フローは前期に比べて87百万円の資金の減少となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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