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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10080C3

有価証券報告書抜粋 株式会社エス・ディー・エス バイオテック 対処すべき課題 (2016年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

(1)当社グループの現状認識について
世界の農薬市場の状況につきましては、中長期的には人口増加やバイオ燃料開発に伴う農作物増産の必要性は高まっていくとともに、開発途上国では、農業の効率化、省力化が進み、より安全な農薬へシフトしていくものと考えております。国内の農薬市場においても、食糧自給率の低さへの懸念や輸入農産物への食の安全・安心への意識向上等を背景として、中長期的には重要性が増していくものと考えております。
このような状況下、当社は前連結会計年度において、主力殺菌剤であるダコニール原体の安定供給を目的に中華人民共和国の江蘇新河農用化工有限公司及び江蘇新沂泰禾化工有限公司にそれぞれ15.0%の資本参加を行い、当連結会計年度において、中国に100%の子会社である史迪士(上海)化学制品有限公司を設立しました。中国での活動拠点の確立で、アジア地域の製造販売拠点であるRamcides社と合わせて、アジア地域での海外展開力の強化がさらに一歩進みました。また、短期的には新規製品による大きな利益貢献が難しい時期を迎えるものの、その後の新規製品の上市を目指して開発費を投下してまいります。そして、全てのステークホルダー(株主・取引先・従業員等)との良好な関係を維持するとともに、ライフサイエンス分野での技術力をベースに、安全で有用な製品を創出し、企業価値の拡大を図っていきたいと考えております。

(2)当面の対処すべき課題の内容と取り組み方針
① 研究開発力の強化
・中長期的視野に立った研究開発部門への人員強化と資源集中により、原体ラインアップの強化を目指します。
・開発中の新規剤の早期事業化と保有知的財産の有効活用、また機会を捉えて他社からの剤の買収等に取り組み、保有原体の収益力拡大を図ります。
・出光興産株式会社との共同開発を通じて天然系農薬等大型新規剤の創製を図ります。
② 国内事業の収益拡大
・ダコニール関連剤(原体及び製剤)のPR活動により、更なるブランド力向上を図ります。
・水稲除草剤の保有4原体を総合的に活用した混合剤戦略の徹底追求を図ります。
・引き続き、自社工場及び委託先におけるコストダウンに取り組みます。
・農薬周辺ビジネスの開拓に取り組み、新たな収益源の獲得を図ります。
③ 海外事業の収益拡大
・生産技術向上によるコスト削減及び供給能力向上とともに販売品目の拡大を図ります。
・特に需要が旺盛な東南アジア市場に対して、遅滞なく製品を供給する体制を強化します。
・為替、原材料価格による収益性変動リスクの軽減を販売条件の工夫により図ります。
・主力水稲除草剤の輸出について、現状の韓国の他、欧米、中国等世界市場を視野に拡大を目指します。
・Ramcides社への技術面・財務面での支援により成長市場のインド並びに周辺地域での事業拡大を目指します。
④ 財務体質の強化
・営業キャッシュ・フローによる有利子負債の返済を推進します。
・各金融機関との良好な関係を維持し、また、出光興産株式会社とも連携し、財務内容の安定化を図ります。
・事業投資・研究開発投資・設備投資を支えるための資金調達方法の多様化を図ります。
⑤ コーポレートガバナンス体制の整備
・「会社法の一部を改正する法律」(2014年 法律第90号)の施行に伴い、新たに監査等委員会設置会社への移行が可能となったことから、当社の取締役会の監督機能の強化によるコーポレートガバナンスの充実を図るため、2016年6月29日より会社機関設計を監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行致しました。
今後は、機関設計変更による成果を着実に上げるよう取り組みます。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E21969] S10080C3)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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