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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CMNW

有価証券報告書抜粋 株式会社イトーキ 研究開発活動 (2017年12月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループでは、新たな価値を提供する活動を継続・促進するため、研究開発活動に取り組んでいます。
研究活動として、新たな働き方を提案するため、先端技術研究所とともに、ワークスタイル研究所を新たに組織化し、市場と技術の両面で調査・研究を強化しております。先端技術である人工知能やIoT分野の技術研究を継続し、働き方改革を牽引する次世代のワークスタイル環境及び新しいワークプレイスの研究を行っております。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は24億3百万円であります。
[オフィス関連事業]
オフィスにおける課題解決型商品の分野におきましては、当社が他社に先駆けて研究してきた「健康経営」の取り組みを拡大してまいりました。当社は独自にオフィス環境と健康経営の関連性を明確化し、健康経営に貢献するオフィス環境の調査・分析を行いました。これを元に、健康ソリューション「ワークサイズ」の開発と商品化を進め、健康増進オフィスの環境設計を引続き進めております。
また、働き方や業務プロセスの改革、コミュニケーション環境の改善の高まりから、ICTを活用した会議システムの開発に取り組んでおります。会議室予約表示システム「カンファリオ」は、企業内の情報システムと連携させ、スケジュール管理や会議の内容を可視化・分析する機能やサービス開発を進めています。
エコソリューション分野では、建築物・内装家具等における国産木材利用促進とともに、オフィス環境の木質化内装や木製家具の潮流が活発であります。当連結会計年度も地方自治体と連携しながら、「エコニファ」ブランドにより、国産材木製家具、内装材の開発に取り組んでまいりました。
オフィス家具ジャンルの新商品としては、カジュアルで自由な雰囲気を形作るシリーズとして、「ノットワーク」を投入いたしました。また、オープン化し人々の交わりが促進される現在のオフィスの中でも、時には集中できる空間が求められていることに注目し、リラックスと集中を両立するワーキングソファとして「インテント」を開発しました。そのほか、アルミや木製の脚が選べる新しいベンチ形テーブル、「アフィーノ」を投入し、この分野のラインナップの充実を図っております。
また、チェア分野では、ユニークな背の動きで、集中・リラックス・リフレッシュの三つの姿勢をサポートするメッシュ・チェア「セクア・チェア」を投入いたしました。さらに、表裏二色のデザインが新鮮なミーティングチェア、「ニーノ」を発売し、ラインナップの幅を広げております
なお、研究開発費の額は14億2百万円であります。
[設備機器関連事業]
建材分野におきましては、「安全・安心」の考え方に基づく「減災建材」の開発に継続的に取り組んでおります。当連結会計年度は、前連結会計年度に発売した「制震間仕切X」の天井制震性能を、構造計画研究所による「解析シミュレーション」を用いて確認し、振動試験が困難な広い空間での安全性を提案できるようになりました。「減災建材」は、2017年グッドデザイン賞を受賞いたしました。
また、コミュニケーションが取りやすく開放感のあるオフィス空間を仕切る「ガラスパーティション」シリーズに、ガラスドアのラインナップを充実させ、各ガラススタイルに最適なドアを提供できるようになりました。
設備機器分野におきましては、2017年6月に第一号機が稼働いたしました国内唯一の書籍自動ピッキング装置である「システマファインドピッカー」を公共図書館をターゲットに開発・発売いたしましたが、書籍管理タグの対応種類追加や上位システムとの連携強化などにより、大学図書館でもご利用いただける商品に強化いたしました。今後も、図書館のあり方を変革していく商品として、継続した育成に取り組んでまいります。
また、従来は倉庫などの人目に触れにくい場所に設置されていた移動棚を、スペースメリットはそのままに、デザイン性と安全性の向上によりオフィス空間と調和する「ムーブラック フラットハンドルタイプ」として再定義いたしました。
重点市場と位置付けている大型再開発需要などにおいて、また、オフィスにおける収納の新しい選択肢としてご検討いただけます。
加えて、EC市場の伸びに伴う物量の増加、物流倉庫での人手不足などの社会課題に対し、弊社では立体自動高速仕分け機「システマストリーマー(SAS)」という独自性の高いシステムを物流関連企業様にご提供してまいりました。SASは発売後30年強という歴史の中で培われた信頼と実績により、導入いただいたお客様から多大なご好評をいただいております。今後も、メカトロ技術の深化により、社会課題の解決に貢献してまいります。
なお、研究開発費の額は9億7百万円であります。
[その他]
学習家具分野におきましては、近年の急速なライフスタイルの変化により、小学校入学時期でなく高学年になってから購入するなどや、イメージ重視(デザイン、コーディネート)などのこだわりのある購入層への販売が増えております。
これらの変化に合わせ『ぴったりの「まなびのカタチ」をみつけよう』をコンセプトに低学年から高学年への幅広いラインアップを充実させました。
特に今期は、小学校高学年から大学生までをターゲットにタブレット学習などに使いやすい『スクリプト』を発売し、就学スタイルの変化へ対応し、シリーズにも厚みをもたせております。
また、最近の傾向として、インターネットでの購入比率も高くなりつつあり、「イトーキ オンラインショップ」の充実も進めました。オンラインショップの専用商品として、ユーザーの「ほしい」を詰め込んだ『マニカ』や「できラボ」、コンセプトを盛り込んだ『ハグクミラック』を発売し多方面からの学習環境の提案を行い、お客様のご要望に応える取り組みに注力いたしました。
なお、研究開発費の額は93百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02371] S100CMNW)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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