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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10029Z8

有価証券報告書抜粋 株式会社アイロムグループ 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
①業績等の概況
当社グループの主な取引先である製薬業界におきましては、少子高齢化に伴う医療費抑制策を反映した公定薬価の引下げ及びジェネリック医薬品の普及等に伴い医薬品価格が下落傾向にある一方で、高齢化の進行ならびに生活習慣病の増加等を背景に需要が増加し、緩やかな市場拡大が続いております。また、大手製薬企業の中にはアンメットメディカルニーズの高い疾病領域への進出の動きがあることに加えて、国内市場の飽和を背景とした新興国地域における販売網の拡大ならびに海外企業の買収による規模の拡大と研究開発力の強化が図られております。
SMO(治験施設支援機関)業界におきましても、製薬業界及び医療機関のニーズにこたえるため、治験の効率化・迅速化に加え多様な疾患領域へのきめ細やかな対応などが求められております。
こうした状況において、当社グループは、新薬開発のための治験施設支援事業であるSMO事業に注力する中、新たに製薬企業を直接支援するCRO事業へ事業領域を拡大し、様々なヘルスケアステークホルダーへのニーズに対応しております。また、細胞治療、再生医療等の先端医療技術を保有するディナベック株式会社を子会社化するとともに、アジア・オセアニア地域における臨床研究/臨床試験に関わる企業との戦略的パートナーシップを強化することにより、ハイブリッド型サービス(※)という新たなビジネスモデルの創出を進めております。
当連結会計年度の業績につきましては、2012年12月1日付にて医薬品等の販売事業を事業譲渡したこともあり、売上高は4,011百万円(前期比40.2%減)と前年に比べ減収となりました。利益面につきましては、営業損失は402百万円(前期は営業利益369百万円)、経常損失は322百万円(前期は経常利益587百万円)当期純損失は294百万円(前期は当期純利益1,751百万円)となりました。

※ハイブリッド型サービス
①日本国内市場では、当社グループの基盤であるSMO事業を中心とした臨床研究/臨床試験の促進につき高品質な支援を提供するサービス。
②グローバル市場(特に、アジア・オセアニア地域)では、各種業務提携を通じ、SMOノウハウを各国法令等に準拠した形でCRO業務と併せて製薬企業及び医療機関に提供するサービス。

②セグメントの状況
セグメントの業績は次のとおりであります。
イ SMO事業
当セグメントにおきましては、プリファードベンダー指定による安定した受託により、特に整形外科、循環器科、内分泌代謝領域の受託が拡大するとともに、グローバルジェネリックメーカーを中心にジェネリック医薬品開発の受託が増加いたしました。また、当期は世界的に見ても難易度の高い早期国際共同臨床試験の支援、医師主導の臨床試験等の包括的な支援への対応、オセアニア地域での臨床試験のコンサルティングの体制構築を進めており、いよいよグローバル水準に対応したハイブリッド型サービスを追求する段階となりました。
しかしながら、当期受託を見込んでいた数件の大型案件が、治験依頼企業の開発スケジュール見直しにより延期となり、今期売上計画は未達成となりました。そのような中、次期以降の事業拡大のためのCRCの増員を行っております。
この結果、売上高は2,946百万円(前期比19.4%減)、営業損失は109百万円(前期は営業利益675百万円)となりました。


ロ メディカルサポート事業
当セグメントにおきましては、業務改善による固定費削減等を図り、既存クリニックモールの収益力が向上したこと、また当該事業を通じて培ったネットワークを活かした不動産投資が順調に推移したこと等により、売上高は1,027百万円(前期比81.9%増)、営業利益は130百万円(前期は営業損失0百万円)となりました。

ハ その他
その他の事業におきましては、CRO事業等が計上されており、この結果、売上高は36百万円(前期比44.8%減)、営業損失は28百万円(前期は営業利益11百万円)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末のキャッシュ・フローについては、営業活動により45百万円減少し、投資活動により421百万円減少し、財務活動により26百万円増加した結果、現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、期首残高1,922百万円よりも329百万円減少し、1,592百万円(前期比17.2%減)となりました。
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、45百万円(前期は625百万円の支出)となりました。
主な増加要因は、売上債権の減少が475百万円、減価償却費の計上が76百万円であり、主な減少要因は、税金等調整前当期純損失の計上334百万円、法人税等の支払による減少135百万円、未払金の減少63百万円、仕入債務の減少44百万円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、421百万円(前期は2,868百万円の取得)となりました。
主な増加要因は、貸付金の回収による収入381百万円、有形固定資産の売却による収入408百万円であり、主な減少要因は、貸付による支出570百万円、投資有価証券の取得による支出365百万円、差入保証金の差入による支出111百万円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、26百万円(前期は1,175百万円の支出)となりました。
主な増加要因は、少数株主からの払込みによる収入40百万円であり、主な減少要因は、自己株式の取得による支出6百万円等によるものであります。

また、ディナベック株式会社を株式交換により完全子会社化したことによる現金及び現金同等物の増加は、147百万円となりました。


(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2012年3月期2013年3月期2014年3月期
自己資本比率(%)37.768.773.5
時価ベースの自己資本比率(%)42.096.2128.2
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)---
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)---

自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1 いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
2 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3 キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを使用しております。
4 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利息を支払っている全ての負債を対象としております。
5 キャッシュ・フロー対有利子負債比率、インタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローがマイナスであるため表示しておりません。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05352] S10029Z8)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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