株式会社ウイルコホールディングス 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2017年10月期)

(1) 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、一定の会計基準の範囲内において合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
具体的には、「第一部 企業情報 第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

(2) 経営成績の分析

(売上高)
売上高につきましては、「1 業績等の概要 (1)業績」と「2 生産、受注及び販売の状況」に記載のとおりであります。
(売上原価及び売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は、前連結会計年度に比べ2,186百万円(前連結会計年度比21.8%増)増加し、12,194百万円となりました。当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べ355百万円(前連結会計年度比12.2%増)増加し3,254百万円となり、売上高に対する売上総利益の比率は1.4ポイント悪化し21.1%となりました。
(販売費及び一般管理費及び営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ512百万円(前連結会計年度比18.4%増)増加し、3,302百万円となりました。主な増減は、給料の増加167百万円などによるものです。
当連結会計年度における営業損失は48百万円(前連結会計年度営業利益109百万円)となりました。
(営業外損益及び経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ63百万円(前連結会計年度比70.1%増)増加し、153百万円となりました。主な増減は、為替差益の増加57百万円などによるものです。
当連結会計年度における営業外費用は、前連結会計年度に比べ93百万円(前連結会計年度比39.7%減)減少し、141百万円となりました。主な増減は、支払手数料の減少52百万円、為替差損の減少53百万円などによるものです。
当連結会計年度における経常損失は36百万円(前連結会計年度比2.6%増)となりました。
(特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における特別利益は、前連結会計年度に比べ365百万円(前連結会計年度比259.1%増)増加し、507百万円となりました。主な増減は、受取和解金の増加380百万円などによるものです。
当連結会計年度における特別損失は、前連結会計年度に比べ31百万円(前連結会計年度比366.8%増)増加し、39百万円となりました。主な増減は、投資有価証券評価損の増加20百万円などによるものです。
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は350百万円(前連結会計年度比359.4%増)となりました。


(3) 財政状態の分析
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ670百万円(前連結会計年度比8.6%増)増加し、8,506百万円となりました。これは主として、現金及び預金の増加202百万円、原材料及び貯蔵品の増加95百万円などによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,193百万円(前連結会計年度比17.7%増)増加し、7,946百万円となりました。これは主として、リース資産の増加792百万円、投資有価証券の増加188百万円などによるものです。
この結果、当連結会計年度における総資産は16,452百万円(前連結会計年度比12.8%増)となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ1百万円(前連結会計年度比0.0%減)減少し、5,132百万円となりました。これは主として、支払手形及び買掛金の減少202百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加112百万円などによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ1,252百万円(前連結会計年度比35.6%増)増加し、4,773百万円となりました。これは主として、長期借入金の増加378百万円、リース債務の増加745百万円によるものです。
この結果、当連結会計年度における負債合計は9,905百万円(前連結会計年度比14.4%増)となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ613百万円(前連結会計年度比10.3%増)増加し、6,546百万円となりました。これは主として、利益剰余金の増加276百万円、その他有価証券評価差額金の増加279百万円などによるものです。

(4) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。