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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AGP3

有価証券報告書抜粋 株式会社アクセル 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境に改善がみられるとともに、個人消費も総じて持ち直しの動きがみられるなど、緩やかな回復基調が持続いたしました。しかしながら、英国のEU離脱問題や欧米各国における保護主義の台頭懸念など、世界経済の不確実性が一層増大していることに加え、金融資本市場の変動の影響が懸念されるなど、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
当社の中心的市場であるパチンコ・パチスロ機市場は、レジャーの多様化等に起因する市場の低迷に加え、2015年に実施された業界団体による自主規制の影響、さらには伊勢志摩サミット(2016年5月開催)に合わせて実施された新台設置の自粛の影響等も重なり、厳しい環境が続いております。また、当事業年度においては第2四半期から第3四半期にかけて「検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機」の年内撤去に向けた一時的な入れ替え需要が発生いたしましたが、入れ替え需要が一巡した第4四半期は大幅な反動減となりました。
かかる環境の中で当社は、パチンコ・パチスロ機市場に向けた各種製品の販売活動に引き続き注力するとともに、組み込み機器市場に向けたグラフィックスLSI及び「H2MD」等のソフトウェアIP、ミドルウェア製品等の新分野に向けた事業活動にも注力いたしました。また、新事業への展開等による収益構造の転換を目指して、アライアンスや出資の検討等を積極的に実施いたしました。
以上の結果、当事業年度における売上高は8,012百万円、営業利益は141百万円、経常利益は162百万円、当期純利益は92百万円となりました。
① パチンコ・パチスロ機市場向けLSI
当社は、パチンコ・パチスロ機市場に向けてグラフィックスLSI(機能統合化製品を含む)、LEDドライバLSI、メモリモジュール製品等を販売しており、グラフィックスLSIが中核製品となっております。グラフィックスLSIの売上高は、当事業年度において総売上高の約73%を占めております。
当事業年度における同市場向け製品に関しましては、低迷する市場環境に加え、主要顧客の販売動向等も影響し、前期比904百万円減(10.3%減)となる7,838百万円の売上高となりました。主力製品であるグラフィックスLSIは、従来製品から高付加価値化を図った新製品への移行は順調に進展しておりますが、販売個数では前期の108万個に対し87万個にとどまりました。また、同市場に向けたその他製品では、LEDドライバLSIは前期を下回る販売となりましたが、メモリモジュール製品は新製品の販売拡大で前期を上回る販売となりました。
② 組み込み機器市場向けLSI
当社は、医療機器や産業用機器等の組み込み機器市場に向けてグラフィックスLSIを販売しております。現在の製品構成は、PC系の仕組みを搭載した各種機器に対応したグラフィックスLSI「AG10」と比較的安価なCPUを搭載した一般的な組み込み機器において高解像度グラフィックスを実現する「AG9」シリーズになっております。当事業年度における同市場向けグラフィックスLSIに関しましては、当社製品採用メーカー各社の需要動向により、前期比20.1%減となる117百万円の売上高となりました。
③ その他
当社では、前記LSI製品以外に顧客の開発を支援する開発評価基板やソフトウェアに加え、「H2MD」等のソフトウェアIP、ミドルウェア製品等も開発、販売しております。これら顧客開発支援環境やソフトウェアIP製品等に係る売上高は、前期比38.5%減となる57百万円となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度末に比べ674百万円増加となる8,738百万円(前年同期比8.4%増)となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は、以下の通りとなっております。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動により増加した資金は1,273百万円(前事業年度は704百万円の支出)となりました。これは主に、当事業年度における税引前当期純利益(162百万円)、減価償却費の計上(203百万円)、売上債権の減少(286百万円)、たな卸資産の減少(556百万円)、その他流動資産の減少(279百万円)、未払及び未収消費税等の増減額(163百万円)に対し、仕入債務の減少(396百万円)等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動により支出した資金は556百万円(前年同期比83.3%増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出(205百万円)、投資有価証券の取得による支出(310百万円)等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動により支出した資金は58百万円(同97.6%減)となりました。これは主に、配当金の支払(56百万円)等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02077] S100AGP3)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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