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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AR6U

有価証券報告書抜粋 株式会社ウッドワン 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府の積極的な経済政策を背景に企業業績や雇用・所得環境の改善が見られ緩やかな回復基調が続いているものの、中東周辺各国での紛争、英国のEU離脱問題や米国新政権の諸政策の不透明感等による予測困難な国際情勢等が国内経済へ影響を及ぼし、先行き不透明な状況で推移しました。
住宅業界におきましては、マイナス金利導入による住宅ローンの金利低下や相続税の節税対策も相まって、前年度に比べ新設住宅着工戸数は増加し、当社グループの主力販売分野である持家や分譲戸建住宅も増加しました。
当社グループは、2014年度以降を『第三の創業』とし、これまで培ってきたDNAを土台とし、ニュージーランドで育林するニュージーパインやその他国内外で調達する無垢材を主体とした新商品を武器として、国内においては新築戸建市場に加えてリフォーム、非住宅、商環境などの市場を開拓し、海外においてはインドネシアに現地合弁企業を設立し、ドアの製造・販売を始めるなど、今後の劇的な環境変化に対応し得る体制の構築や当社グループの独創的な市場の創造により、グローバルな成長を目指してきました。また、環境共創企業として、所有する山林資源を有効に活用して他社と差別化できる無垢商品の開発を行い、商品の品揃えを充実してきました。
当社が主要都市に開設したショールームでは、無垢の木のキッチン「スイージー」を主体に、床材、内装建具などに加え「無垢の木の洗面台」「スイージーファニチャー」「無垢の木の収納」等の商品をトータルコーディネートしたルーム形式の展示を行い、お客様に実際の生活空間を具体的にイメージしていただけるよう努めてまいりました。また、2017年1月には、いつでもどこでも気軽にショールームを見学できるウェブコンテンツ「360度パノラマバーチャルツアー」を当社ウェブサイトに公開しました。時間がないなど、ショールームへのご来場が難しいお客様にも、パソコンやタブレット端末、スマートフォンを使って、ショールームを疑似体験いただくことができるようになりました。
これらの結果、連結売上高は、66,394百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は2,863百万円(前年同期比76.5%増)、経常利益は2,002百万円(前年同期比559.2%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,161百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益62百万円)となりました。

セグメント別の業績は次のとおりです。
①住宅建材設備事業
住宅建材では、前年同期に比べ建具・造作材・収納等の内装材の売上が増加し、採算性向上策・コスト削減等の効果もあり、利益率が上昇しました。また、2016年3月に新しい商品群として発売しました意匠性が高く個性豊かな住空間の提案を可能とする無垢の壁材「デザインウォール」の販売促進に努めました。また、省施工商品として、施工時に設置する先行階段を活用することで、現場の作業性と安全性を飛躍的に向上させる「セットオン階段」や階段手すり取付け現場のムダやムリを省く「手すりジャストカットシステム」、インテリア性の高い上質な空間を提案する「デザイン階段」や室内ドア「ソフトアートシリーズEtype」、箱型収納・棚板・金物を自由に組み合わせてオリジナル収納がつくれる「無垢の木の収納」等の様々な商品展開を行い、拡販に努めました。
住宅設備機器では、前年同期に比べ、4つの樹種から無垢扉を選べる無垢の木のキッチン「スイージー」の売上が増加しました。住宅の室内ドアや床材などの内装材と、「スイージー」や、木のぬくもりを感じる「無垢の木の洗面台」、手で“触れたくなる”ような木の質感が漂う「スイージーファニチャー」など無垢の木の強みを活かした商品のトータルコーディネートを提案することで相乗効果を生み出しています。新商品として、2016年8月には黒の鉄と無垢の木の棚板を組み合わせたシンプルでスタイリッシュな新発想のキッチン「フレームキッチン」を、2017年3月にはマンションリフォーム、リノベーション物件など幅広い物件に対応できるコンパクトタイプの無垢の木のキッチン「ちっちゃいスイージー」を発売しました。
また、FSCの森林認証材であるLVLの構造材を使用し、高い耐震性能を担保した大空間や次世代型高性能住宅を実現する新システム「ワンズキューボ」の普及や長期優良住宅等の各種認定申請支援業務を行うとともに,LVLの特徴を活かし、非住宅市場への拡販を進めました。2016年10月には「高性能+デザイン+住まい方、愛着を育む本物の木の家を1500万円で実現」をコンセプトとした「ワンズキューボ1500セレクション」が、2016年度 グッドデザイン賞を受賞しました。当社では今回の受賞を契機に無垢内装建材、無垢キッチン、LVL構造材等の販売拡大を図るとともに、ものづくりにおけるデザインの活用を積極的に推進し、ブランドイメージの向上に努めています。
この結果、当連結会計年度における住宅建材設備事業は、売上高が65,240百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益が2,631百万円(前年同期比93.5%増)となりました。
②発電事業
発電事業では、本社敷地内に木質バイオマス発電設備を導入し、電気事業者に売電を行っています。木質バイオマス発電は、森林から直接産出する「間伐材等由来の木質バイオマス」、当社グループ内も含め製材所や木材加工所から生じる端材などの「一般木質バイオマス」、建築解体現場から排出される「建設資材廃棄物」を燃料として稼働しています。
この結果、当連結会計年度における発電事業は、売上高が1,153百万円(前年同期比0.3%増)、営業利益が231百万円(前年同期比11.7%減)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローにつきましては、営業活動により4,776百万円増加、投資活動により1,795百万円減少、財務活動により1,310百万円減少しました。
営業活動により増加した資金4,776百万円(前年同期は5,118百万円の資金増加)は、主に法人税等の支払額852百万円等があったものの、税金等調整前当期純利益1,693百万円に非資金項目である減価償却費2,664百万円、減損損失227百万円を加え、たな卸資産546百万円減少したこと等によるものです。
投資活動により減少した資金1,795百万円(前年同期は1,541百万円の資金減少)は、主に国内及びニュージーランド子会社等における設備投資及び山林の投資等に1,905百万円支出したことによるものです。
財務活動により減少した資金1,310百万円(前年同期は3,435百万円の資金減少)は、主に長期短期借入金の減少によるものです。
この結果、現金及び現金同等物は1,653百万円の増加となり、期末残高は7,632百万円(前年同期比27.7%増)と なりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00630] S100AR6U)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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