シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007RRX

有価証券報告書抜粋 株式会社アクセル 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当事業年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境に改善がみられるとともに、個人消費も底堅い動きを示すなど、緩やかな景気回復基調が持続いたしました。しかしながら、新興国や資源国をはじめとする海外経済の減速懸念や金融資本市場の変動の影響等、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
当社の中心的市場であるパチンコ・パチスロ機市場は、一定の稼働が見込める一部の有力機種の販売は堅調に推移しているものの、遊技ホールの新台導入に対する慎重な姿勢は継続しており、総じて低調に推移しております。また、2015年11月(パチンコ機)及び12月(パチスロ機)に実施された業界団体による自主規制の影響により、当事業年度後半にかけてパチンコ機、パチスロ機の新台販売は減少傾向を示しました。
かかる環境の中で当社は、主力製品であるパチンコ・パチスロ機市場向けグラフィックスLSI(サウンド機能等を統合した製品を含む)を中心に各種製品の販売活動に注力いたしました。さらにはパチンコ・パチスロ機市場以外に対する取り組みとして、組み込み機器市場に向けたグラフィックスLSIの採用拡大を図るとともに、デジタル簡易無線市場に向けた各種製品(注)及びパソコン・スマートフォンのブラウザで再生可能なソフトウェアムービーコーデック「H2MD」等のソフトウェアIP製品の営業活動にも注力いたしました。
以上の結果、当事業年度における売上高は8,982百万円(前期比18.9%減)、営業利益は244百万円(同85.2%減)、経常利益は220百万円(同86.7%減)、当期純利益は113百万円(同89.8%減)となりました。
(注)デジタル簡易無線市場向け製品に関しましては、ニューゾーンブランドとして各種製品を開発、販売しておりましたが、将来の成長可能性等を慎重に検討した結果、当事業年度において同製品の取り扱いを終了することといたしました。
① パチンコ・パチスロ機市場向けLSI
当社は、パチンコ・パチスロ機市場に向けてグラフィックスLSI(機能統合化製品を含む)、LEDドライバLSI、メモリモジュール製品等を販売しており、グラフィックスLSIが中核製品となっております。グラフィックスLSIの売上高は、当事業年度において総売上高の約80%を占めております。
当事業年度における同市場向け製品に関しましては、業界団体による自主規制の影響に加え、主要顧客の販売動向等も影響し、前期比1,964百万円減(18.3%減)となる8,743百万円の売上高となりました。なお、1,964百万円の減収のうち、約35%がグラフィックスLSI、残りの約65%がその他製品の減収によるものです。主力製品であるグラフィックスLSIは、従来製品から高付加価値化を図った新製品への移行は順調に進展しましたが、販売個数では前期の126万個に対し108万個にとどまりました。
② 組み込み機器市場向けLSI
当社は、医療機器や産業用機器等の組み込み機器市場に向けてグラフィックスLSIを販売しております。現在の製品構成は、パソコン系の仕組みを搭載した各種機器に対応したグラフィックスLSI「AG10」と比較的安価なCPUを搭載した一般的な組み込み機器において高解像度グラフィックスを実現する「AG9」シリーズになっております。当事業年度における同市場向けグラフィックスLSIに関しましては、当社製品採用メーカー各社の需要動向により、前期比18.9%減となる146百万円の売上高となりました。なお、当事業年度におきまして「AG9」シリーズの最新製品「AG903」の試作品が完成いたしました。
③ その他
当社では、前記LSI製品以外に顧客の開発を支援する開発評価基板やソフトウェアに加え、「H2MD」等のソフトウェアIP製品等も開発、販売しております。これら顧客開発支援環境やソフトウェアIP製品等、さらには当事業年度で取り扱いを終了したニューゾーンブランド製品に係る売上高は、前期比49.7%減となる92百万円となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度末に比べ3,437百万円減少となる8,063百万円(前期末比29.9%減)となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は、以下の通りとなっております。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動により支出した資金は704百万円(前事業年度は2,597百万円の増加)となりました。これは主に、当事業年度における税引前当期純利益(178百万円)、減価償却費の計上(155百万円)、仕入債務の増加(510百万円)に対し、たな卸資産の増加(516百万円)、その他流動資産の増加(320百万円)、その他流動負債の減少(359百万円)、未払消費税等の減少(239百万円)、法人税等の支払(271百万円)等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動により支出した資金は303百万円(前事業年度は264百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出(165百万円)、投資有価証券の取得による支出(75百万円)等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動により支出した資金は2,429百万円(前事業年度は685百万円の支出)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出(2,000百万円)、配当金の支払(428百万円)等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02077] S1007RRX)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。